iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.08.26
2019.11.27

Oculus Rift SとOculus Quest、どっちが買い?同時発売のVRヘッドセット2つを比較してみた

2019年5月21日、Oculusから2つの新型VRヘッドセットが発売されました。価格も同じ、性能も似ているように見える「Oculus Rift S」と「Oculus Quest」ですが、使い勝手は大きく異なるようです。

記事ライター:iedge編集部

Oculus Rift SとOculus Questのスペックを比較

Oculus Rift S

Oculus Quest

2機種のスペックを比較してみましょう。

Oculus Rift S Oculus Quest
価格 49,800円 64GB:49,800円

128GB:62,800円

ディスプレイ 液晶 有機EL
解像度 2560×1440 2880×1660
リフレッシュレート 80Hz 72Hz
視野角 110度 100度
外部センサー 不要 不要
重さ 約550g 約470g
PC接続 不要
トラッキング方式 インサイドアウト方式(6DoF) インサイドアウト方式(6DoF)
コントローラー Oculus Touch Oculus Touch

共通する点として、どちらのVRヘッドセットもインサイドアウト方式を採用しています。インサイドアウト方式とは、ユーザーの位置や動きを計測するセンサーをヘッドセット自体に搭載するというもので、外部センサーを室内に配置する必要がありません。

また、Oculus Rift S、Oculus Questのどちらも6DoF対応のVRヘッドセットです。DoFとはDegree of Freedom(自由度)の略称で、VRにおいては対応できる動きの方向の数を表します。

6DoFは、頭の前後の傾き、左右の傾き、回転、体の上下、左右、前後の動きに対応しているので、VR内でしゃがんだり、ジャンプしたり、歩き回ったりといった動きが可能です。

コントローラーも同じ「Oculus Touch」を使います。Oculus Touchは、プレイヤーの細かい手の動きVRに再現することができるモーションコントローラーです。プレイヤーは物を掴んだり、ハンドサインをしたり、引き金を引いたり、色々なことができます。

 次ページ >
どちらを買うべき?選ぶポイントは?

 

グラフィック性能を取るならOculus Rift S

Oculus Rift Sは、PCとの接続が必須です。PC接続型の利点は、接続されたPCのGPUを使用するため、より高画質、ハイクオリティなVRを楽しめることでしょう。

Oculus Rift Sのデメリットとしては次の2つが挙げられます。

PCとVRヘッドセットをケーブルで繋がなければならない

例えばダンスやスポーツのゲームなど、体を大きく動かすものではケーブルが絡まったり、引っ張られたりすることがあるかもしれません。

VR対応の高スペックなPCが必要

Oculus Rift SとOculus Quest(64GBの場合)自体は同じ値段ですが、対応する高スペックPCを持っていない場合は、別途購入しなくてはなりません。

推奨スペック 最低スペック
グラフィックカード NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480 以上 NVIDIA GTX 1050Ti / AMD Radeon RX 470 以上
CPU Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 Intel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200, FX4350 以上
メモリー 8GB以上 8GB以上
OS Windows 10以上 Windows 10以上
ディスプレイ出力 DisplayPort 1.2

miniDsiplayPort

DisplayPort 1.2

miniDsiplayPort

USBポート USB 3,0 1つ USB 3,0 1つ

 

身軽さならOculus Quest

Oculus Questには、次のようなメリットがあります。

・ ケーブルがないので、激しく体を動かすゲームに向いている
・ PCが必要ないスタンドアロン型

しかし、グラフィック性能や、リフレッシュレートはOculus Rift Sに劣ります。グラフィックの美しさや、映像のなめらかさにこだわるならOculus QuestよりOculus Rift Sを選ぶべきでしょう。

 

Rift SとQuest、どっちを選ぶ?

最高クオリティのVR体験を求める方、高スペックのPCを持っている方はOculus Rift S、高スペックPCを持っていない方、身軽にVR体験を楽しみたい方はOculus Questを選んではいかがでしょうか。どちらのVRヘッドセットも、あなたに感動のVR体験を提供してくれるでしょう。

Oculus(オキュラス)シリーズについてより詳しく知りたい方はこちら

関連記事

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

トラックボールとは?知れば知るほど根強い愛用者がいる理由がわかる!

パソコンでカーソルを操作するデバイスは、マウスだけではありません。トラックボールというデバイスがあります。多くの人が使っているわけではありませんが、根強いファンがいます。人によっては、トラックボールが ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.08.24

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.