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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.08.20
2019.12.04

混戦状態の「小型スマートディスプレイ」どれ買えばいい?

記事ライター:Yuta Tsukaoka

こうしてiedgeを中心にいくつかの媒体でIoTツールについて執筆をしているので、我が家には自然と(ではなく買っているのだが)スマートスピーカーやスマートディスプレイが集まってくる。

Alexa搭載端末が5台、Google Assistant搭載端末が4台の計9台があり、うち稼働中なのが6台。
その中でも、最近急に増えたのが「小型スマートディスプレイ」だ。

左から、Echo Show 5(税込9,980円)、Nest Hub(税込15,120円)、Echo Spot(税込14,980円)、手前がLenovo Smart Clock(税込9,829円)

稼働している6台のうち、実に4台がスマートディスプレイになっている。

そう、まさに今「小型スマートディスプレイ市場」は大混戦状態。しかし、人知れず、だ。
今のところ、各社がベーシックラインを揃えたという状態で、まだまだ注目度は低い。しかし、私の予想ではスマートスピーカー市場は頭を打ち、スマートディスプレイこそが業界の牽引役になるはずだ。

今のところは「テックギークたちのもの」という印象が拭えないスマートディスプレイだが、このあたりで一旦整理してニーズ別に「買うならこれ」というスタンダードを整理しておいたほうがいいだろう。

まずは各製品のポジションを整理

 

オレンジ色の円はAlexa搭載端末、同じく青はGoogle Assistant搭載端末

価格と画面サイズでプロットすると、このようになる。
Lenovo Smart ClockとEcho Show 5が競合しているのが分かると思う。(ちなみに、左上「画面小・価格高」にプロットされたEcho Spotは終売予定と見られる)

どちらも「寝室」での利用シーンを打ち出している製品でコンセプトも似ている。
が、実際に使ってみるとこの2つには大きな違いがあることが分かった。では、次の章からニーズ別の「買うべき」製品を紹介しよう。

 次ページ >
低価格路線、寝室に置くならこれ

出費を抑えたいなら:Amazon Echo Show 5

「とりあえずお試しで使ってみたいので出費は小さい方がいい」という場合、Echo Show 5がおすすめだ。

価格だけで見るとLenovo Smart Clockのほうが100円少々安いのだが、こちらは完全に「スマート目覚まし時計」に特化しているので他のスマートディスプレイとは使い勝手が少々異なる。

Echo Show 5はAlexa搭載のスマートディスプレイとして基本機能を備えながら1万円を切っているので、エントリー機としてはぴったりだろう。

寝室に置きたいなら:Lenovo Smart Clock

寝室に置くなら、冒頭で「どちらも寝室での利用が想定されている」と紹介したうちの1つ、Lenovo Smart Clockだ。

Echo Show 5よりも一回り小さく、小さなベッドサイドテーブルに置きやすいというのもあるが、目覚まし時計として使うならEcho Show 5よりもいくつかの点で優れているのだ。

・背面にスマホ充電用のUSB-Aポートがある
・機能が限定されていて画面表示が見やすい
・本体の上面を「叩いて」アラームを止められる

特に最後のポイントが非常に良くて、Echo Show 5であれば「アレクサ、アラーム止めて…」と寝起きの第一声が必要になるところ、Smart Clockだと伝統的な目覚まし時計同様、叩くことでアラームが止まる

文字にしてみると大した違いに思えないだろうが、実際に利用してみると快適さが全然違う。寝室で「スマート目覚まし時計」として利用したいのなら、間違いなくLenovo Smart Clockがおすすめだ。

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リビングダイニング、デスクならこれ

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