iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.10.08
2019.12.26

失くしそうなモノに貼り付けるだけ 紛失防止タグ「MAMORIO FUDA」 

電車やタクシーの中に、財布や携帯電話を忘れた経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。スマートフォンの場合は、GPSを活用した「iPhoneを探す」のような機能が、iOS系のタブレットに搭載されています。
とはいえ、GPSがオフ状態の場合や、スマホでないモノを失くした場合には、このような機能を利用できません。そこでおすすめなのが、今回紹介する「MAMORIO FUDA」です。「MAMORIO FUDA」は、モノに貼り付けるだけで、失くした場所を検知できる便利なタグなのです。

記事ライター:iedge編集部

「なくすを、なくす」をモットーに 

「MAMORIO FUDA」を開発した株式会社MAMORIOは、「なくすを、なくす」をスローガンに紛失防止デバイスを開発するIoTのスタートアップ企業です。海外にも「Tile」といった忘れ物防止タグが数多くリリースされていますが、従来の忘れ物防止タグと比較するとMAMORIO FUDAの小ささは際立っています。

バルセロナで開催される世界最大級のモバイル見本市である「Mobile World Congress」で、Japan Rising Startupsとして選抜された株式会社MAMORIO。一般のお客さんのMAMORIOへの評判は高いといいます。国内でもJR東日本と共同で、主要4駅で忘れ物自動通知サービスの実証実験を2018年6月に開始するなど、国内外で注目されるスタートアップ企業です。

 

MAMORIO FUDAのスペック 

先述のように、MAMORIO FUDAのサイズは、紛失防止タグとしては非常に小さく、縦24mm、横36.2mm、厚さ3.4mmほどです。ポリ塩化ビニルを素材とした本体の重量も、たった3.4gしかありません。

使い方も非常に簡単で、絶縁シートを本体から剥がして、紛失したくないモノに貼り付けるだけです。柔らかいので、多少でしたら曲がりますが、曲面に貼らないほうがいいでしょう。平面のモノに貼り付けるのがベストだといえます。なお、両面テープでモノに貼り付けますが、何度も貼り直しできませんので注意しましょう。

 次ページ >
MAMORIO FUDAの使い方

 

MAMORIO FUDAの使い方 

MAMORIO FUDAを取り付けたら、連携アプリに登録します。iOS用あるいはAndroid用のアプリをスマホにインストールし、画面右上をタップして、スマホとMAMORIO FUDAを近づけて検出を待ちます。

検出されると、次は紛失防止したいモノのカテゴリーを、「財布」「鍵」「ペット」「人」「バッグ」「自転車」「電子機器」などから選びます。

選び終わると、名前や写真を登録できます。「PUSH通知を送る」の設定も適宜行ないましょう。紛失通知のタイミング等を決定すれば設定完了で、Bluetooth4.0を経由して通信を行ない、有効距離は約60mです。

MAMORIO FUDAとの連携アプリからは、MAMORIO FUDAを貼り付けたモノが、どの時点で、どの場所にあったかを、地図上に表示してくれます。

MAMORIOを利用しているユーザーが近くにいれば、「クラウドトラッキング」と呼ばれる、みんなで探す機能を使って置き忘れた場所を教えたり、公共の交通機関に設置された専用アンテナから忘れ物を知らせたりすることも可能です。

アプリや公式サイトから「MAMORIOとユーザーがすれ違った数」や「紛失中のMAMORIOが見つかった数」等が確認できます。駅や商業施設等のMAMORIOスポットが設置されているほか、イベント時には臨時のMAMORIOスポットが開設されていますので、MAMORIOユーザーが増えるほど、紛失物が見つかる可能性が高くなるでしょう。

 

LINEなどの外部アプリとの連携も可能 

MAMORIOと連携可能な外部アプリも数多く用意され、LINEやFacebookメッセンジャーといったチャットアプリのほか、Google HomeやAmazonのAlexaといったAIアシスタントにも対応します。たとえば、音声入力すると、MAMORIO FUDAを貼り付けたモノの場所を教えてくれるなど、非常に便利です。旅行先でのチェックアウト前に重宝される機能だと言えます。

 

MAMORIO FUDAのラインナップと価格は? 

2018年6月にリリースされたMAMORIO FUDAですが、白と黒の2種類が販売されています。価格は税別2,759円で、公式ストアあるいはAmazonにて購入可能です。リチウム電池を採用し、約1年間利用が可能ですが、電池の交換や充電等は行なえません。代わりに「OTAKIAGE」と呼ばれる有償の交換サービスが提供されています。

アフターサービスも充実しており、MAMORIO FUDAを利用したものの紛失を防げなかった場合には、最大3万円の保証がつく「MAMORIO あんしんプラン」といった有料の紛失保険も用意されています。

MAMORIO FUDA以外にも、MAMORIOは紛失防止タグを販売し、MAMORIOユーザーが増えつつあります。MAMORIOユーザー同士でモノの紛失を防ぎあうMAMORIO FUDAを購入し、「なくすを、なくす」を実現してみませんか。

関連記事

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.