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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.08.15
2019.11.28

FireタブレットをAmazon Echo化する充電ドック Show Mode Charging Dock

Amazonは、あなたのFireタブレットをタブレットとしてだけではなく、本格的なAlexa対応のデバイス、すなわちディスプレイ付きのAmazon Echoとして活用してほしいと考えているようです。

今回紹介するShow Mode Charging Dockを使用すれば、Fireタブレットを充電ドックに置くだけで、まさにAmazon Echoとして利用できるようになります。

記事ライター:iedge編集部

置くだけでFireタブレットがAmazon Echoに変身!

Amazonが7月12日に発売したShow Mode Charging Dockは、同社が発売するタブレット「Fire HD 8」と「Fire HD 10」をディスプレイ付きのスマートスピーカーに変身させます。

Show Mode Charging Dockに置いたFireタブレットは、常に音声操作をスタンバイするようになり、スマートホームデバイスの操作や、天気やニュースの検索、音楽のストリーミング再生など、Amazon Echoと同じような使い方が可能になります。

米国で販売されているディスプレイ付きスマートスピーカーAmazon Echo Showを見ると、FireタブレットがEchoデバイスと同じように使用できるのは、ある種自然なことです。

ディスプレイを搭載したAmazon Echo Showは、タッチパネルを搭載しており、機能的には実質的に「置くタブレット」となっています。また、FireタブレットはそのままでもAlexaを介してAmazon Echoで可能な操作をほぼすべて行えます。

ドックにFireタブレットを置くと、自動的にShow Modeが起動し、ドックから取り上げると通常のFireタブレットに戻ります。

ドックはマグネットを使用して、充電部と接続しており、背面は調整可能なキックスタンドで、接続時のタブレット角度を調整できます。

気になる価格は、Fire HD 8向けが39.99ドル、Fire HD 10向けが54.99ドルでとなっています。また、タブレットとドックのセットも販売されており、Fire HD 8の場合は109.98ドル、HD 10の場合は189.98ドルとなっています。

 

Fireタブレットのワイヤレス充電スタンドとしても活躍

Show Mode Charging Dockを使用するには、8インチモデルでは電源接続が必須となりますが、10インチモデルではその必要はありません。

Show Mode Charging Dock本体を見てみると、スリムなデザインかつ硬質プラスチック製で、電源を確保するためのMicro USBケーブルが伸びているだけのシンプルなものです。

タブレットの充電は、ドックの2つの接点から行われます。接点はマグネット式で、ずれていて充電できなかったというようなことも起こりません。

基本的には、ドックから給電ケーブルは伸びているものの、Show Mode Charging DockはFireタブレットのワイヤレス充電器としても機能します。

ワイヤレス充電スタンドだけでもなかなか有用なのに、充電中のタブレットをスマートスピーカーに変身させる機能までも持っているのですから、Show Mode Charging Dockは驚きの周辺機器だと言えるでしょう。

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Alexaデバイスとしての性能は?

 

マイク性能はFireタブレットと同等のため、少々心許ない

ただ一つ難点を挙げれば、Show Mode Charging Dock には、FireタブレットをAlexaデバイスとして使用する際に、マイク部分を強化するための追加要素がないことでしょうか。

Fireタブレットのマイク性能は、タブレットとしては当然ですが、部屋のどこからでも音声をキャッチできるように設計されたAmazon Echoのそれと比べると少々見劣りします。

ただし、認識精度はそれほど悪いものではなく、静かな状態の部屋で試してみると、少し離れた位置からでも概ね問題なく音声操作を実行できました。時々、言い直さなければなりませんでしたが、全体的にはうまくいきました。

そして、実際に試してみると、Show Mode機能が本当にタブレットの有用性を広げていることを感じました。

Show Mode機能が有効になっているのは充電中であり、これまでならタブレットを使用していなかったタイミングになるため、日常生活でFireタブレットの重要度がぐんと上がるように感じます。

Amazon Echoをすでに持っているという方でも、視覚情報を付加したAlexaの体験は非常に新鮮なもので、是非試してみるべきでしょう。

言うまでもなく、Fireタブレットのスピーカーはスマートスピーカーのそれと比べて音量や音質面で見劣りしますが、Bluetooth経由で外部出力することもできます。

それもあってAmazonは、Show Mode Charging DockとUE Wonderboomスピーカーのセット販売も行っています。

 

近いうちに日本国内でも発売されるかも?

ここまで、Show Mode Charging Dockの機能について簡単に紹介してきました。残念ながら現在のところ、Show Mode Charging Dockは米国ユーザーのみが入手可能で、英語版のみの提供となっています。

しかし、日本でもAmazon Echo Spotの発売が開始され、ディスプレイ付きのAlexa製品がすでに登場してきています。Fireタブレットも販売されているため、日本国内発売への障壁はないものと見ていいでしょう。

タブレットの充電中でさえも、有用なスマートスピーカーに変身させてしまうShow Mode Charging Dock。Fireタブレットの潜在能力を120パーセント発揮させてしまうような素晴らしいデバイスだと言えます。早期の日本国内展開に期待したいところです。

(画像引用:https://www.amazon.com/)

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