家電を自動化してAIスピーカーを活用しよう
MMD研究所が10月22日に発表した調査結果によると、日本のAIスピーカー普及率は、わずか4.2%だという。一方、アメリカでは50%を超えるという調査結果もあり、大きな開きに驚きを感じる。
しかし、アメリカでそこまでの普及率があるということは、日本でもこれから大きく普及する可能性を秘めているだろう。そして、iedgeを読んでくれているということは、あなた自身はすくなくともこの分野に興味があるのだと信じている。
そこで、今回の記事ではAIスピーカーを導入する人の多くがまず取り組む「家電の自動化」について、3万円以内で実現可能なプランを提案したい。CMでよく見る「Alexa、テレビつけて」「OK Google、おやすみ」といったアクションはすぐにできるようになるはずだ。
まずはAIスピーカー
とにもかくにも、これがないと話にならない。おすすめのホームIoTガジェットを5製品紹介する前に、まずはAIスピーカーをおすすめしておきたい。
トータルで3万円以内という縛りなので、以下の2製品がいいだろう。
(画像引用元:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0792H37RZ/ref=fs_ods_fs_aucc_don?th=1
画像引用元:Google)
https://store.google.com/jp/product/google_home_mini
1つ目がAmazonのAlexaを搭載した「Echo Dot」、2つ目がGoogle Assistantを搭載した「Google Home mini」だ。価格はそれぞれ5,980円と6,480円(価格は執筆時点のAmazon価格か公式価格の安い方。以下全て同じ)で、いま手に入るAIスピーカーではもっとも安価なふたつである。
しかも、どちらも入門機として頻繁にセールになるので手に入れやすい。特にGoogle Home miniは頻繁に半額セールをしているので狙い目だろう。
機能には細かな違いがあるが、この記事で紹介していくホームIoT機器はすべてどちらにも対応しているので、好みで選んでもいい。少し前の記事になるが、私の書いた「AmazonEchoとGooleHome 秘書として有能なのはどっちだろう」も参考になるかもしれない。
リモコン機器の自動化
さて、ホームIoTガジェットの紹介に移ろう。
まずはあなたの家にある家電を見回してほしい。リモコンで動くものがほとんどではないだろうか?たとえば私の家では、エアコン・オイルヒーター・ロボット掃除機・テレビ・サーキュレーター・天井のシーリングライトがリモコンで動作する。
これらを一つ一つIoT対応製品に買い換えていくのは、正直に言って現実的ではない。数十万規模の買い物になるし、そもそも対応していない製品も多いためだ。
そこで、次に持つべきなのがこれ。
(画像引用元:Amazon)
https://nature.global/
「Nature Remo mini」(7,538円)である。リモコン信号の受発信機が内蔵されていて、事前に読み込ませた信号を条件に合わせて発信させることができる。いわば、IoTリモコンだ。
たとえば、内臓の温度センサーと連動させて「室温が18℃以下になったらエアコンをつける」とか、時間と連動させて「日没時刻になったらリビングのライトを点ける」とか、そういった操作が可能になる。
もちろん、AIスピーカーへの呼びかけによってテレビなどのオンオフも可能だ。これさえあれば、家にある家電の7割は操作できるようになるのではないだろうか?
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