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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.06.02
2019.12.27

「BioMan」は“着るだけ”で心拍数を計測できる新しいスマートシャツ

心拍数を計測できるデバイスといえば、腕に装着する時計型のウェアラブルデバイスをイメージする方も多いのではないでしょうか?今回ご紹介する「BioMan」は、ただ“着るだけ”で心拍数を計測してくれる新しいスマートシャツです。

記事ライター:iedge編集部

スマートシャツ「BioMan」とは?

普段あまり意識することのない心拍数ですが、エクササイズを効率よく行うためにはもちろん、健康的な生活を送るうえでも心拍数の状態を知ることは非常に重要です。

健康志向が高まるにつれ、心拍数を計測できる時計型のウェアラブルデバイスが次々と登場する中、今回ご紹介する「BioMan(バイオマン)」は、AiQ Smart Clothing Inc.(台湾)が開発した“着るだけ”で心拍数を計測できるスマートシャツです。

一定の心拍数を保ちながらエクササイズすることは、より高い効果を得るために欠かせない条件です。

「BioMan」を着用して運動をすることで、リアルタイムに心拍数が把握できるため、次のように意識して運動強度を調整することができます。

※強度50~60% 運動不足解消や体力回復のための非常に軽い運動
※強度60~70% 基本的な持久力の増加や脂肪燃焼を目指す軽い運動
※強度70~80% 有酸素運動能力が向上する普通の運動
※強度80~90% 短時間での最大運動能力が向上するきつい運動
※強度90~100% 上級アスリートなどの瞬発力向上のための最大強度の運動

たとえば、ダイエット目的でウォーキングをする場合、1日1万歩を心拍数60~70%の強度で行ったり、高齢者の運動不足のためのウォーキングであれば50~60%の強度で行ったりするなど、目的や体の状態に合わせて自分で調整しながら行えるようになるのです。

なお、「BioMan」が計測した心拍数はBluetooth経由で、

Runkeeper
Nike+
Polar Beat
Strava
Runtastic Running Pro

など、「BioMan」に対応しているさまざまなスマホのフィットネス系アプリからチェックすることができます。

心拍数以外にも、たとえばRunkeeperアプリでは、歩数、平均歩幅、歩行距離、運動時間、平均速度、消費カロリーなどが計測できますので、エクササイズを振り返ることもできますし、健康管理にも大いに活躍してくれることでしょう。

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もちろん洗濯だって普通にできる

 

最新の特許技術を取り入れた「BioMan」、もちろん洗濯だって普通にできる

「BioMan」が高精度に心拍数を計測できるのは、特許技術が大きく関係しています。

AiQはもともと、人間の髪の毛よりも細い繊維にまで伸ばした316Lステンレス鋼を封じ込めることができる特許技術を持っていましたが、その技術を「BioMan」に活かしています。

ステンレス鋼で作られたスチールファイバー電極が、生体の発する微弱電流(信号)をしっかり検知し、高精度で心拍数を計測することが可能になったのです。

ところで、運動時に着用すると汗が染みこんでしまいます。「BioMan」はスマートシャツということで、IoT製品になるため、洗濯は可能なのかという疑問を持つ方もいるかもしれません。

しかし、心配は不要で、普通に水洗いすることができます。ただし、洗うときには「必ず」心拍センサーを外すことを忘れないようにしましょう。

 

新感覚の心拍数計測デバイス「BioMan」、ぜひ試してみては?

今回は“着るだけ”で高精度に心拍数を計測してくれるスマートシャツ「BioMan」をご紹介してきました。

男性用はブルーとブラック、女性用はブラックとピンクが用意されていて、サイズは男性用がM、L、XL、XXLの4種類、女性用がS、M、Lの3種類が販売されています。

シンプルながら洗練されたスタイリッシュなデザインも好印象の「BioMan」ですが、販売価格は男性用、女性用、サイズ、カラー問わず、すべて1着税込14,900円と、シャツにしては少し高価になっています。

ベストタイプ、Tシャツタイプ、スポーツブラタイプなど、タイプも各種販売されていますので、気になる方は公式サイトをご確認ください。

最後に、心拍センサーについてですが、電池駆動となっておりコイン型乾電池CR2032が1個必要になります。

データの伝送範囲は10mほどありますので、スマホを持ちながらであれば特に通信範囲について心配する必要はありませんし、電池を含めた重量もわずか17gですので、エクササイズの邪魔になることもないでしょう。

また、動作温度も0℃~50℃としっかり考えられているほか、心拍センサーの防水機能もIPX7(特定条件下で一時的に水没しても浸水せず機器に悪影響が及ばないレベル)となっていますので、汗で故障してしまうこともないでしょう。

ただし、繰り返しますが洗濯する場合は忘れずに外しましょう。また、AiQはペースメーカーを装薬している方は使用しないように呼びかけていますので、併せて注意が必要です。

新感覚の心拍数計測デバイス「BioMan」、少し高価ですが、新しいものが好きな方は、一枚持っていても損はないのではないでしょうか?

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