IoTガジェットはシリーズで揃えるのが結局、無難
※画像はイメージです
私は仕事柄、さまざまなIoTガジェットを持っている。
Nature Remoもあるし、IKEAのトロードフリシリーズ(スマート電球)、テープライト、間接照明もある。スマートプラグもあれば、ネットワークカメラもある。AIスピーカーに至っては5台もあり、その上、SONOS Beamまである。
最初に書いたように、仕事柄なのでこれがある意味で「異常」であることは私もわかっているが、遠くない未来に多くの家庭が我が家と似た状況になるであろうこともまた、同じように確信している。
AIスピーカーで照明や家電を操作する利便性はもちろん、外出先からエアコンを操作したり、「行ってきます」の一言で家中の照明を漏れなく消してくれる便利さは明らかに従来の家電を上回っているからだ。
しかし、問題もある。
照明やエアコンなどのホームコントロールはAIスピーカーから一括で行えるとはいえ、それぞれを設定する際にはアプリがバラバラで手間だし、トラブルがあったときにも対処の方法が異なる。
このトラブル時の対応がIoT製品の最大の弱点で、ある日など帰宅してみたらリビングのシーリングライト(Nature RemoからIR信号でオンオフしている)が点けられずに妻が真っ暗な部屋で食事していた。
Nature Remoを再起動することで状況は回復できたが、これはある程度の知識をもった人が自宅にいないと対処できないということもまた、象徴している。
そういった点を考えると、管理するアプリはひとつにまとまっている方がいい。誤解している人も多いだろうが、AIスピーカーのスマホアプリ(Google HomeやAmazon Alexa)は機器の操作はできても各機器の追加やトラブルシューティングはできない。
それは各種アプリへ個別にアクセスしなくてはならず、そのためにはどの機器がどのアプリで管理されているかを把握する必要があるだろう。
ちなみに、これが私のスマートフォンにインストールされているIoT関連のアプリだ。
左上から、
- Google Home
- Amazon Alexa
- Anova(低温調理器の管理アプリ)
- TRÅDFRI(IKEAのIoT照明管理アプリ)
- eHome(仕事部屋にあるIoTリモコン eRemote miniの管理アプリ)
- Smart Life(リビングの間接照明と仕事部屋のスマートプラグの管理アプリ)
- Sonos(リビングで使っているスマートスピーカーの管理アプリ)
- Remo(リビングで使っているIoTリモコン Nature Remoの管理アプリ)
- Wyze(防犯用のネットワークカメラの管理アプリ)
である。うんざりする。
最初に書いた「IoTガジェットはシリーズで揃えるのが無難」という私の意見が、実体験から出ていることには同意してもらえるだろう。少なくとも。
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