biblleってどんなサービス?
biblleは、タグとアプリを活用して迷子や失くし物を防止するサービスです。
あらかじめタグとアプリを連携させておくと、タグとアプリの入ったスマートフォンなどのデバイスが一定の距離を離れた際にアプリに通知が入ります。
子供や高齢者などにタグを持っていてもらうと迷子防止になりますね。タグとアプリが約50m離れたら通知が来るように設定されています。万が一、通知に気付かなかった場合でも位置情報が記録されているので、はぐれた位置を確認できるようになっています。近くにいあればタグのブザーを鳴らして探すこともできます。
biblleのタグからも自分の位置を知らせることも可能です。例えば、子供が迷子になったり、はぐれたりしたと自分で認識した際に、タグのボタンを押せば、約70m~100mの範囲に通知を発します。
近い位置にいる場合にはタグからアプリを鳴らせるので、お互いにアプリとタグを鳴らし合って居場所を確認できるシステムです。
タグは連携されたアプリにのみ反応するわけではなく、biblleのアプリを持っている人とすれ違うと位置情報を更新します。この場合は、音を鳴らしたり、すれ違った人のアプリに通知がいったりすることはありませんが、遠くにはぐれてしまった場合に最新の位置情報を見ながら捜索ができるようになっています。
スマートフォンなどを持っている場合はGPSでも行方が追える場合もありますが、あらかじめ何らかの設定をしておかなければならず、使いこなせないこともあるかもしれません。何かの拍子にGPSがオフになってしまう可能性もあります。
biblleなら難しい設定は一切なくタグを持っておくだけ。あとはアプリをダウンロードすればすぐ利用できるのでGPSよりも圧倒的に利用しやすくなっています。タグを持ち歩く方の子供や高齢者の方などはスマートフォンも必要ありません。
biblleがあればこんなことが可能になる?!
先に述べたように子供や高齢者の迷子防止になる他にも、ペットの首輪につけたりすればペットの迷子防止にも活用できます。
他にも自分の持ち物につければ失くし物の防止も可能に。お財布や鍵などにタグをつけておけば、見当たらない際にアプリからブザーを鳴らして見つけることができますね。
スマートフォンがよく行方不明になる方もいるでしょう。そんな時は、逆にタグからアプリのブザーを鳴らせば万事解決です。30m離れると通知してくれるので、置き忘れ防止にも役立ちますね。
また、特筆したい点はタグがそばを通るアプリに反応して位置情報を更新する点です。これをうまく活用すれば、地域での見守りも可能になります。
総務省の平成29年度の情報通信機器の普及状況によると、スマートフォンの世帯保有率は71.8%、個人のスマートフォンの保有率は56.8%となっています。2人に1人以上がスマートフォンを持ち、各家庭の約7割にはスマートフォンがあるということになります。
biblleのアプリは無料なので、アプリを地域の人全員で利用すると普段通りに通勤や買い物をしているだけでも見守りができることに。万が一、その地域で子供や高齢者の方の迷子が出たとしても、最新の位置情報がすぐに判明することになります。
biblleは地域社会にも貢献する新しい発想のIoT機器
biblleのアプリは無料でダウンロードできる上、常に立ち上げておく必要はなく、タグの電波に反応してその時だけ立ち上がる仕様になっているので、スマートフォンのバッテリーにも負担をかけません。誰もが取り入れやすいように設計されています。
タグも2018年のグッドデザイン賞を受賞しました。アパレルブランドの「Alexander Lee Chang」とコラボしたデザインのタグを発売するなど、豊富な種類を用意し機能性だけにとどまらずスタイリッシュさも追及しています。
コンパクトで軽量なのでタグの携帯も負担にならず、ポケットにも入るサイズで子供から大人まで、年齢性別を問わず携帯しやすいように考慮されています。
個人の生活を豊かで便利なものにするIoT機器は数多くありますが、多くの人とつながって地域のコミュニティに役立つものはそう多くないのではないでしょうか。biblleはこれからのIoT機器の在り方としての一つの指標になる存在といえるのかもしれません。