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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.06.18
2019.12.27

マットレスの下に敷いて睡眠をトラッキング!Nokia Sleep

睡眠ガジェットがにわかに人気を集めています。SF映画を思わせる睡眠マスクから、睡眠習慣を追跡可能な活動量計など、より良い睡眠を助ける多彩なガジェットが発売されています。

今回、紹介するNokia Sleepは、マットレスの下に敷くタイプのマットで、動き、呼吸、心拍数などをこれまでのガジェットよりも正確に測定します。Nokia Sleepで得られたデータはもちろん、すべて付属のNokia Health Mateアプリに記録され、確認することが可能です。

記事ライター:iedge編集部

マットレスの下に挿し入れれば、睡眠を自動で追跡!

Nokia Sleep自体の設定は素早く簡単に行うことが可能です。Nokia Sleepをマットレスの下、ちょうど胸部にあたる部分へ入れ、プラグを挿し込み、Health Mateアプリを通じて設定を行います。

このアプリでは、アカウントの作成、Nokia Sleepとのペアリング、Wi-Fiへの接続など、設定手順を追って説明してくれます。

設定完了後は、Nokia Sleepを敷いて寝れば、睡眠中のあらゆるデータが集められ、翌朝アプリ内で簡単に確認可能です。単に睡眠時間を表示するだけではなく、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠など、睡眠の状態に関しても正確に計測してくれます。

入眠するまでにどれくらいの時間がかかったか、起床してからどれくらいの時間ベッドにいたのかも測定します。これらの測定したデータを総合して、睡眠スコアが100点満点で評価されます。

 

IFTTTとの連携で、数々のスマートデバイスとリンク!

Nokia SleepはIFTTTに対応し、ほかのスマートデバイスとの連携が可能になっています。例えば、夜遅い時間にベッドに横になれば、照明がオフになるように設定することも可能です。起床すると同時に照明がオンにして、目覚ましとして利用することもできます。

ただ、Nokia Sleep自体には目覚まし機能が搭載されていません。上記の照明を目覚ましに使う方法では、HueをはじめとしたIFTTT対応端末を持っていなければならないため、留意しておく必要があります。

一方、Fitbitなどの活動量計では、睡眠が浅いタイミングで手首に直接振動を当ててユーザーを起床させる機能が好評を博しています。それだけに何らかの形で単独で目覚ましとして機能するような要素が欲しかったのは事実です。

ただ、マットレスの下に挟むというデバイスの性質上、目覚まし機能が実装できないのは仕方がない部分もあります。

また、スマートフォンを使わずにNokia Sleepを使わないユーザーはいないでしょうから、スマートフォンを目覚ましとして利用することは可能で、それで十分実用的ですから、大きな支障はないと言えるでしょう。

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睡眠習慣を改善する機能搭載

 

睡眠習慣を改善するための各種機能搭載

Nokia Healthアプリには、睡眠習慣を最適化していくためのリマインダー機能があります。もし就寝20分前に紅茶を飲む習慣があるなら、これを促す通知を振動とともに伝えてくれます。

また、これらの習慣に対して、睡眠サイクルがあまり良くなければ、「コップ1杯の水に変えてみては?」との提案が為されることもあります。

リマインダは無効にする日を選ぶことができ、時間を選択することが可能です。欠点は、アプリ内でメモを取る方法がないことです。この機能があれば、生活習慣が睡眠にどのような影響を与えるかを追跡するために役立ったでしょう。

Nokia Sleepには、Sleep Smarterという8週間のプログラムが内蔵されています。これはワシントン大学と共同で開発されたプログラムで、睡眠習慣を追跡し、より良い夜の休息につながるような提案をするものです。

例えば、週末と平日の睡眠習慣の違いが基準となる「社会的な遅れ」の概念も提案に大きく関わってきて、画一的ではない個別の睡眠習慣へのアドバイスが表示されます。

Nokiaは、Sleep Smarterプログラムによって平均12分間睡眠時間を増やすことができるとしています。

開発メンバーによると、毎日12分多く眠れば、月に6時間余分に睡眠をとれることになり、長期的に大いにプラスになっていきます。また、昼間の眠気などにも、長期的に睡眠を少し多く取ることが有効であると言われています。

 

近日国内展開に期待!

Nokia Sleepには、IFTTTとの連携を除いて、睡眠トラッカーとして特筆するような機能はないものの、マットレスの下に敷いておくだけで日々の睡眠が分析できるという手軽さが大きな魅力となっています。

現在のところ、日本展開は行われていませんが、すでに日本語の商品サイトが公開されており、Coming Soonと発売が予告されています。動向に注目していきましょう!

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