クリエイティブな発想や、集中力の持続、モチベーションや気分の維持において欠かせないのが、良質な睡眠です。誰しも毎日時間をかけるものだからこそ、甘くは見られないもの。昨今は、睡眠をトラッキングするアプリなども続々登場しており、その重要性にあらためて注目が集まっています。
本記事では、睡眠時の「体温」の観点から睡眠の向上を狙うデバイスを紹介します。
睡眠時の体温調節を制する者が、快眠を制する
BedJet社は2014年にアメリカ・ロードアイランド州で創業された会社で、寝室および睡眠体験の再考を掲げています。同社がクラウドファンディングで出資者を募り、開発したのが、BedJet3というベッドの温度管理に特化したデバイスです。
(クラウドファンディングページより)
人の体温は、寝ている間にも絶えず変化します。一般的に眠りに入る時には、手足から外界に熱を逃がすことで、体の内部の温度が低下します。BedJet社はこの生物学的リズムに着目し、掛け布団の温度を調整することで寝ている間の体温のコントロールを最適化するデバイス、BedJet3を開発しました。
同社は、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health)と、オランダ神経科学研究所(the Dutch Institute for Neuroscience)のサポートのもと、睡眠時における体温変化の研究を行い、適切なタイミングで、ある適切な体温に保たれることが快眠の鍵であることを発見しています。
この結果を基に、BedJet3はより早く、より深い睡眠に導き、朝もすっきりと起きられるようにベットの温度を調整するセンサーを開発。ベッドルームの室温の変化も考慮して調節を行います。前日の夜の睡眠データを反映した、よりパーソナルな調整モードに加え、温度調節を自分で変更してカスタマイズすることも可能です。
ダブルベットにも対応!