iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.12.02
2019.12.04

3万円でホームIoTをはじめる!おすすめガジェット5選(後編)

記事ライター:Yuta Tsukaoka

ホームIoTによる暮らしの自動化は意外と簡単

タブレットで家の中を管理しているイメージ

この記事は、同タイトルの前編の続きである。まずは前編を読んでほしい。

さて、すでに前編は読んでもらったという前提で話を進めよう。ここまでで、IoTリモコン、電球、そしてZigbeeゲートウェイを紹介した。AIスピーカーも安価なものを2つ紹介している。

前編で紹介した製品をすべて買うと1.5万円ほど(AIスピーカーも価格に含めると2万円ほど)になるのだが、それだけでも、多くの家庭ではほとんどの製品が自動化できると思う。

たとえば我が家でいうと、エアコンとテレビのオンオフと操作、リビングと寝室、洗面台の照明の調整、ロボット掃除機とサーキュレーター、そしてオイルヒーターの操作が自動化できる。

ここにあと2つ製品を追加すると、さらに便利になるので紹介したい。これで、立派なIoTホームになるはずだ。

 

スイッチの操作を自動化

ここまでで、照明とリモコン操作は自動化できた。あとはなんだろう。そう、スイッチ操作である。

我が家で言えば、キッチン照明のシェードが小さくてIKEAのスマート電球が入らないのだ。そこで、こいつである。

スイッチボットの商品画像
(画像引用元:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X92KHPV/

スイッチボット(4,480円/価格は執筆時点のAmazon価格か公式価格の安い方。以下全て同じ)だ。やってくれることは単純で、信号を受け取るとプラスチックの部品が動いてスイッチを押してくれるだけ、である。

しかし、これがなかなか気が利いている。先ほど例に挙げた照明のスイッチもそうだが、風呂の追い焚きボタンやコーヒーメーカー、洗濯機のボタンなど、この小さな装置を貼り付けるスペースさえあれば、スイッチ操作可能な製品はすべて動かせる。

ただ、ちょっと値段が高いのがネックだろうか。

 

最後はスマートプラグ

そして、これで5製品目。それがスマートプラグである。最近、Amazon公式からも発表されて(日本未発売)話題になったが、単純な装置であればこのスマートプラグが一番便利だ。

価格と製品の信頼性から、私はこれを薦める。

スマートプラグの商品画像
(画像引用元:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07FQ94MHF/

Amazonで購入でき、2個で3,099円のスマートプラグである。照明、リモコン、スイッチを自動化すればほとんどの機器が操作可能になるが、場合によっては電源を直接オンオフしたほうが便利な場合もあるだろう。

たとえば我が家では、脱衣所で涼むための扇風機と、熱帯魚水槽のフィルターをこのスマートプラグで操作している。前者は直接電源を投入しても危険が少ないため、後者はそもそもオンオフのスイッチが本体にないためだ。

スマートプラグによる操作はコンセントを抜き差しすることと大差ないので、電流の大きな暖房器具などには使うべきではないが、それ以外であれば安価な上に便利なのでぜひ導入したい。

 次ページ >
ホームIoTは3万円でできたか?

 

まとめ 3万円でホームIoTは構築できる

デスクの上に置かれた3枚の一万円札

さて、これで5製品の紹介が終わった。最後にまとめてみよう。

IoTリモコン「Nature Remo mini」 :7,538円
スマート照明「IKEA トロードフリ」 :1,799円
Zigbeeゲートウェイ「IKEA トロードフリ」 :4,499円
スイッチボット :4,480円
スマートプラグ :3,099円

これらをすべて足すと21,615円になる。

スマート照明やスイッチボット、スマートプラグは状況に応じて追加で購入する必要があるが、それでも十分に3万円までは余裕をもった構成になっている。AIスピーカーもエントリーモデルであれば3万円の中で購入が可能だろう。

前編と後編で紹介したIoT機器は、基本的なものに過ぎない。もっと高性能なもの、便利なものもあるので、まずは基本構成でこれらを揃え、あとで好みや必要に応じて買い足していくと良いだろう。

冬のボーナスから3万円だけ抜き取る準備はできただろうか?

<このライターの記事をもっと読む>
【解説レビュー付き】Amazon Echo Spotは「親に贈って喜ばれる」はじめてのガジェットかもしれない
視聴傾向ではなくTwitterから解析した「嗜好データ」で映画をおすすめする「TSUTAYA AI」の戦略とは

関連記事

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.