2019年7月29日、私の住んでいる東京でもようやく梅雨明け宣言が出て、その翌日には東北南部も梅雨明け。
まもなく日本列島に令和最初の夏がやってくる。
というわけで、インドア派にもアウトドア派にも使える「夏に役立つIoTガジェット・スマート家電のベスト5」をお届けしよう。
第5位 ウェアラブル紫外線センサー「MY SKIN TRACK UV」
ラロッシュポゼ「MY SKIN TRACK UV」6,800円(税別)。Apple.comおよび一部のApple Storeで販売。
日焼けのしやすさや、肌質などを登録しておくと、日々の紫外線量に応じたアドバイスをプッシュ通知してくれる小さなガジェット。
日焼けはもちろん、皮膚ガンのリスクを考えても夏には紫外線が特に気になるもの。
外出のとき、シャツやカーディガンにさっと着けておくだけでいい気軽さもこの製品のポイントだ。
国内ではAppleが取り扱っているが、NFC対応のスマホであればAndroidでも使える。
行楽シーズンに外出の多くなる人はもちろん、たまにしか外に出ないインドア派も身につけておくと安心だろう。
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充電不要のウェアラブル紫外線計測センサー「MY SKIN TRACK UV」
第4位 Fitbit Ionic
Fitbit Ionic 27,821円(税込み・執筆時点のAmazon価格)/手前は防水のブレスレット型USB-Cケーブル「NILS」
もう来てしまった夏をなんとか楽しむためにダイエットを考えている読者もいるだろう。
そんな人にはこのFitbit Ionicがおすすめだ。
スマートトラッカーのメーカーとして有名なFitbitは昨年、スマートウォッチメーカーの「Pebble」を買収して本格的なスマートウォッチの販売を開始した。そのフラッグシップモデルである。
運動のトラッキングはもちろん、Apple Watchのような通知機能も備えている。また、気が利いているのが「運動通知」機能。
健康のために1時間につき250歩以上歩くように通知をしてくれる。煩わしく思えることもあるが、座り仕事の読者にとってはありがたい機能だろう。
また、もちろん防水で水泳などのウォーターアクティビティでも運動量を計測可能なのも夏向きだ。
第3位 SENNHEISER MOMENTUM True Wireless
SENNHEISER(ゼンハイザー) MOMENTUM True Wireless 34,650円(税込・執筆時点のAmazon価格)
音楽好きの読者には、こちら「SENNHEISER MOMENTUM True Wireless」がオススメ。
こだわりの音質を追い求めてヘッドフォンを使っている人も多いと思うが、夏はとにかく蒸れて不愉快だ。
実は私も去年の夏まではヘッドフォン派で、SENNHEISERのHD 25-1 IIを使っていた。
が、やはり耳が蒸れるのが不愉快で夏場は外で音楽を聞くのを諦めていたほどだ。
そこで、これ。
音質はさすがSENNHEISER、文句なし。しかもカナル型のワイヤレスなので耳が蒸れる心配はまったくないし、ケースも小さくジーンズのポケットにねじ込めるサイズ感。
冬場と違い、着ている服に収納が少なくても邪魔にならないのが素晴らしい。
また、右耳を軽くタッチすると接続されたスマートフォンに搭載されたAIアシスタント(iPhoneならSiri、AndoroidならGoogle Assistant)が立ち上がる。次の予定へ急ぎながら軽く右耳に触れて「渋谷駅までのルートは?」と聞けばイヤホンに答えが返ってくる。思いの外、楽しいし快適だ。
なお、汗で壊れるほどヤワではないようだが防水にはなっていないのでご注意。プールや海に入る前には外しておこう。
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完全ワイヤレスイヤホンの決定版!SENNHEISER MOMENTUM True Wirelessレビュー(前編)
完全ワイヤレスイヤホンの決定版!SENNHEISER MOMENTUM True Wirelessレビュー(後編)
第2位 NETGEAR ORBI Micro
NETGEAR Orbi Micro 22,018円(税込・執筆時点のAmazon価格)
暑い夏はわざわざ外に出ないで家でNetflixを見て過ごしたい!という読者にはこちら「NETGEAR Orbi Micro」。
私もそのタイプなのでよく分かる。
Netflixなどの動画配信サービスを使っていると、ときどき回線の遅さにイライラさせられることがあるだろう。
そんなときにはプロバイダやインターネット回線の再契約を検討する前に、これを買ってみよう。多くの場合、解決すると思う。
Orbiはメッシュネットワークに対応したWi-Fiルーター。
メッシュネットワークを構築しようとすると、これまでは4〜6万円ほどの出費が必要だっただけにこの価格は格安と言っていいだろう。
涼しい部屋で快適なホームシアターを楽しもう。
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ホームIoTを快適にするために「orbi」でメッシュネットワークを導入してみた(前編)
ホームIoTを快適にするために「orbi」でメッシュネットワークを導入してみた(後編)
第1位 Nature Remo
映えある第1位は、Nature Remoだ。
いわゆる「スマートリモコン」と呼ばれる製品で、日本発のIoTガジェットとしては相当な売れ筋なので知っている読者も多いのではないだろうか。
リモコン(IR)で操作できる家電なら全てこれで操作することができ、さまざまな条件付けでの自動操作にも対応している。
たとえば、帰宅前に家を冷やしておきたいという場合、帰宅時間を設定しておいて自動でエアコンを起動することもできるし、位置情報から指定することもできる。
また、ペットや子どもだけを家に残している場合などに、内蔵された温度センサーを利用して「◯℃以上になったらエアコンをつける」ということもできるので利用シーンは多いだろう。
左が室温をトリガーにする場合の設定画面、右が位置情報。
設定画面はこのようにシンプルだ。
位置情報の場合、帰宅まで10分程度の場所を指定しておくと、ドアを開ければ涼しい部屋が待っている。
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【賃貸OK】実例でわかる・すぐできる自宅IoT! vol.5 ― 自動化編 ―
ガジェットで夏を快適に
いかがだっただろうか。
時代が変わっても、夏が暑いことは変わらない。
であれば、テクノロジーで快適に過ごすに越したことはないはずだ。その手助けになれば嬉しい。
では、良い夏を!