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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.04.25
2019.12.27

フィットネストラッキングに特化したスマートウォッチ Fitbit Versa

腕時計のように腕に着けているだけで、心拍数や睡眠時間、歩数などを管理できるフィットネストラッカーが人気を集めています。Fitbitはその中でも最大手のブランドとして、大きな存在感を見せています。

今回紹介するFitbit Versaは、Fitbit社のスマートウォッチ第2弾製品で、前作Fitbit Ionicの機能のほとんどを受け継ぎつつも、大幅な値下げと小型化を実現した注目製品です。

記事ライター:iedge編集部

Pebbleを受け継ぐデザイン 前作から100ドル値下げ

Fitbit Versaのデザインを見てみると、Fitbitが2016年に買収し、2018年でブランドを終了するPebbleのスマートウォッチに驚くほど似ています。これはPebbleの開発チームがFitbitに合流したためで、Pebbleユーザーの移行の狙いもあるかもしれません。

価格は199ドルと、299ドルの前作Fitbit Ionicから100ドル安くなっています。機能自体はほぼすべて受け継がれていて、防水性も健在です。

受け継がれなかった機能といえば、単独でのGPSです。ただ、位置情報に関しては、スマートフォンとリンクすることによって取得可能となっています。

バッテリーに関しては、これまでのFitbit製品よりも少々劣るかもしれません。カタログスペック上の寿命は3日で、他のFitbit製品よりも短い値になっています。しかし、それでもApple Watchに比べるとかなり長く保つことができます。

Fitbit Versaは同価格帯ではまぎれもなく、最高のフィットネスフレンドリーなスマートウォッチです。2018年現在では購入の第一候補となり得る製品でしょう。

 

フィットネスフレンドリーなFitbit Versaの魅力

Fitbit Versaでは、スマートウォッチ、あるいはフィットネストラッカーとして、必要とする情報を素早く手に入れることが出来ます。特にスマートウォッチとしては、こうした機能は最も重要なことでしょう。

また、バッテリーの持続時間は睡眠中も装着するのに十分な長さです。ふと目が覚めた時に時間を確認できますし、手首に振動を与える目覚まし効果はかなり高いと言えます。

そして何より、睡眠時間をトラッキングすることが出来ます。Fitbit Versaでも、他のFitbit製品と同じように安定した睡眠計測を実行可能です。

防水性にも優れていて、水深50mまで対応します。現在、最もスタンダードな同社製品Fitbit Charge 2では防水機能を備えておらず、入浴中や水泳時は外さなければなりませんでした。

Fitbit Versaでは、入浴中でも水泳中でも着けたままでいられ、水泳の運動強度のトラッキングも可能です。

さらに、OSも改良がなされています。音楽再生画面では、コントロールがすべて1つの画面に表示されていて、非常に理にかなっています。フィットネストラッキングの情報もより多くを表示できるようになっています。

また、特筆すべきは心拍数計測の正確さです。試しにジムの大掛かりな血圧計で心拍数を計ってみましたが、計測数値はFitbit Versaで計測したものと変わりありませんでした。

これだけ小型のデバイスで正確な計測が出来、さらに常時計測してデータを蓄積するのですから素晴らしい機能だと言えるでしょう。

Fitbitには、Fitbitアプリから起動するApp Galleryというアプリストアがあります。2017 年のFitbit Ionicとともに開設されたストアですが、今はまだFitbit Ionicに最適化されたアプリが大半で、Versa互換のアプリはあまり多くありません。

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スマートウォッチとしては課題点もあり

 

スマートウォッチとしての機能には課題点もあり

Versaには課題もあり、Apple Watchが持つスマートフォンとのより深い接続機能が欠けています。電話に出ることは不可能で、音楽の同期も簡単ではありません。また、iOSでメッセージに返信することはできません(Androidでは可能です)。

その他、タイマー設定のようなクイックアクションを音声アシスタントで設定することもできず、地図での道案内機能もありません。

しかし、これらの欠点はスマートフォンとの併用で容易に克服可能です。Fitbit Versaのフィットネストラッキング機能は素晴らしいもので、欠点を大いに補ってくれるでしょう。

なお、バッテリーの寿命は、使用用途によって異なります。通常使用では3日間保ちますが、音楽再生時はわずか7時間しか持ちません。Fitbit Versaが後継となることを狙うPebble Timeのバッテリーは5日持ったため、もう少し持続時間が欲しいところです。

同梱されている充電器は、Fitbit独自規格の新型で、Versa以外のモデルとは互換性がありません。クレードル式の充電は手軽ですが、これまでのFitbitと比べると少々かさばります。

そして、Fitbit VersaにはGPSを搭載していません。これはFitbit IonicとApple Watchには搭載されていますが、Versaでは小型化や低価格化とのトレードオフとなっています。ただし、スマートフォンとのリンクでGPSを代用可能です。

 

フィットネスウォッチで最良の選択肢 国内発売もまもなく

 上で挙げたような機能面に関する少々の欠点に目をつぶることが出来るなら、Fitbit Versaは本当に素晴らしいスマートウォッチです。もしフィットネスウォッチを探しているなら、Apple Watchにこだわりがない限り、最良の選択肢となるでしょう。

また、Fitbit Versaは日本国内での発売も発表されています。プレスリリースによると、2018年第二四半期に発売とのことで、7月〜9月の間に発売されるようです。値段等も気になるところですが、詳細は続報を待ちましょう。

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