Google Home対応のスマート家電を使う
現在、スマートフォンによる操作やGoogle Homeなどのスマートスピーカーなどに対応したスマート家電が増えています。そうした家電は、Google Homeと直接連携させることが可能です。
例えば、Wifi内蔵型のスマートライト(照明)なら、Google Homeのアプリを通してGoogle Homeと連携させることができ、Google Homeに「ねぇ、Google Home、ライトつけて(消して)」などと話しかけるだけで電気のオン・オフ操作ができます。電気の明るさや照明の色を変えられるなどの機能を持つ製品も多いです。
でも、Google Home対応の家電製品を揃えている人は少ないでしょう。そこで、次の項目からは、Google Home非対応の電気製品をコントロールする方法を解説します。
スマートリモコンで電気製品を操作する
スマートリモコンは、さまざまな家電に同梱されている赤外線通信対応のリモコンを1台に集約できる便利なアイテムで、「学習リモコン」とも呼ばれます。
あくまで赤外線リモコンで操作できる機器が対象となりますが、スマートリモコンを経由することで、Google Homeなどのスマートスピーカー非対応の電気製品も音声でコントロール可能になります。
温度センサーや湿度センサー、照度センサー、人感センサーなど、さまざまな環境センサーを搭載している製品もあり、温度や湿度、明るさ、家に人がいるかなどに応じて、自動で電気製品をコントロールするという使い方もできます。
赤外線通信で操作できる電気製品には、テレビ、オーディオ機器、エアコン、照明などがありますが、スマートリモコンとGoogle Homeを連携させれば、音声でそれらの電気製品をすべて操作できることができますので、とても便利です。
ちなみに、Google Homeと連携できるスマートリモコンには「ラトックシステム」の「スマート家電リモコン」、「LiveSmart」の「Ls Mini」、「LinkJapan」の「eRemote」、「Nature」の「Nature Remo」、「SOCINNO」の「sRemo-R2」、「ORVIBO」の「Magic Cube」などがあります。
スマートプラグで電気製品を操作する
スマートプラグは、Google Homeなどスマートスピーカーと連携させることにより、音声でプラグの通電をオン・オフにできる製品です。
コンセントに差すと勝手に電源が入る電気製品にしか使えないので、スマートリモコンよりも汎用性が低いですが、間接照明、電気こたつ、扇風機、換気扇、電気蚊取などをスマート化できます。中には、電気使用量を測れるという便利な機能が搭載されているスマートプラグもあります。
Google Homeとの連携に対応しているスマートプラグには、「Meross」の「2ピンスマートプラグ MSS110」、「TP-Link」の「WiFiスマートプラグ」などがあります。
ボタンロボットで電気を操作する
ボタンロボットとは、人の指に代わって家電などのボタンを物理的に押してくれる装置です。Google Homeに対応したボタンロボットであれば、ボタンで操作する電気製品をGoogle Homeでコントロールできるようになります。
タイマー機能、静電式(タッチ式)のボタンにも対応、押す高さの調整が可能、押すだけではなく引く動作にも対応といった、さまざまな機能が搭載されたボタンロボットもあります。
ただし、ボタンで電源をつける電気製品にしか使えませんし、家電1つにボタンロボットも1つ必要ということで、いくつもつけると費用がかさんでしまうというデメリットがあります。
とはいえ、音声で操作できるスマートさがありながらも、物理的にボタンを押すというアナログな一面もあり、とてもおもしろい製品と言えるでしょう。
ボタンロボットの製品には、「Naran」の「マイクロボットプッシュ」、「Reshare」の「スイッチボット」などがあります。ただし、Google Homeと連携させるには、ハブ製品が別途必要になります。
今回はGoogle Homeで、スマートリモコン、スマートプラグ、ボタンロボットなどを使用し、家中の電気製品を操作する方法について見てきました。あなたも、ご自宅をスマートホーム化して、便利で快適な生活を送ってみてはいかがでしょうか?