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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.04.24
2020.01.19

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)を徹底比較!どの製品を購入するのがベスト?

2017年秋ごろから、日本国内で販売が開始したスマートスピーカー。対応する家電製品が続々とリリースされるので、スマートスピーカーの購入を検討する人もいるでしょう。
現在、Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)が、スマートスピーカーとして人気を博しています。そこで購入するならAmazon EchoとGoogle Homeのどちらがベストか、徹底比較しました。

記事ライター:iedge編集部

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)のラインナップの比較から

Google Homeは、標準サイズのGoogle Home(グーグルホーム)/15,400円と、小型サイズのGoogle Home Mini(グーグルホームミニ)/6,600円の2種類を揃えています。ラインナップ数の少なさから、どの製品を購入すべきか比較的分かり易いといえます。

Amazon Echo(アマゾンエコー)は種類が豊富です。

標準サイズのEcho第3世代(エコー)/11,980円、小型サイズのEcho Dot第3世代(エコードット)/5,980円のほかに、Echo Studio(エコースタジオ)24,980円、Echo Flex(エコーフレックス)/2,980円、Echo Plus第2世代(エコープラス)/17,980円、そしてEcho show(エコーショー)/27,980円などがリリースされています。

最上位機種のEcho Plus(エコープラス)や、ディスプレイを搭載したEcho Show(エコーショ―)など、それぞれ特徴が異なるためAmazon Echo内で比較するのも困難です。

※ランナップおよび価格はすべて、2019年12月の調査時点で公式サイトに掲載されていたものです。価格はセールなどで変動する可能性があるため、最新情報は公式サイトにてご確認ください。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)の音質を比較

音楽をスマートスピーカーで聴きたいユーザーにとって、気になるのが両製品の音質の比較でしょう。Amazon Echo、Google Homeともに、高価になるに従い、音質は高くなります。

標準サイズのAmazon EchoとGoogle Homeの音質を比較すると、Google Homeはやや低音寄りでこもる傾向があるのに対し、Amazon Echoは音のバランスが取れているという評価です。

ただし、Google Homeには特定の周波数を上下させて音質を変えるイコライザー機能が搭載されていますので、自分で音質を調整することも可能です。

一方Amazon Echoでは、パワフルな重低音が楽しめるEchoシリーズ用のサブウーファー「Echo Sub(エコーサブ)」がラインナップに加わっています。低音を重視する方は、Amazon EchoのほかにEcho Subを購入するのがベストかもしれません。

 

両製品で利用可能な音楽サービスを比較

Amazon Echo及びGoogle Homeで音楽を聴く場合に、気になるのが音楽サービスの充実度でしょう。

Google Homeでは、有料版のGoogle Play Musicが提供されており、個人プランなら月額980円で3,500万曲以上もの音楽を楽しめます。無料音楽配信サービスのSpotifyでは、4,000万曲以上の楽曲が配信されています。

一方Amazon Echoは、Amazonのサービスと連携しています。たとえばAmazonプライム会員なら、追加料金なしで200万曲が楽しめます。6,500万曲以上が聴き放題のAmazon Music Unlimitedは、プライム会員が月額780円、非会員が980円で利用可能なほか、Echo端末1台で利用できるEchoプラン(月額380円)も登場しています。

両者の音楽配信サービスを比較すると、Google Homeには無料で曲が聴けるメリットが、Amazon Echoには低額で多くの曲を利用できるメリットがあるといえます。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)の基本性能を比較

スマートスピーカーの最大の特徴と言えば「AI音声アシスタント」です。Amazon Echoには「Alexa(アレクサ)」、Google Homeには「Googleアシスタント」と名付けられたAIが搭載されています。

どちらも音声コマンドを実行してくれるもので、使えば使うほどユーザーの好みを覚え、より迅速かつ的確に応答してくれるようになります。

基本性能だけで単純比較するのは難しいですが、Amazonで買い物をすることが多い方はAmazon Echo、Googleサービスをよく利用する方はGoogle Homeが向いているのではないでしょうか。特にGoogleは検索エンジンですから、Google Homeは情報の検索に強いと言われています。

また、Amazon Echoは「Alexa(アレクサ) スキル」と呼ばれる拡張アプリが2,500種類以上(2019年3月28日時点:公式サイトより)と豊富にあるのも特徴です。スキルを追加して有効化すれば、Alexa(アレクサ)ができることがどんどん増えていき、性能がアップします。

一方、Google Homeには「Googleアシスタント対応アプリ」があり、アプリをインストールすればGoogle Homeで使えるようになります。ただ、こちらは正式な数は発表されていないものの、570個程度と言われています。対応しているアプリは、Amazon Echoと比較すると少なめです。

基本性能を比較してみるとそこまで大きな違いはありませんが、Google Homeは検索やGoogleサービスをよく使う方にとって使い勝手がいいデバイス、Amazon Echoは、ショッピングやさまざまなスキルを拡張させてより自分好みにカスタマイズしたい方に向いているデバイスと言えるかもしれません。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)、日本語や英語等への対応の比較

両製品で日本語や英語をどの程度使用可能か、比較してみましょう。英語での音声認識率は、Google HomeがAmazon Echoに若干勝るという調査結果が出ていますが、日本での音声認識率は双方ともにほぼ差がありません。

Amazon EchoもGoogle Homeどちらの製品においても、外国語への翻訳は可能となっています。

Amazon Echoは、44言語に対応しており、そのうち、18か国語は日本語の単語やフレーズを音声で答えてくれます。残り26言語については、Alexa(アレクサ)アプリを通してテキストで確認することが可能です。

一方、Google Homeは日本語から各国の言葉に翻訳する機能が搭載されています。そのため、別の言語の意味を調べる場合や翻訳では、Google Homeが重宝されます。

また、Google Homeシリーズでは、2019年2月6日より英語や韓国語、フランス語、ドイツ語などをはじめとした26か国語の言葉に同時通訳する機能が日本でも利用できるようになりました。

双方向の通訳にも対応しているため、言語が異なる人との会話もスムーズにすることができるなど、他言語への対応はGoogle Homeの方が優れているといえるでしょう。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)のスマートデバイス連携を比較

スマートスピーカーのもう一つの醍醐味、スマートデバイスとの連携を比較してみましょう。

Amazon EchoやGoogle Homeと、それぞれに対応するスマートリモコンやスマート家電を連携させることで、「Alexa(アレクサ)、電気をつけて」「オッケーGoogle(グーグル)、エアコンをオンにして」など音声で家電をコントロールできるようになります。

Amazon Echoでは、シンプルなスマートデバイスの操作がメインの「スマートホームスキル」、より細かく自分に合った操作が可能になる「カスタムスキル」の2種類が提供されています。

また、Amazon Echo Plusにはスマートホームハブが内蔵されています。それにより、対応する一部のスマートデバイスをより簡単かつリーズナブルに使えます。

たとえばPhilipsのスマート照明「Hue」がありますが、Hue自体には無線LANが搭載されていません。必ずハブ(ブリッジ)と呼ばれる基幹製品が必要になります。

ところがAmazon Echo Plusにはもともとスマートホームハブが内蔵されていますので、Hue単体で購入してもAlexa(アレクサ)にお願いしてオン・オフなどの操作が可能になります(音声操作できるかどうかは、そのデバイスに対するAlexa(アレクサ)スキルが開発されていることが条件です)。

一方、Google Homeにもスマートリモコンやスマート家電と連携し、音声操作できる機能が搭載されています。

ただAmazon Echoと違うのはAmazon Echo Plusのようにハブ機能を搭載したデバイスは販売されていない点です。

もちろん、今後Google Homeにもハブ機能を搭載したものが出てくるかもしれませんが、現時点ではスマートデバイス、とりわけ住宅のスマートホーム化を目指してスマートスピーカーを導入するなら、Google HomeよりもAmazon Echoの方がおすすめです。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)、強みを比較

Amazon EchoとGoogle Home、それぞれ一長一短がありますが、最後に強みを比較してみましょう。

Amazon Echoは、価格帯が幅広く機種も豊富、かつ月額のコスパにも優れています。拡張スキルも豊富で対応しているスマートデバイスも多数あるなど、さまざまな強みがあります。

一方、Google Homeのいちばんの強みはAIの音声認識性能です。調べ物、より的確なレスポンスなどを優先するならGoogle Homeを検討しましょう。それ以外の点は、Amazon Echoと比較するとやや劣るものの、対応するデバイスは今後増えていくことは間違いありませんし、機種のラインナップが増える可能性もあります。

 

Amazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)を比較した結果、どの製品がベスト?

Amazon Echoと Google Homeを比較した結果、用途に応じた違いが明らかにしていきました。音楽機能や動画機能、言語機能の高さを重視するならGoogle Home、対応する家電やラインナップの広さを重視するならAmazon Echoと、使い分けが必要です。

いずれにせよ、ラインナップや価格、用途を比較検討したうえで、用途に応じたスマートスピーカーを購入するのがベストであるといえるでしょう。

今回の記事では、Amazon Echoと Google Homeを比較した形でご紹介してきましたが、下記コラムではそれぞれの特徴や機能、使い方などについて紹介しています。ぜひご参考ください!

Amazon Echo」が気になる方はこちら:https://iedge.tech/article/8071/

Google Home」についてもっと知りたい方はこちら:https://iedge.tech/article/11351/

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