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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.01.15
2019.12.25

米大手家電メーカー・ワールプールが目指すのは家全体のIoT化。ハンズフリー操作のスマート食器洗浄機も登場

ミシガン州に本社を置くアメリカ屈指の家電メーカー、ワールプールは、あらゆる白物家電のIoT化に積極的に取り組んでいます。その中の一つ、スマート食器洗浄および乾燥機は、ハンズフリー操作、アプリによるスケジューリング、洗剤の自動オーダーなど、便利な機能が満載です。

記事ライター:iedge編集部

GoogleアシスタントとAmazonアレクサに対応、ハンズフリー家事を実現

食器洗浄機だけでなく、2018年にワールプールから発売されたキッチン家電はすべてGoogleアシスタントとAmazonアレクサに対応しています。

例えば、食器洗浄および乾燥機に直接話しかけて洗浄サイクルを設定したり、電子レンジに調理の残り時間を訪ねたり、洗濯機を回すように命令したり、オーブンに中のラザニアの様子を監視するようにお願いしたりなど、日常の様々な家事をハンズフリーで行うことができるのです。

ワールプールIoT国際戦略部のシニアマネージャー、Ryan Craig氏は、このように語っています。

「以前からのAmazonアレクサとの連携に加えて、Googleアシスタント、Google Homeとの連携が開始したことで、すべての家電を1つのシステムのもとに繋げたより便利なスマートホームを作り上げることができると思っています。それぞれの家電が相互作用しあってより快適な家を作り上げる、『生態系』のようなイメージです」

人気のスマートホームデバイスNest Learning Thermostat (https://iedge.tech/article/244/)と連携することもできます。

アプリから洗浄開始時間を設定する他にも、人工知能を搭載したNest Learning Thermostatによって、居住者が不在であると判断されたときに、食器洗浄および乾燥を行うといった設定も可能です。

 

連携アプリでできること

ワールプールのスマート食器洗浄および乾燥機は、スマートフォンアプリを通して遠隔操作することができます。また、食器洗浄や乾燥が終了すると、すぐにスマートフォンに通知が行くように設定することも可能です。

このアプリはApple Watchでも利用できます。例えば、昼寝中に洗浄、乾燥終了の通知を受け取ったとして、起き上がってスマートフォンを手にとることなく、手首のApple Watchを一目見るだけで通知を確認することができるのです。ワールプールは利便性を最優先に製品を開発しています。

他にもこのアプリでは、好みの洗浄方法を設定したり、洗浄を始める時間をスケジュールしたりすることができます。例えば、毎朝家を出たあとに洗浄を開始するように設定すれば、帰ってきたら綺麗に洗浄されて、乾いた食器があなたを待っているのです。

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食器洗浄・乾燥機としての機能

 

食器洗浄・乾燥機としての機能

複数のノズルから、自動で適切に設定された水圧、水量で汚れを落とします。また、食器の種類に対応したいくつかの洗浄コースの中から、好きなものを選んで設定することができます。

プラスチック食器用コース 傷つきやすいプラスチックのための、低音で穏やかな洗浄
ビン・カン用洗浄コース 取れにくい汚れを落とすための、高温での洗浄
自動洗浄コース 温度、汚れの程度、食器の大きさを測定する2つのセンサーによって、適切な洗浄・乾燥方法を自動で設定
1時間コース 急いでいるときのために、1時間で洗浄・乾燥を終わらせるコース

食器洗浄、乾燥機自体の掃除も簡単です。ボタンはすべてタッチパネルになっていて、凹凸がないので、さっと汚れを拭き取ることができます。

 

洗剤が少なくなったら自動でオーダー

ワールプールのスマート食器洗浄および乾燥機は、米アマゾンで提供されているサービス「Dash Replenishment Service (DRS)」に対応しています。

このサービスは、日常の消耗品の定期的な購入を簡単にするもので、対応するスマート機器は洗剤、インク、電池といった消耗品の残量が減ったとき、自動でAmazonに注文できる機能を備えています。

スマート食器洗浄および乾燥機も、毎回適切な量の洗剤を自動で投入してくれるだけではなく、適切なタイミングでAmazonに洗剤を注文してくれるので、「洗剤が切れちゃった」なんていうことはもう起こらないのです。

 

スマート食器洗浄・乾燥機購入前に考えたいこと

数多くのスマート家電の中でも、食器洗浄・乾燥機は特に高額で、長年使用するものです。同じものを10年以上使用することもあるでしょう。ただし、10年後もAmazonのDRSやアレクサ、Googleアシスタントがサービスを提供し続けている保証はありません。製品そのものの寿命より、サービスが早く終わってしまう可能性を考慮して、購入を検討する必要があります。

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