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「結局、AIスピーカーって何ができるの?」という疑問へのシンプルな答えと葛藤

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家に遊びにきてくれた友人が必ず言う一言

こういう仕事柄、私の家には7台のAIスピーカーがある。

リビングにはAmazon EchoSONOS Beam、寝室にGoogle Home、仕事部屋にはGoogle Home mini、Pixel Standに乗せたPixel3、そしてAmazon Echo SpotAmazon Echo Dotが稼動状態だ。

そういう状況なので日常的にAIスピーカーを使っている。もちろん、友人が遊びにきたときもそうだ。

映画を見ようという話になれば「OK,Google、電気を消して」スナックをこぼした奴がいれば「アレクサ、掃除して」とりあえずジャスティスリーグでも観ようぜということになれば「OK, Google、ジャスティスリーグを再生して」

すると、何度目かでこう聞かれる。

「AIスピーカーって、何ができるの?」

AIスピーカーは「スマホ」と同じ

この質問にはいつも困る。AIスピーカー「だけ」では、天気予報を聞いたり目覚まし時計がわりに使ったり、簡単な質問に答えてもらったりということしかできないからだ。

しかし、友人からその質問が出るときに期待しているのは「AIスピーカーで“なにを動かせるの?”」であることは明確だ。であれば、答えは「いくらでも拡張できる」ということになるだろう。

これはスマートフォンに似ている。購入した状態のままでスマートフォンを使っていても、できることは限られる。電話やメール、SMS、検索くらいはすぐにでもできるが、たとえば運動のトラッキングをしようとか映画を見ようとかということになれば、アプリが必要になる。

これと同じように、照明を操作しようと思えばZigbeeゲートウェイとスマート照明が必要になるし、玄関キーを自動化したければNestなどのガジェットを買わなくてはならない。また、NetflixをAIスピーカーの指示でストリーミングしたければChromecastやスマートTVが必要だ。

つまり、アプリがそうであるように「自分の欲求に応じて装置を加えていく」と説明するとわかってもらいやすいだろう。

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