デザインはYale製品を踏襲
Nest x Yale Lockは自宅の既存のデッドボルトを置き換える形で設置されます。基本的なデザインの路線は、2017年発売のYale Assure SL Touchscreen Deadboltを踏襲しており、一見Nest製品には見えないかもしれません。
Yaleの他のスマートロックと同様に、詳細な取扱説明書と、初期設定サポートアプリBiltのおかげで、迷うことなく初期設定が行えます。
購入前にはまず、自宅玄関のドアにNest Yale Lockが設置可能かどうかを確認することが必要です。ほとんどの木製および金属製ドアで設置可能ですが、スライド式ドア、ガラス製ドア、マルチポイントロックには使用できません。
また、デッドボルトがドアの端から2.75インチ(約7センチ)以上離れている場合も、Nest Yale Lockを使用することはできません。
簡単設定、電池がなくなっても外付けで緊急作動OK
初期設定プロセスは、一般的なスマートロックと同様で簡単なものです。まず、前面プレートを取り付け、内側のパネルにケーブルを接続、パネルを取り付けて電池を挿入します。
正しく設置されるとスピーカーからメッセージが流れ、マスターコードの入力を求められます。そして入力後、デッドボルトが正確に回るかどうかをテストします。
デッドボルトを回すときに動かなくなったり、力が必要になったりする場合は、日々の使用に問題が発生することがあります。この場合、ドアのヒンジやフレームに問題がある可能性があります。
マスターコードとキャリブレーションが完了したら、Nestアプリの指示に従ってNest製品と接続します。
Nest Yale Lockの設定オプションは、他のYaleスマートロックで使用可能なオプションとほぼ同じです。スピーカーの音量や言語を調整したり、本体あるいはアプリから、パスコード設定を編集したりすることができます。
Nest x Yale Lockのバッテリーには、単三電池4本が使用されています。電池残量が少なくなると、Nestアプリからアラートが送信されます。キーパッドにも赤色でバッテリー残量が少ないことが表示され、キーパッド使用時には警告音も鳴ります。
最初の警告を無視しても、再び通知されます。完全に残量切れした場合でも、本体下部に9Vアルカリ乾電池を接続できる端子があり、パスコードを入力してロックを解除できます。
豊富なオプション、他製品との連携も/div>
豊富な通知オプション、Nest他製品との連携も
ビデオドアベルのNest Helloを持っている場合、Nestアプリで誰が玄関にいるか通知を出し、ライブフィードを表示します。外出中でもスマートフォンのマイクを通じて対応可能で、Nest Yale Lockと連携してドアを開錠することが可能です。
Nest Yale Lockでは、友人や家族のために、最大20のパスコードを作成できます。パスコードが使用されたときに通知を送信することや、パスコードの有効期限を設定することも可能です。
間違ったパスコードを5回入力しても、Nestアプリに通知が送信されます。また、他のNest製品とスマートフォンが離れているのを認識して、ドアを自動的に施錠することもできます。
Nest Yale Lockでは、Nest製品間の相互作用や情報共有はうまく機能するものの、Nest製品以外のスマートホーム連携機能はありません。
音声アシスタントについても2018年4月現在、未対応となっていますが、Nestの開発チームによると、今後Googleアシスタントとの連携が予定されているとのことです。
音声アシスタント経由での開錠は予定されていないとのことですが、他のほとんどのスマートロックメーカーも、同様にセキュリティ上の理由から採用していません。
他のNest製品を所有しているなら間違いなく買い
家庭内のすべての製品が相互に作用しあう、完全なスマートホームシステムは本当に魅力的です。Nestは間違いなくスマートホームの理想像を目指しており、Nest Yale Lockはその方向性をさらに推し進めています。
他にNest製品を導入していないなら、Yale Assure SL Touchscreen Deadboltを購入して、Z-Wave、ZigBeeを介したスマートホームネットワークに組み込むことも選択肢の一つです。
しかしながら、Nest製品をすでに導入している場合は、Nest Yale Lockが快適なスマートホームへの、最適な選択肢となることでしょう。
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