メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」とは?
2015年11月5日、大手メガネチェーン店JINSから発売になった「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」は、発売当初から話題を呼び、今でも高い人気を維持し続けているメガネ型ウェアラブルデバイスです。
一般的にウェアラブルデバイスというとウォッチ型などが主流ですが、メガネをIoT化してウェアラブルデバイスにするという新しい発想によって「JINS MEME」が開発されました。
メガネとスマホアプリが連携することで、今まで見えなかった“心と体の内側”を知ることができるようになる「JINS MEME」、未だに高い人気を誇る理由となっているさまざまな機能について、詳しく紹介していきます。
「JINS MEME」はアプリで情報入手やトレーニングができる
「JINS MEME」には3点式眼電位センサー、加速度センサー、ジャイロセンサーという3つのセンサーを搭載した「JINS MEME ES」と、加速度センサー、ジャイロセンサーのみを搭載した「JINS MEME MT」があります。
違いを比較してみると、「JINS MEME ES」に対応しているアプリが6種類であるのに対し、「JINS MEME MT」は2種類のみ、価格も「JINS MEME ES」の39,000円に対して19,000円と大きく異なります。
ですが、充電時間(約2時間)、連続使用時間(リアルタイムモードで最長12時間、スタンダードモードで最長24時間)、通信方式(Bluetooth)、バッテリー、外部インターフェース、対応OS、付属品などに違いはありません。
具体的な機能について、まずは「JINS MEME」のセンサーから見ていきましょう。
「JINS MEME ES」のみに搭載されている3点式眼電位センサーですが、これは眼電位を検出するセンサーです。眼の動きやまばたきといった情報から、集中、活力、落ち着きなど、ユーザーの状態を捉えることができます。
一方、両モデルに搭載されている加速度センサーとジャイロセンサーは、移動と回転速度を検出するセンサーです。体のバランスを司る体軸線上に位置する頭部に装着することで、体軸の変化や姿勢角などを正確に捉えることができます。
運動をするときに適しているのが“体”の変化を捉えてくれる「JINS MEME MT」、集中力が必要なときや、健康状態をチェックしたいときなどに適しているのは“心”の変化も捉えることができる「JINS MEME ES」と言えるでしょう。
「JINS MEME」が面白いのは、アプリを使ってさまざまな情報を取得することができる点です。
たとえば「JINS MEME ES」が対応しているアプリ“JINS MEME”では、3点式眼電位センサーが検出した情報から、集中、活力、落ち着きの状態を規定して心の活性度を示す「アタマ年齢」をアニメーションなどで見ることができます。
また、同じく頭の動きから得られる情報から、活動量、姿勢、安定性といった状態を規定して歩行時の動きと姿勢、着座時の姿勢を「カラダ年齢」としてアニメーションなどで表示してくれます。
このほかにも“JINE MEME OFFICE”アプリではユーザーの集中時間が分かったり、“JINS MEME ZEN”では心のトレーニングを行い、集中力、判断力、創造性などを鍛えたりすることができます。
このように「JINS MEME」は、装着しているだけで対応アプリを介してさまざまな情報を入手したりトレーニングしたりできる、今までになかった全く新しいメガネ型ウェアラブルデバイスなのです。
そのほかのアプリやモデル別対応アプリについて、詳しくは「JINS MEME」公式サイトに記載されていますのでご確認ください。
「JINS MEME」対応アプリ一覧
安全運転アシスト機能も追加された「JINS MEME」、ぜひ使ってみたい
2017年8月3日より、「JINS MEME」の公式アプリ“JINS MEME DRIVE”に安全運転アシスト機能が追加されました。
3点式眼電位センサーが取得したまばたきや目の動き、頭部の動きなどから、独自に開発したアルゴリズムを通して眠気を判断することができるようになったのです。
覚醒度合いは「普通」「少し眠そう」「とても眠そう」の3段階で表示され、アプリのオリジナルキャラクターが表情やコメント(音声アナウンス)でユーザーに通知してくれるという仕組みです。
この“JINS MEME DRIVE”アプリは、「JINS MEME ES」でのみ利用が可能です。
なお、「JINS MEME ES」はプラス2,000円で、「JINS MEME MT」はプラス10,000円で度付きレンズに変更することも可能です。
魅力的な機能が満載で目が悪くなくても使ってみたいと思える「JINS MEME」、ウェアラブルデバイスの導入を検討している方や、より多機能のウェアラブルデバイスをお探しの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?