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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.03.29
2019.12.27

自動車部品の老舗がスマートサーモスタットへ参入Bosch Connected Control

自動車部品や電動工具の製造で知られるドイツ企業Boschが、新製品Bosch Connected Controlを携えて、スマートサーモスタット市場に参入しました。

Boschは自動車部品の他、1世紀以上にわたってHVAC(ガス炉、電気炉、ヒートポンプなど)市場で商品を送り出しており、同じくスマートサーモスタット市場に参入した老舗企業Honeywellのように、EcobeeやNestなどの新興企業に集められている注目を取り戻そうとしています。

Bosch Connected Controlは、Boschの蓄積されたノウハウを存分に生かしているだけでなく、先端的技術への貪欲な姿勢が伺える製品です。

記事ライター:iedge編集部

簡単設置、加湿器の制御も可能

Bosch Connected Controlは、大部分の家庭用HVACシステムと広く互換性があります。 Honeywell Lyric T5やNest Thermostat Eとは異なり、加湿器や除湿器を制御することもできます。

Boschはインストールサポートのためのハウツービデオを提供しており、配線は非常に簡単です。

しかし、それはC-WIREで接続している場合で、自宅のHVACシステムによっては複雑になる可能性があるため、あらかじめ確認が必要です。また、バックパネルに水準器が付けられていないため、取り付け角度にも注意すべきでしょう。

 

設置後すぐに使用開始

Bosch Connected Controlには基本的なスケジュールがあらかじめ設定されており、室温を21度前後に保つよう設定されています。これで快適に過ごせる場合、設置後の設定は必要ありません。

正面に搭載された5インチのタッチスクリーンは明るく、高精細で、応答速度も優れています。ただし、家庭のWi-Fiネットワークへの接続なしでは、家庭モードと休暇モードの2つのモードの切り替え及び設定に限られます。

スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすれば、1日に最大8つの温度を設定可能な4つのスケジュールをプログラムできます。

しかし、自宅から特定の範囲内、あるいは範囲外にいるかに基づいて温度を制御するジオフェンシング機能はサポートされていません。

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UIに一部不便な点も

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