AIマンションの評判を知る方法はある?
そもそもAIマンションとはAI(人工知能)とIoT(Internet of Things)を組み合わせたマンションのことですが、評判を知る前に、どのようなマンションをイメージすれば良いのかを簡単に解説します。
マンションの一室まるごとがAIを搭載した大きな「頭脳」となっており、各所に設置されたカメラやセンサーが、居住者のあらゆる情報を収集し、情報をAIが解析することで、IoTデバイスなどを最適制御するというのがAIマンションの一般的なイメージです。
AIマンションは住めば住むほど、居住者のライフスタイルや嗜好、くせなどに最適化したマンションへと進化していきます。
AIマンションは、近い将来スタンダードになっていくことが予想されるマンションの新しい形ですが、日本では登場したてのため、ネットなどを探してみても評判にたどり着くことはなかなか難しいのが現状です。
「実際に住んでいる方の評判を見聞きしてからAIマンションの購入を検討したい」と考えている方も多いかと思いますが、まだまだ絶対数が少ないため、AIマンションの評判や、関連した情報を見つけることは簡単なことではありません。
AIマンションに住んでいない方のAIマンションに対する評判
AIマンションに住んでいる方自体がまだまだ少ないものの、AIマンションそのものについての評判であれば、いくつか確認することができます。
ただし、実際にAIマンションに住んでいる方の評判ではありませんので、あくまで参考程度にとどめておいてください。
AIマンションに対する良い評判の例
「時短など、生活そのものの効率化が実現できそう」
「しなくて良いことが増えるというメリットがある」
「今までにない快適さを体感できそう」
良い評判では、こうした期待感やワクワク感、そして“やらずに済むことが増えそう”という利便性や可能性を、高く評価する声が見られました。
一方、AIマンションをあまり良く感じていない評判も見かけられます。
AIマンションに対する良くない評判の例
「誰かに監視されているような気持ちになるかもしれない」
「あらゆる情報を取得されプライバシーがなくなりそう」
「一度AIマンションに住むと抜け出せなくなりそう」
あまり良く感じていない方の評判の多くは、AIマンションに搭載される多数のセンサーやカメラでデータを収集することで「見られている」「情報を盗まれている」と感じるのではないかという声が多いようです。
確かに、AIマンションには多数のセンサーやカメラが搭載されていますので、そう感じてしまう評判もうなずけます。
なお、AIマンションの具体例として挙げられるのは、株式会社インヴァランスとBrain of Thingsが手がける「CASPAR」です。
「CASPAR」は、100個以上のセンサーが0.05秒ごとに居住者のセンシングデータを収集してAIが解析し、居住者の行動を予測して自動対応してくれるようになるというAIマンションです。
AIマンションは誰かがカメラを覗いている訳ではありませんし、むしろ「入居者が倒れた時に自動で外部へ通報してくれる」「薬を飲み忘れそうになった時に知らせてくれる」など、多数のメリットがあることも知っておいた方が良いでしょう。
AIマンションに住んでいない方の評判は、こうした「印象」や「イメージ」が先行してしまっている場合が多いのが現状であると言えます。
AIマンションの評判を探すよりモデルルームへ出かけてみては
今回はAIマンションの評判について解説してきましたが、AIマンションの購入を検討されている方の役に立つ、「現在実際にAIマンションに住んでいる方の口コミ・評判」は簡単にはチェックできないのが実際のところです。
繰り返しになりますが、やはりAIマンションに住んでいる方がまだ少ないため、有益な評判やその他の情報にたどり着くのは現段階では難しいかもしれません。
その場合、評判が見つからないのなら、むしろ、モデルルームに出かけて実際にAIマンションの暮らしを体感してみるのも良いのではないでしょうか?
たとえば、前評判が高かったソフトバンク株式会社、エンコアードジャパン株式会社、横浜市住宅供給公社が手がける「横浜MIDベースタワーレジデンス」は、棟内モデルルームを公開し申し込みを受け付けています。
※2018年3月時点で残り2邸のため完売している可能性があります。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
「百聞は一見にしかず」と言われている通り、評判が見つからなければ、こうしたモデルルームに出かけて実際に体験してみることをおすすめします。