iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.04.26
2019.12.27

最大84日分の温度・湿度・照度が記録できるログみ~る(R)BTとは?

ログみ~る(R)BTは、設置場所の温度、湿度、照度などのデータを最大で84日分保存することができるロガー(記録計)です。今回は、ログみ~る(R)BTに搭載されている機能や使い方、スマホとの連携なども併せてご紹介します。

記事ライター:iedge編集部

記録した温度・湿度・照度をスマホで受け取れるログみ~る(R)BTとは?

株式会社カスタムから発売されているログみ~る(R)BTは、無線搭載の温度・湿度・照度計です。

ログみ~る(R)BT専用アプリ(Ambient)をスマホやタブレットにインストールし、Bluetooth経由で連携すれば、ログみ~る(R)BT本体に保存されている計測データを受け取ることや、リアルタイムに確認することができます。

ログみ~る(R)BTが取得したデータは、アプリ上でリアルタイムに数値で確認できるほか、保存した過去のデータも併せて、折れ線グラフで確認したり、必要に応じて保存データをCSV形式でメール送信したりすることが可能です。

なお、リアルタイムのデータは、ログみ~る(R)BT本体とアプリをインストールしたスマホやタブレットがBluetooth通信している時になります。

これまでのように、ロガー設置場所にPCやケーブルなどを持ち込む必要もなく、データを確認したい時にスマホやタブレットを持ち込み、アプリ画面のアイコンを1回タップするだけで、Bluetooth通信でログみ~る(R)BTに保存されたデータを受け取ることができます。

ログみ~る(R)BTの記録可能期間は次の3パターンが用意されていて、それぞれサンプリング間隔が異なります。

84日間(サンプリング間隔:1時間)

21日間(サンプリング間隔:15分)

33時間(サンプリング間隔:1分)

ログみ~る(R)BTの使用目的に応じて、上記の期間を選ぶことができます。

なお、ログみ~る(R)BT本体に保存されているデータ容量がいっぱいになると、自動的に古いデータから上書きされていきます。

そのため、上記の期間以上のデータが必要な場合は、ログみ~る(R)BTが古いデータを上書きしてしまう前に、スマホやタブレットで受け取っておかなければなりませんので覚えておきましょう。

ちなみに、スマホに保存したデータは削除操作を行わない限り、保存されたまま残ります。

 次ページ >
最大10台まで管理できる

 

アプリも優秀、最大10台までのログみ~る(R)BTを管理できる

ログみ~る(R)BTのデータを管理できるアプリは、最大で10台まで同時に接続することができますので、自宅の各部屋だったり、オフィスの別のフロアや同フロアの遠隔地だったりと、さまざまな場所に設置することができるでしょう。

なお、ログみ~る(R)BT本体下部にはスマホで色や明るさを簡単に調節できるカラーLEDが搭載されています。この色や明るさはアプリにも反映されますので、複数台を管理する際に活用すれば、非常に便利です。

ログみ~る(R)BTのデータを管理するアプリを使用するには、iOS7.1以上、Android OS4.4以上および、Bluetooth4.0に対応しているスマホやタブレットが必要になります。

 

ログみ~る(R)BTの価格やセンサーの仕様などは?

ログみ~る(R)BTの標準価格は税別9,800円ですが、調べてみたところAmazon.co.jpASKULでは7,350円~7,500円程度と、少々お得に販売されているようです。

最後に、ログみ~る(R)BTに搭載されている各センサーの仕様にも触れておきましょう。

・温度センサー

ログみ~る(R)BTの温度センサーはサーミスタタイプのセンサーで、測定範囲はマイナス10~プラス55℃、確度は0~プラス40℃までがプラスマイナス1℃、それ以外は同2℃となっています。

・湿度センサー

ログみ~る(R)BTの湿度センサーはセラミック抵抗式のセンサーで、測定範囲は20~95%、確度はプラス25℃、40~85% RHでプラスマイナス5%、それ以外は同10%となっています。

・照度センサー

ログみ~る(R)BTでは環境光ICセンサーを採用していて、測定範囲は0~30,000lux、確度はプラスマイナス20% rdgとなっています。

なお、ログみ~る(R)BT本体は電池駆動式で、単4形乾電池が2本必要です。1分間のサンプリング間隔で使用した場合の電池寿命はおよそ12ヶ月となっています。

ただし、ログみ~る(R)BTの設置場所や使用頻度、使用状態などによって前後しますので、早めの電池交換がおすすめです。

ということで、今回は温度・湿度・照度ロガー、ログみ~る(R)BTをご紹介してきました。

取得できるデータ量、保存期間、アプリの使い勝手などを考えると、ログみ~る(R)BTのコスパはなかなか優秀と言えるのではないでしょうか?

仕事や趣味で環境データを収集している方はもちろん、リクガメなどのペットを飼っている方、ビニールハウスで農作物を作っている方など、温度・湿度・照度データを必要としている方にとってログみ~る(R)BTは重宝されるデバイスと言えるかもしれません。

関連記事

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.