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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2018.12.01

2019年はこうなる!? ホームIoTに訪れる3つの変化を大予想

記事ライター:Yuta Tsukaoka
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まさにIoT元年だった2018年

IoTガジェットと文房具がデスクに並ぶ様子

今年、2018年はホームIoT元年と呼ぶにふさわしい1年だった。2017年の終わりに日本発売となった「Google Home」と「Amazon Echo」が順調に出荷され、それに合わせてIoTガジェットもたくさん発売され、多くの人がホームIoTにふれることのできる1年だったと言えるだろう。

しかし、日本でのAIスピーカー普及率はわずかに5%(アクセンチュアによる2018年4月の調査)。一般の消費者にひろく普及するのは2019年からになるだろう。

そこで、2019年に実現するであろうホームIoTの未来図を予想してみた。

予想1:無電源センサーの開発ラッシュ

資料を見ながら話し合う二人のビジネスマン

YKK APの施錠センサー「ミモット」や、凸版印刷の圧力人感センサー「ロケーションフロア」の紹介記事でも触れたように、無電源センサーの流れがきている。設計段階から機器を埋め込む「IoT住宅」ならともかく、一般家庭でホームIoTを実現しようと思うと、どうしてもセンサーを「後付け」することになる。そのときに問題になるのが電源なのだ。

人感センサーはもともとの設計が低電力のため、Zigbee規格で接続すれば単4電池2本で数年は稼働する。しかし、電池ボックスを確保するためにサイズは犠牲になってしまう。かと言って、家中に電源ケーブルを引き回すのも気が進まない。そこで、生活の中で発生する振動や温度差、太陽光などで「自己発電」するセンサーが多く登場するだろう。

すでに記事にした「ミモット」は鍵を開け締めする振動で、「ロケーションフロア」は人が移動する際の圧力で自己発電する。これに類するアイディアが多く生まれるに違いない。たとえば、窓に貼り付けるようにして太陽光で発電する照度センサー、排水口やトイレタンクに取り付けて水流で発電する見守りセンサーなどだろうか。

予想2:多くのスマホでAIスピーカー化するスタンドが採用される

Google Pixel StandとGoogle Pixel 3(画像引用 Google/https://store.google.com/jp/collection/accessories_wall)

Google謹製のスマートフォン「Pixel 3」が今年の11月に発売された。さまざまな先進機能が詰め込まれたAndroidのフラッグシップ機だが、意外と注目されていないのが、専用スタンドに立てかけるとAIスピーカーとして利用できるようになる、という機能である。

多くの人にとって ――私からすると信じられないことなのだが、AIスピーカーを「買って」まで導入しようという気にはなれないらしい。この状況を嘆かわしいとまで言う気はないが、もったいないとは思う。AIスピーカーを開発している企業にとっては、なおさらそうだろう。

Pixel 3をAIスピーカー化するスタンドが登場したのも、これが理由になっているはずだ。また、Kindle Fireタブレットシリーズも同様のスタンドを米国で販売している。

スマホをスタンドに立てかけるとAIスピーカーになる仕組みを実現するには、スマホ側を非接触充電に対応させる必要があるが、これも広まってきたので、LGやファーウェイ、サムスン、ソニーなどのサードパーティなどでも一気に開発が進むと思われる。もしかするとAppleもiPhoneをHomePod化するスタンドを発売するかもしれない。

これが普及するのは、メーカー側の思惑だけではない。実際、一人暮らしであれば不在の自宅にAIスピーカーを置く意味はなく、サードパーティの参入でスタンドが安価になっていけば経済的な選択として積極的に採用されるだろう。
また、会社のデスクでスマホに話しかける姿が珍妙に映ることもなくなっていくかもしれない。

ともあれ、スマホをAIスピーカーとして利用するようになるのであれば、ユーザーシェアではもちろんGoogleアシスタントSiriに分があるだろう。2019年のAI勢力図が大きく引き直されるか、またはAmazonが過去のトラウマを乗り越えてまたスマホを作るか…。

予想3:IoT住宅が手に入りやすくなる

スマートホームのイメージ写真

予想1の「無電源センサー」に関連した話だが、大規模な工事を必要とせずにIoT化を進められる製品が多く出回り始めるので、IoT住宅が手に入りやすくなるだろう。

すでに一部の不動産デベロッパーや賃貸オーナーは「AIマンション」などと銘打ってスマート照明とAIスピーカーを設置しただけで部屋に付加価値をつけようとしているが、それでは消費者を満足させられなくなっていくし、もっと本格的になっていくはずだ。

「ミモット」や「ロケーションフロア」といった無電源センサーはもちろん、比較的工事の簡単なIoTドアキー、IoTリモコンは少ないコストで大きな効果を上げるので人気のリノベーションプランになるのではないだろうか。

その一方で、それらの機器に不具合が生じたときに大家が対応できないため賃貸向けサポートサービスを提供する会社も出てくるだろう。

2019年もiedgeをよろしく

「2018」と書かれたブロックを「2019」に変えようとしている男性の手元

というわけで、2019年にホームIoT関連で起こるであろう予想を書いてみた。どうだろう?当たりそうだと思うだろうか。

2019年もiedgeではホームIoTの最新情報、AIに関する考察などをお届けする予定だ。少し早いが、来年もぜひ読みに来ていただきたい。

では、良いお年を。

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