iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.12.18
2019.12.25

シャワーを浴びながら買い物できるAlexa搭載スマートミラー「Verdera Voice Lighted Mirror」

スマートホームの波は、ついに洗面所というパーソナルな空間にまで到達したようです。KohlerのAmazon Alexaを搭載したスマートミラー「Verdera Voice Lighted Mirror」が、あなたのひげ剃りやメイク時間を充実させてくれます。

記事ライター:iedge編集部

「Verdera Voice Lighted Mirror」でできること

まず、このスマートミラーには大きなLEDライトとステレオサウンドが搭載されています。

「ライトをもっと明るく(暗く)して」などと話しかければ、Alexaが明るさを調整してくれます。鏡本体のタッチパネルや、専用モバイルアプリからも操作ができます。

人感センサーも搭載し、洗面所に一歩足を踏み入れれば、自動でライトがつくため、夜中にトイレに起きたときも安全です。

バスルームのスマート化においては、「ハンズフリー」がキーワードになりそうです。

シャワーやメイクの時間を有効活用して、音楽を流したり、天気や交通状況、今日のニュースについて聞いたりするのも、Alexaに声をかけるだけで実現できます。

鏡を見ながらシェービングクリームや口紅を買い物リストに入れたり、Amazonから注文したりすることも可能です。

そしてAlexaは、愉快なジョークを言ってあなたの1日の始まりをハッピーにすることも忘れません。さらに、家の他の場所にあるIoT製品をバスルームの中から操作することもできます。

あなたの家にスマートエアコンとスマートコーヒーメーカーがあるなら、「Alexa、リビングの暖房をつけて、コーヒーを淹れて」なんて命令をすれば、朝の忙しい時間を少しでも余裕を持って過ごせるかもしれません。

 次ページ >
ミラーの大きさやデザイン、設置方法は?

 

「Verdera Voice Lighted Mirror」のデザイン

ミラーの高さは約83センチ、横幅は60、76、101センチの3タイプがあります。奥行きは5センチ程度で、他のスマートミラーに比べても軽やかで洗練された印象です。

三面鏡になっていて、左右の面に縦長のLEDライトが搭載されています。スピーカーやタッチパネルも含めてすべてが防水仕様になっているので、水がかかることを心配する必要もありません。

三面鏡によくある鏡の後ろの収納はついていないので、購入前に頭に入れておく必要があります。

 

実際にスマートミラーを設置するには?

「Verdera Voice Lighted Mirror」の導入は簡単です。写真や図を使った、とてもわかりやすい説明書が付属しています。必要なのは、鏡を壁に取り付ける道具だけです。

壁に取り付けたあとは、スマートミラーをWi-Fiに接続してAlexaをインストールします。ミラーの操作はAlexaを通してだけでなく、専用モバイルアプリからもできるので、スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードしましょう。

 

他社のスマートミラーとの比較

同じくAlexaを搭載したスマートミラーとして、台湾の企業Cal-Comp Big Data, Inc.が開発した「HiMirror Mini」が挙げられます。この製品の大きな特徴は、カメラが内蔵されていることです。

カメラで肌の状態を分析して、スキンケアのアドバイスをしたり、使ってみたスキンケア商品の効果を記録したりという機能があります。バスルームにカメラがあるのが気になるという場合は、カメラがついていないVerdera Voice Lighted Mirrorがおすすめです。

他にも、オランダに本拠地を置く多国籍企業Philipsは、体重計、シェーバー、電動歯ブラシなど、同社のWi-Fi対応製品と連動して、個人の健康状態を管理するハブとなる、スマートミラーを開発中であると発表しています。

 

水回りのIoT化が止まらない

Kohlerは、バスルームやキッチンの設備を製造および販売している、アメリカを代表する老舗メーカーです。近年はスマートホームシステムの開発に力を入れています。

今回紹介した「Verdera Voice Lighted Mirror」の他にも、スマートトイレ、スマート蛇口など様々なIoT製品を発表しています。

例えば、スマート蛇口は、音声コマンドで水を出したり止めたりできるだけなく、「30ミリリットル出して」などと分量を指定することもできます。計量カップもいらない時代がやってきそうです。

 

Verdera Voice Lighted Mirrorの値段

アメリカでの値段は、サイズに合わせて999ドルから1,299ドルとなっています。日本での発売時期、値段はまだ発表されていません。

関連記事

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.