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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.01.07
2019.12.25

【iedgeライター推薦】自腹で買った2018年ベストバイIoTガジェット5選

記事ライター:Yuta Tsukaoka

気付いたらすごい量の製品を買っている

このiedgeで記事を書くようになってから8ヶ月ほどになるのだが、その間に私が買ったホームIoTデバイスはなかなかの数になっている。

もちろん、記事で紹介しようと思って買ったものもあるし、プライベートで買ったものもあるがすべて自腹だ。 ――iedge編集部がケチなのではなく、記事にしたあと自分で使いたいと思えるものしか買っていないことの証拠だと思ってほしい。

では、2018年に買ったIoTガジェットの中から5つ、自信をもって薦められるものを紹介しよう。

残念賞 SONOS BEAM


(撮影:Yuta Tsukaoka)

まず、残念賞としてAlexa搭載のサウンドバー、SONOS BEAMを紹介したい。

鳴り物入りで日本進出したSONOSだが、全体として高価であるし、個性のない素直な音には好き嫌いがあるので思ったほど話題にはなっていない。が、サウンドバーになっている本製品は付加価値が高いので考慮に値するだろう。

詳しいレビュー記事を2本(※)書いているので、そちらを読んでもらえると買うべきかどうか判断できると思う。少ない文字数でおすすめするのなら、あなたの家にいまサウンドバーがなく、リビングにAIスピーカーがほしいと思っていて、それに5万円の出費を許せるなら、買いだろう。

(※)
開封&設置レビュー:ついに日本発売!SONOS Beamは使い勝手のいいサイズ感
使用感レビュー:SONOS Beamは「買い」なのか?

逆に言えば、いまの条件のうち1つでも外れるなら買わなくてもいいと思う。私はたまたま、この条件すべてに当てはまったので、まぁ満足している。

しかし、5万円あればBOSEやSONYのサウンドバーとAIスピーカーを買ってもお釣りがくるのもまた、事実だ。

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さっそくランキングへ!

第5位 Echo Dot


(画像引用:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06ZYTTC4P/ref=oh_aui_detailpage_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

さて、ここからがランキングだ。まずはAmazonのAIスピーカー入門機を第5位としたい。

とにかく価格が手頃だし、それでいてAlexaの使い勝手は当然ながら上位機種と遜色ない。音はイマイチだが、EchoシリーズはBluetoothで外部スピーカーに繋ぐことができるので問題にならないだろう。

あえて難点を述べるとすれば、すべすべとした筐体がインテリアに馴染まない。しかしその点も新機種である第3世代のEcho Dotでは解決されている。また、最近になってApple MusicSpotify Premiumにも対応したため非常に使い勝手が良くなった。おすすめだ。

第4位 Google Home mini


(画像引用:Googleストア)
https://store.google.com/jp/product/google_home_mini

しかし、AIスピーカーの入門機としてはGoogle Home miniのほうが使い勝手は上だ。また、しょっちゅう半額セールをやっており、こちらのほうが安く入手できるだろう。

大事なポイントとして、基礎的なAIの能力がAlexaよりもGoogle Assistantのほうが優れているというのが挙げられる。Alexaが「よくわかりません」と答えるような場面でもGoogle Assistantなら答えてくれることも多く、使いやすい。

しかし、音という点ではやはり、筐体の小ささからやや劣る。Echo Dotよりはマシという程度だ。それでも第4位に推したのは、私がオールドミュージックファンだからである。ちょうど、古いプレイヤーから流れてくるような音なのだ。

第3位 Nature Remo

Nature Remoの商品画像
(画像引用:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06XCQFP96/ref=oh_aui_detailpage_o07_s00?ie=UTF8&psc=1

これは、日本初のホームIoTガジェットとしてかなりの売れ筋なので持っている読者も多いかもしれない。第3位はNature Remoだ。

自宅を自動化・半自動化しようと考えたとき、まずつまづくのが「リモコン操作する家電をどう動かすか」である。テレビはChromecastから操作することが可能だが、エアコンやサーキュレーター、ロボット掃除機、シーリングライト、空気清浄機といった製品を自動化するためには、それそのものを買い換えるか、このNature Remoを導入するかという選択肢しかない。

Nature Remoのようなスマートリモコンはいくつか種類があるが、テレビのチャンネル操作やエアコンの温度調整のようなきめ細かい操作を実現し、しかも温湿度・照度センサーを備えているのは本製品だけである。自信をもって薦めよう。

第2位 Echo Spot

Echo Spotの商品画像
(画像引用:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B074BJRPT9/ref=oh_aui_detailpage_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

文句なしに買ってよかったと思えた数少ない製品のひとつが、このEcho Spotだ。値段も手頃だし、なによりAIディスプレイの便利さを十分に知らしめてくれた。

いま、私のデスクにはGoogle Home miniとこのEcho Spotが置かれているが、前者は使っていないときは「ハイテクそうなアンパン」としか形容しようのない見た目であるのに対し、こちらは使っていなくても置き時計として、ニュースディスプレイとして機能する。

というより、Echo Spotは向こうから能動的に働きかけてくれるので、AIスピーカーのように「使うもの」ではなく「いつもそこにいるアシスタント」という印象が強い。

デスクに置いてもじゃまにならないサイズ感でもあるので、強くお薦めする。

第1位 IKEA TRÅDFRIシリーズ

TRÅDFRI(トロードフリ)の
(撮影:Yuta Tsukaoka)

今年買ったものの中で、圧倒的な第1位がこれだった。IKEAのスマート照明、TRÅDFRI(トロードフリ)シリーズである。なにより価格が安く、家中の照明を差し替えるとしたらPhilips Hueと比較して少なくとも数万円は節約できるはずだ。

そして、安いのに機能は十分でまったく見劣りしない。Zigbeeゲートウェイ、各種照明、コントローラーなどすべて揃うし、デザインもなかなかのものだ。(ただし、現時点でリボン照明がラインナップされていないことだけは残念だ)

いまからスマート照明を導入しようと考えている読者は迷わずIKEAに行こう。

まとめ

手のひらに並べた硬貨を見ている男性

2018年は、ちょっと計算したくないくらい、いろいろなものを買った。全体として「ホームIoTの基本セット」が揃い始めたという印象で、2019年にはもっと意欲的で面白い製品が発売されるだろう。

私は、今年も財布の紐をゆるめて生きていく所存である。

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