Google Homeで赤外線リモコンを使う家電をコントロールするには?
Google Homeは有能なスマートスピーカーですが、さすがに赤外線リモコンのような機能は備わっていませんし、赤外線信号を覚えることもできません。
そんなGoogle Homeで赤外線リモコンを使う家電をコントロールするには、いわゆる「スマートリモコン」と呼ばれるデバイスを購入して、Google Homeと連携させれば良いのです。
スマートリモコンとは、テレビ、エアコン、照明、ブルーレーレコーダー、空気清浄機、加湿器など、赤外線リモコンによって操作する家電の赤外線信号を学習してくれるリモコンです。
外出先からでも、アプリ一つで赤外線リモコンを使う家電のオン、オフ、温度調整、録画などができてしまうスグレモノです。中には温度センサーや湿度センサーが組み込まれているものもあり、「室温が28度になったら冷房をオン」「湿度が40%になったら加湿器をオン」など、細かく設定できるものもあります。
Google Homeとスマートリモコンを連携させれば、赤外線リモコンを使用する家電を「音声」でコントロールできるようになります。
「オッケーグーグル、エアコンをつけて」
「ねぇグーグル、テレビを8チャンネルにして」
などといった操作が可能になるのです(細かい使用方法や声の掛け方などはデバイスによって違うことがあります)。
たとえば、顔を洗っていて手が濡れているとき、料理をしていて手が離せないとき、調べものをしていてPCの前から離れられないときなど、Google Homeに話しかけるだけで、赤外線リモコンを使う家電がコントロールできてしまうのです。
この記事では、おすすめのスマートリモコンを紹介していきます。スマートスピーカーの使い方や、Google Homeと連携できる他のスマート家電について知りたい方は、ぜひ次の記事も読んでみてください。
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Google Homeで赤外線リモコンを使う家電をコントロールする方法や、どんなことができるのかが分かったところで、Google Homeと相性が良いオススメのスマートリモコンをご紹介します。もちろん、すべて赤外線リモコンの信号を学習してくれるデバイスです。
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07JR6PVTD/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_PTN7DbV1R86CQ
初心者にオススメです。赤外線リモコンの信号を学習してくれるのはもちろん、温度センサー、湿度センサー、人感センサー、照度センサー、GPSなども組み込まれています。ルールとトリガーを設定すれば、赤外線リモコンを使う家電を完全に「オート化」できるデバイスです(miniはGPSと温度センサーしか付いていません)。Google Homeに話しかけるだけでNature Remoを通して赤外線リモコンを使う家電がコントロールできます。
Nature Remo 3 参考価格9,980円
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B08BLSLWH4/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_nPk.FbK13Z9M9
先程紹介したNature Remo 第2世代の再試飲モデル、「Nature Remo 3」が2020年8月に発売されました。
まず、Nature Remo 3は第2世代に比べて小型化・軽量化に成功しました。74mm×74mmの大きさだった本体が70mm×70mmに、重さは約61gから約40gとなっています。また、ツヤのある素材からマットなものに変更になり、これまでよりも壁に溶け込む見た目になりました。
さらにBluetooth Low Energy(BTE)に対応したことで、Bluetoothリモコンを使用する家電も操作できるようになったのに加えて、初期設定がより簡単になりました。
第2世代と同じく、温度センサー、湿度センサー、人感センサー、照度センサー、GPSを搭載していますが、その精度が大幅に向上しています。
Nature Remo 3が登場したことでAmazonでは第2世代が少し安く購入できるようです。センサー機能を活用する予定の人、Bluetoothリモコンの家電を持っている方はこのNature Remo 3がおすすめですが、そうでない場合はお得な値段で第二世代をゲットするのもいいかもしれません。
引用元:https://linkjapan.co.jp/ecpage/#eremote
こちらはLink Japanのスマートリモコンです。もちろん、Google Homeとの連携もOK、赤外線リモコンを学習してくれるのですが、Nature Remoのように豊富なセンサーは搭載されておらず、温度センサーのみです。同社の他のセンサーやプラグといったデバイスを購入して連携させればNature Remoのような使い方もできるようになります。少しだけ価格が安いのがメリットです。
引用元:https://iot.ratocsystems.com/products/rs-wfirex4/
ラトックシステムから発売されたスマートリモコンで、Google Home対応の赤外線学習型リモコンです。マクロ機能が組み込まれていて、ボタン一つで複数の操作を実行することができます。例えば、テレビを付けたら、数秒後にブルーレイディスクが起動するといった設定ができるようになります。
Magic Cube CT-10 参考価格3,980円
引用元:http://www.orvibo.jp/magiccube/
スマートホーム製品を販売しているcoviaの「ORVIBO」シリーズのスマートリモコンです。一辺が 50センチほどの小さなキューブ型で、無駄のないスタイリッシュなデザインは部屋に設置してもインテリアの邪魔をしません。優れたデザインの製品に贈られるドイツiFデザインアワード2017、台湾ゴールデン品デザインアワード2016を受賞しています。
世界で8,000種類以上の家電に対応していて、もちろん日本メーカーのほとんどの家電にもプリセットが用意されているので、簡単に学習させることが可能です。プリセットがあらかじめ用意されていない家電でも任意赤外線学習ができるため、市販の95%の赤外線機器で使用できます。
360度、10メートル以上の範囲に届く高出力赤外線発信機を備え、特殊な赤外線送信素材を使い赤外線透過率を93%まで向上させているなど、赤外線の性能が高いのもポイントです。
ORVIBOシリーズの人感センサー付きスマートカメラと連携すれば、帰宅したのをカメラで感知して照明、エアコン、給湯器を起動させる、といった細かな設定もできるようになり、とても便利です。
LS Mini 参考価格6,090円
引用元:https://www.livesmart.co.jp/
LiveSmartのLS Miniは、高機能にも関わらず比較的低価格なオススメのスマートリモコンです。温度センサー、照度センサーを搭載し、さらにマクロ機能やタイマー機能、LINEからの操作、IFTTTとの連携、スマホのGPSを使ったルールの実行など、自由度が高いのが特徴です。
AIが自動でエアコンを調整して好みの室温を保ってくれるのはもちろん、スマホアプリから今日の服装や、エクササイズをする、家事をするなどのアクティビティを登録すると、さらにそれらに合わせた室温に微調整してくれます。
また、スマホのGPSを利用して、スマホを操作することなく「家の半径30メートル以内に入ったらエアコンを起動する」といったルールを実行することができます。
複数のLS Miniをグループ化することも可能です。一部屋に一台ずつLS Miniを置いて一括で操作したり、スマートスピーカー経由で別の部屋から操作したりすることもできるのです。これだけの高機能を持ちながら参考価格6,000円(今なら期間限定で4,980円/2019年12月執筆時点)とは、驚きのコスパです。
ここリモ 参考価格4,980円
引用元:https://katene.chuden.jp/cocoremo/
ここリモは中部電力から販売されているスマートリモコンで、他のスマートリモコンに比べて機能がシンプルです。
メインはエアコンのコントロールで、実証試験で得られたデータをもとに、睡眠中から起床時まで常に快適な温度を保ち続けてくれます。実証試験の参加者からは、夜中に暑い、寒いといった理由で目が覚めてしまうことがなくなった、快適に起きられるようになったという声が寄せられています。
さらにエアコンの電気代予測機能を搭載しているのが特徴です。居住地域やエアコンの機種などから電気代を予測し、さらにエアコンを切ったとき、つけっぱなしにしたときの差の目安もチェックすることができます。
エアコンの他に操作できるのはテレビ、照明のみです。決して機能は多くありませんが、エアコンのコントロールを主にしたい人にはオススメです。
スマート学習リモコン sRemo-R3 参考価格4,378円
引用元:http://sr.socinno.com/
SOCINNOのsRemo-R3は、ルールやトリガーを細かく設定したい人におすすめです。プリセットが用意されていて簡単にリモコン学習ができることが多い他のスマートリモコンに比べて、アプリ内のボタンやマクロの配置、音声操作のコマンドなどを自由自在に登録できます。その反面、操作は少し煩雑で慣れていない人には使いづらいかもしれません。
登録に手間と時間がかかる分、自分用にカスタマイズした直感的な音声操作ができるようになります。
たとえば、他社のスマートリモコンでは、テレビのチャンネルの操作は「テレビを1チャンネルにして」というようにボタンの番号でしかできませんが、設定の自由度が高いsRemo-R3なら「フジテレビをつけて」「NHKをつけて」というようにテレビ局の名前でチャンネルを変更するなど、自由なワードを設定することができるのです。
テレビの電源を入れて、入力を切り替え、DVDの電源を入れ、録画を始めるなどの、一連の操作をマクロ機能を使って一度の音声操作で実行させることも可能です。
さらにユニークな機能として、環境センサーで測定した温度、湿度、照度のデータをグラフで可視化することができます。外出先から操作したエアコンがきちんと動作しているかチェックしたり、ペットや子供、高齢者の見守りに使ったりと用途は様々です。
「昨日は寝苦しかったけど、室温は何度だったのかな」というように自分の体調管理にも役立てることができるでしょう。データは1年間保存され、CSVデータも取得できます。
通知機能も充実しています。温度が30度以上になる、任意の時間に30分以上照明がつかないなど、決められた条件を満たしたときに最大10箇所にメールで通知することが可能です。
SwitchBotハブプラス 参考価格5,980円
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07DL6M8PZ/ref=cm_sw_r_tw_dp_BPhbGbQD5PT3E
雲の形が特徴的でかわいい「SwitchBot ハブプラス」は、物理的なボタンをスマート化する「SwitchBot」のシリーズ製品です。
スマートリモコンは通常、赤外線リモコンの信号を学習するデバイスですが、壁のスイッチ、炊飯器、コーヒーメーカー、炊飯器など、リモコンがない家電の物理的なボタンをスマホで操作できるようにするのが「SwitchBot」です。
「SwitchBot」はBluetoothを利用しているので、室内でのスマホからの操作のみで、外出先からの操作や、スマートスピーカーを使った操作はできません。
そこでこの「SwitchBot ハブプラス」を使えば、「SwitchBot」シリーズ製品のハブとなってそれぞれをWi-Fiに接続し、外出先やスマートスピーカーからの操作ができるようになります。もちろん、他のスマートリモコンと同じように、エアコンや照明などの家電もスマホやスマートスピーカーで操作することを可能にします。
エアコンや照明、テレビだけでなく、炊飯器などのリモコンのない家電もスマート化したい方に、「SwitchBot」と「SwitchBot ハブプラス」の組み合わせがおすすめです。
また、小型モデルの「SwitchBot ハブミニ」もあり、こちらは参考価格3,980円です。四角いシンプルな形で、LEDイルミネーションがありません。電源などに違いはありますが、機能はほぼ同じです。
ここまで紹介したいずれのデバイスも、
・Google Homeと連携可能
・赤外線リモコンの信号を学習してくれる
・外出先からでも操作が可能
といった点は変わりません。
安さを求めるのならeRemote miniやRS-WFIREX4、多彩なセンサーを活用したいならNature Remoといったように、目的や好みに合わせて選びましょう。
赤外線不使用の家電はスマートプラグで
赤外線リモコンを使わない家電はスマートリモコンではコントロールできません。扇風機、間接照明、空気清浄機など、コンセントを入れることで動くタイプの家電は「スマートプラグ」を使うことでスマホやスマートスピーカーから操作することができるようになります。
「スマートプラグ」は、壁のコンセントに刺すプラグアダプターやタコ足配線用のマルチタップをスマート化したもので、できることは電源のオン・オフです。
スマートプラグにコンセントを差してある家電なら、たとえ赤外線リモコンを使用しないものでも、Google Homeでコントロールできるようになります。もちろん、外出先からでもアプリでコントロールできます。
ホットカーペットやこたつを消し忘れて外に出掛けても、外出先からオフにできるなど便利なため、人気が急上昇中のデバイスです。
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07TVSGJT4/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_VIk.Fb7QXQEJH
スマートリモコンに「SwitchBot」シリーズを選ぶなら、スマートプラグも同シリーズの「SwitchBot スマートプラグ」にするのがおすすめです。同シリーズには、上でもご紹介した物理的なボタンを押す「SwitchBot」や、カーテンをスマート化する「SwitchBotカーテン」などがあります。
TP-Link WiFiスマートプラグ 2個セット 参考価格2,600円
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07FY4GDDQ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_OIk.FbEZA2VB0?_encoding=UTF8&psc=1
SwitchBot スマートプラグより安価でありながら、評判のいいスマートプラグです。専用アプリから家電の稼働時間を確認することができます。
赤外線リモコンとサヨナラしてGoogle Homeで家中の家電をコントロールしよう!
今回は、Google Homeで赤外線リモコンを使う家電をコントロールする方法や、オススメのスマートリモコンをご紹介してきました。
しかし、炊飯器、ケトル、電子レンジ、冷蔵庫など、家電の中には赤外線リモコンを使わないものもあります。赤外線リモコンを使わない家電はスマートリモコンではコントロールできません。
そんなときは、スマートプラグを使ってみるのがオススメです。
スマートプラグに差さっている電化製品なら、たとえ赤外線リモコンを使用しないものでも、Google Homeでコントロールできるようになります。もちろん、外出先からでもアプリでコントロールできます。
ホットカーペットを消し忘れたり、コタツを消し忘れたりしても、外出先からオフにできるなど便利なため、人気が急上昇中のデバイスです。
Google Home、赤外線リモコンを学習してくれるスマートリモコン、そしてスマートプラグがあれば、文字通り、家中の家電をGoogle Homeでコントロールするのも夢ではありません。
すでにGoogle Homeを持っている人はもちろん、これから購入を検討している人も、赤外線リモコンを学習できるスマートリモコンや、スマートプラグを購入してみてはいかがですか?
おすすめのスマートリモコンについては、こちらの記事も参考にしてください。
Google Homeに対応しているおすすめのスマートリモコンを紹介