ホームIoTによる暮らしの自動化は意外と簡単
この記事は、同タイトルの前編の続きである。まずは前編を読んでほしい。
さて、すでに前編は読んでもらったという前提で話を進めよう。ここまでで、IoTリモコン、電球、そしてZigbeeゲートウェイを紹介した。AIスピーカーも安価なものを2つ紹介している。
前編で紹介した製品をすべて買うと1.5万円ほど(AIスピーカーも価格に含めると2万円ほど)になるのだが、それだけでも、多くの家庭ではほとんどの製品が自動化できると思う。
たとえば我が家でいうと、エアコンとテレビのオンオフと操作、リビングと寝室、洗面台の照明の調整、ロボット掃除機とサーキュレーター、そしてオイルヒーターの操作が自動化できる。
ここにあと2つ製品を追加すると、さらに便利になるので紹介したい。これで、立派なIoTホームになるはずだ。
スイッチの操作を自動化
ここまでで、照明とリモコン操作は自動化できた。あとはなんだろう。そう、スイッチ操作である。
我が家で言えば、キッチン照明のシェードが小さくてIKEAのスマート電球が入らないのだ。そこで、こいつである。
(画像引用元:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X92KHPV/
スイッチボット(4,480円/価格は執筆時点のAmazon価格か公式価格の安い方。以下全て同じ)だ。やってくれることは単純で、信号を受け取るとプラスチックの部品が動いてスイッチを押してくれるだけ、である。
しかし、これがなかなか気が利いている。先ほど例に挙げた照明のスイッチもそうだが、風呂の追い焚きボタンやコーヒーメーカー、洗濯機のボタンなど、この小さな装置を貼り付けるスペースさえあれば、スイッチ操作可能な製品はすべて動かせる。
ただ、ちょっと値段が高いのがネックだろうか。
最後はスマートプラグ
そして、これで5製品目。それがスマートプラグである。最近、Amazon公式からも発表されて(日本未発売)話題になったが、単純な装置であればこのスマートプラグが一番便利だ。
価格と製品の信頼性から、私はこれを薦める。
(画像引用元:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07FQ94MHF/
Amazonで購入でき、2個で3,099円のスマートプラグである。照明、リモコン、スイッチを自動化すればほとんどの機器が操作可能になるが、場合によっては電源を直接オンオフしたほうが便利な場合もあるだろう。
たとえば我が家では、脱衣所で涼むための扇風機と、熱帯魚水槽のフィルターをこのスマートプラグで操作している。前者は直接電源を投入しても危険が少ないため、後者はそもそもオンオフのスイッチが本体にないためだ。
スマートプラグによる操作はコンセントを抜き差しすることと大差ないので、電流の大きな暖房器具などには使うべきではないが、それ以外であれば安価な上に便利なのでぜひ導入したい。
ホームIoTは3万円でできたか?