記録した温度・湿度・照度をスマホで受け取れるログみ~る(R)BTとは?
株式会社カスタムから発売されているログみ~る(R)BTは、無線搭載の温度・湿度・照度計です。
ログみ~る(R)BT専用アプリ(Ambient)をスマホやタブレットにインストールし、Bluetooth経由で連携すれば、ログみ~る(R)BT本体に保存されている計測データを受け取ることや、リアルタイムに確認することができます。
ログみ~る(R)BTが取得したデータは、アプリ上でリアルタイムに数値で確認できるほか、保存した過去のデータも併せて、折れ線グラフで確認したり、必要に応じて保存データをCSV形式でメール送信したりすることが可能です。
なお、リアルタイムのデータは、ログみ~る(R)BT本体とアプリをインストールしたスマホやタブレットがBluetooth通信している時になります。
これまでのように、ロガー設置場所にPCやケーブルなどを持ち込む必要もなく、データを確認したい時にスマホやタブレットを持ち込み、アプリ画面のアイコンを1回タップするだけで、Bluetooth通信でログみ~る(R)BTに保存されたデータを受け取ることができます。
ログみ~る(R)BTの記録可能期間は次の3パターンが用意されていて、それぞれサンプリング間隔が異なります。
84日間(サンプリング間隔:1時間)
21日間(サンプリング間隔:15分)
33時間(サンプリング間隔:1分)
ログみ~る(R)BTの使用目的に応じて、上記の期間を選ぶことができます。
なお、ログみ~る(R)BT本体に保存されているデータ容量がいっぱいになると、自動的に古いデータから上書きされていきます。
そのため、上記の期間以上のデータが必要な場合は、ログみ~る(R)BTが古いデータを上書きしてしまう前に、スマホやタブレットで受け取っておかなければなりませんので覚えておきましょう。
ちなみに、スマホに保存したデータは削除操作を行わない限り、保存されたまま残ります。
アプリも優秀、最大10台までのログみ~る(R)BTを管理できる
ログみ~る(R)BTのデータを管理できるアプリは、最大で10台まで同時に接続することができますので、自宅の各部屋だったり、オフィスの別のフロアや同フロアの遠隔地だったりと、さまざまな場所に設置することができるでしょう。
なお、ログみ~る(R)BT本体下部にはスマホで色や明るさを簡単に調節できるカラーLEDが搭載されています。この色や明るさはアプリにも反映されますので、複数台を管理する際に活用すれば、非常に便利です。
ログみ~る(R)BTのデータを管理するアプリを使用するには、iOS7.1以上、Android OS4.4以上および、Bluetooth4.0に対応しているスマホやタブレットが必要になります。
ログみ~る(R)BTの価格やセンサーの仕様などは?
ログみ~る(R)BTの標準価格は税別9,800円ですが、調べてみたところAmazon.co.jpやASKULでは7,350円~7,500円程度と、少々お得に販売されているようです。
最後に、ログみ~る(R)BTに搭載されている各センサーの仕様にも触れておきましょう。
・温度センサー
ログみ~る(R)BTの温度センサーはサーミスタタイプのセンサーで、測定範囲はマイナス10~プラス55℃、確度は0~プラス40℃までがプラスマイナス1℃、それ以外は同2℃となっています。
・湿度センサー
ログみ~る(R)BTの湿度センサーはセラミック抵抗式のセンサーで、測定範囲は20~95%、確度はプラス25℃、40~85% RHでプラスマイナス5%、それ以外は同10%となっています。
・照度センサー
ログみ~る(R)BTでは環境光ICセンサーを採用していて、測定範囲は0~30,000lux、確度はプラスマイナス20% rdgとなっています。
なお、ログみ~る(R)BT本体は電池駆動式で、単4形乾電池が2本必要です。1分間のサンプリング間隔で使用した場合の電池寿命はおよそ12ヶ月となっています。
ただし、ログみ~る(R)BTの設置場所や使用頻度、使用状態などによって前後しますので、早めの電池交換がおすすめです。
ということで、今回は温度・湿度・照度ロガー、ログみ~る(R)BTをご紹介してきました。
取得できるデータ量、保存期間、アプリの使い勝手などを考えると、ログみ~る(R)BTのコスパはなかなか優秀と言えるのではないでしょうか?
仕事や趣味で環境データを収集している方はもちろん、リクガメなどのペットを飼っている方、ビニールハウスで農作物を作っている方など、温度・湿度・照度データを必要としている方にとってログみ~る(R)BTは重宝されるデバイスと言えるかもしれません。