実は自由度が高いスマートスピーカー
生活を大変便利にしてくれるスマートスピーカーですが、世界各国に比べて日本での普及率はまだ低いようです。
2018年12月にデロイトトーマツコンサルティングが発表した「世界モバイル利用動向調査2018」では、スマートスピーカーの所持率が中国で22%、イギリスで12%、カナダで9%なのに対して、日本は3%と圧倒的に低いことがわかりました。
Google Home、Amazon Echoなどに代表されるスマートスピーカーといえば、音楽再生や天気の確認、アラームといった使い方を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、単体でも便利なスマートスピーカーですが、自分でプログラミングをして自分好みの機能を追加できることをご存知でしょうか?しかも、スマートスピーカー向けのアプリ開発は比較的簡単です。
自由に拡張して機能を増やすことができるとなれば、日本におけるスマートスピーカー普及率も上がっていくことでしょう。今回は、Google Home用に個人が開発したユニークな機能を紹介します。
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Google Homeのユニークな使い方
Google Homeのユニークな使い方
Google Homeに今日は会社を休むと伝えると、自動で会社に勤怠メールを送ってくれます。事前にトリガーとなるセリフ(「午前半休したい」など)と、送信するメールの内容と宛先を設定しておきます。一人暮らしで風邪を引いた朝には「あってよかった」と思う機能ですね。
会社の給湯ポットとGoogle Homeを連携させ、湯沸かしの開始、終了をSlackへ通知します。お湯をもらいにきたら湯沸かし中だった、ということを防げます。
ドアポストにセンサーを取り付け、郵便物が投函されたらGoogle Homeが知らせてくれる仕組みです。色々なことに応用できそうです。
スマートリモコン等を組み合わせて、スマート対応していない家電も含めてすべての家電をGoogle Homeの音声コマンドで操作できるようにしています。例えば「オッケーGoogle、行ってきます」と言えば、エアコンやテレビなどあらゆる家電がまとめて電源オフになります。
大人になって年に何回かしか会えない両親と、あと何回会えるのか計算してくれます。普段は忘れがちな大切なことを教えてくれる機能です。「オカン」「お袋」「ダディ」「父さん」など、様々な呼び方に対応しています。
「”あ”のつくポケモンなーんだ」と聞くと教えてくれます。お子さんのために開発されたユニークな機能です。
親がSlackにした投稿をGoogle Homeがしゃべり、子供がGoogle HomeにしゃべるとSlackに投稿される仕組みです。家にいる、まだ文字入力をできない子供と外出先でコミュニケーションをとることができます。電話と違ってコミュニケーションの記録が残るのも便利ですね。
スマートフォンを充電器に繋ぎっぱなしにしてしまうことはありませんか。過充電はバッテリーの寿命に良くない影響を与えるようです。スマートフォンのバッテリー充電が80%に達したら、Google Homeが教えてくれるようになっています。
人感センサーを使い、赤ちゃんがゴソゴソ動き始めたらGoogle Homeから通知が来ます。赤ちゃんが寝ている間に、安心して家事や休憩ができますね。
Google Homeの拡張機能を開発してみませんか?
ここで紹介した以外にも、様々なオリジナル拡張機能でスマートスピーカーは楽しまれています。素敵なアイディアが浮かんだらぜひ、Google Homeに実装してみてください。