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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.04.09
2019.11.22

AIスピーカー(スマートスピーカー)とは?できることや各メーカーの特徴・価格を比較

記事ライター:iedge編集部

「AIスピーカー」または「スマートスピーカー」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。実際に製品は持っていなくても、CMなどで目にしたことがある方も多いことでしょう。

AIスピーカーは近年さまざまなメーカーが開発に取り組み、機能や価格、音質など、大きな違いが出てきました。そこで今回は、AIスピーカーの基本的な仕組みから具体的な用途、代表的なAIスピーカーの違いなどを紹介していきましょう。

現在AIスピーカーの購入を検討している方はもちろんですが、AIスピーカーとは何なのか、いまいちよく分かっていない方もぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

▼この記事でわかる!

  • AIスピーカーが”できること”
  • AIスピーカーが”できないこと”
  • 有名なAIスピーカーの特徴と価格

 

 

AIスピーカーとは何?

デスクに置かれたAIスピーカー(スマートスピーカー)

まずはAIスピーカーの定義から紹介していきましょう。AIスピーカーとはその名の通り、「AIアシスタントが搭載されたスピーカーデバイス」のことを総称するものです。スマートフォンの中にiPhoneやAndroid端末があるように、AIスピーカーにも複数のメーカーやブランドが存在します。

スマートフォンやパソコンの場合、キーボードやタッチパネルで物理的に操作するのが基本ですが、AIスピーカーはすべての操作を音声によって行います。そのため、両手が塞がっていてもAIスピーカーに話しかけるだけで操作が可能であり、さまざまな用途に活用されはじめています。

AIスピーカーの普及率

2018年12月時点、電通デジタルがインターネットで行った調査によると、日本国内におけるAIスピーカーの普及率は約6%。スマートフォンの普及率である約60%と比較すると、その差は歴然としていることが分かります。

一方で、アメリカにおけるAIスピーカーの普及率は40%を超えており、海外と日本国内では大きなギャップがあることも見えてきます。AIスピーカー販売元の大手であるGoogleやAmazonはご存知の通りアメリカ発のベンダーということもあり、これほどの差がついた大きな要因として考えられます。また、世界に先駆けてAIスピーカーの発売がされたということも普及率を伸ばした一因といえるでしょう。

AIスピーカーの主な用途としては、音楽鑑賞、天気予報、アラームなどが上位を占めています。

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AIスピーカーが”できること”

 

AIスピーカーのできること

AIスピーカー(スマートスピーカー)に話しかける女性

ここ数年の間にAIスピーカーのCMが放映されるようになり、AIスピーカーでできることがなんとなく理解できているという方も多いことでしょう。あらためてAIスピーカーで何ができるのか、具体的に紹介していきます。

1.音楽の再生

AIスピーカーの用途としてもっとも多いのが音楽再生です。「○○の○○という曲をかけて」というリクエストに応じられることはもちろんですが、「○○年代のヒット曲をかけて」、「ジャズをかけて」といったような漠然としたリクエストにも応じることができます。

AIスピーカーにおける音楽再生のベースとなっているは、各社が提供している音楽ストリーミングサービスです。たとえば、Google Homeの場合は「Google Play Music」、Amazon Echoの場合は「Amazon Prime Music」、LINE Clovaの場合は「LINE Music」などがそれに該当します。いずれも月額料金定額で聴き放題のサービスです。

2.情報収集(天気予報・ニュース)

AIスピーカーでは天気予報やニュースなど、さまざまな情報を聴くこともできます。「今日の天気は?」や「最新のニュースは?」といったように話しかけることで情報を収集できることはもちろんですが、「おはよう」と簡単な会話から当日のトピックスを読み上げる機能が搭載されたAIスピーカーもあります。

特に朝の忙しい時間、わざわざテレビをつけたりスマートフォンから情報を検索したりしなくても、声ひとつで簡潔に情報を読み上げてくれるAIスピーカーは、時間の有効活用にも役立つツールといえます。

3.動画連携

ディスプレイのないAIスピーカーと動画再生には関連性がないように思えますが、じつはテレビとの連携によって動画を再生する機能もあります。ほとんどのAIスピーカーではYouTubeに対応しており、音声で動画を呼び出すことが可能。

また、たとえばAmazon Echoの場合はAmazon Prime Videoに対応していたり、Google Homeの場合はNetflixにも対応していたりと、各社でオリジナリティを追求しています。

ちなみに、音声のみで動画検索が可能ということは、スマートフォンやパソコンの操作に慣れない高齢者や小さな子どもにとっても有効なツールといえます。

4.家電製品との連携

数あるAIスピーカーの機能のなかでも注目を集めているのが、家電製品との連携です。照明やエアコン、テレビなどの家電製品を音声でコントロールすることができ、リモコンで操作する必要がなくなります。

基本的には音声コントロールに対応している家電製品を選ぶ必要がありますが、最近ではAIスピーカーと家電製品の間に専用のコントロールデバイスを接続することで操作が可能なものも登場。赤外線リモコンを使用する家電製品であればAIスピーカーとの連携が可能で、手持ちの家電をIoTデバイスとして使用することができます。

5.ネットショッピング

Amazon Echo限定の機能となりますが、Amazonと連携してネットショッピングを楽しむことができます。CMで目にしたことがある方も多いと思いますが、「○○を注文して」と話しかけるだけで目的の商品をオーダーすることが可能です。

ちなみに、Amazon Echoでショッピング機能を利用するためには、Amazonプライム会員である必要があります。ネットショッピングを頻繁に利用する方であれば、送料無料やお急ぎ便など利便性の高いサービスでもあるため、検討してみるのも良いでしょう。

このように、一口にAIスピーカーといってもさまざまな活用方法があり、メーカーによっても提供仕様が変わる機能があります。

 

 

AIスピーカーとスマートスピーカーは同じもの?

AIスピーカー(スマートスピーカー)を操作する男性

AIスピーカーと似た呼称として「スマートスピーカー」というものがあります。じつはこの両者に大きな違いはなく、AIスピーカー=スマートスピーカーという認識で問題ありません

しかし、日本国内ではAIスピーカーという呼称が一般化しつつありますが、海外ではスマートスピーカーという呼称が一般的です。また、GoogleやAmazonなど、大手メーカーではいずれもAIスピーカーではなくスマートスピーカーとして販売しています。

その理由としては、「AI」と呼ぶにはまだまだ機能が限定的であるということが挙げられます。あらかじめ定義された言葉に対しては反応するものの、複雑な内容のコミュニケーションはまだまだ難しいという現状があります。人間と会話しているようなスムーズなやり取りにはもう少し時間がかかるため、現状の機能では真のAIと呼べないのかもしれません。

しかし、AIスピーカーもスマートスピーカーも、どちらが正しいという厳密なルールはなく、日本国内においては同じ物を指す呼称として使用されている言葉です。

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AIスピーカーに得意・不得意がある理由

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