インテリアデザイナーによる特徴的デザインとスタンダードで堅実な性能を両立
スイスのインダストリアルデザイナー、イヴ・ベアールによるデザインが特徴的なHive Viewは、シンプルな見た目通り、すぐに使い始めることが可能になっています。
また、立方体のカメラユニットはマグネット式のメタルスタンドから取り外して、短時間バッテリー駆動させることもできます。
ただ、これらを除けばHive Viewは驚くほど標準的なセキュリティカメラです。130度の広角視野、1080pライブストリーミング、夜間モード、イベントトリガー録画と、セキュリティカメラの基本機能を堅実に押さえています。
あえて言うなら、イベントトリガー録画において、歩く人間とその他の動きを区別する機能がありますが、これもいくつかのカメラにすでに搭載されており、他製品との差別化にはならないでしょう。
ただし、機能を漏れなく搭載し、安定した動作が可能という点で、Hive Viewはスマートホームセキュリティ初心者のユーザーにとって、最適なデバイスかもしれません。
クラウドで月30日間録画可能
Hive Viewの発売と共に、Hiveは新しいクラウドサービスHive Video Playbackを開始しました。月額6ドルで30日間分ビデオ録画が可能です。定期購入なしでは、カメラ本体に24時間の保存が可能で、初月無料キャンペーンを行っています。
Hive Viewは、Hive Close to Homeスターターパックの一部として販売されています。
上記にはその他、スマートライト、ドアおよびウィンドウセンサー、スマートプラグ、スマートハブが含まれ、350ドルです。また、2年間月額14.58ドルの割賦コースも選択可能となっています。
簡単設定など、ユーザーフレンドリーな機能性
Hiveのスマートホームユーザーは、Hive Viewを設置し、Hiveアプリで「新しいデバイスを追加」をタップするだけで、カメラをオンラインにできます。Hive Viewが最初のHive製品である場合は、Hiveアカウントを設定する必要があります。
どちらの場合も、Bluetoothで携帯電話とHive Viewを接続し、次にWi-Fi接続するという比較的簡単な設定プロセスです。
カメラスタンドの頑丈な円形ベースは、テーブルや棚から容易に倒れないようになっていますが、壁や天井に貼り付けるための取り付けハードウェアもパッケージに含まれています。
ステムは回転させたり傾けたりすることができ、視野角に柔軟性があります。ただ、USB電源ケーブルがカメラの裏側に付いているため、コードがスタンドに巻き込まれないようにする必要があります。
カメラキューブはスタンドから簡単に外すことができ、元の位置に戻すと再度、取り付けることができます。バッテリーは約1時間しか持ちませんが、例えば、火にかけた鍋を見ておくなどの使用に関しては十分のようです。
Hiveアプリからカメラを管理する操作はかなり直感的です。Hive Viewがアプリに追加されると、Hive Viewはアプリのハニカムディスプレイ上に他のHiveデバイスと一緒に表示されます。
Hive Viewのアイコンをタップすると、カメラのホーム画面が開き、検出された音やモーションのタイムライン、現在のカメラ映像が表示されます。
画質も素晴らしく、発色が鮮やかでディテールも細かく見えます。夜間モードにしても、は部屋全体が把握できます。音声も歪んだり、急に大きくなったりすることはありませんでした。
Hive Viewのセキュリティ機能の信頼性は高いものです。動きを検出すると発信されるプッシュ通知や電子メールは迅速かつ正確で、ペットの四足歩行と人の二足歩行をしっかりと見分けることが出来ます。
スマートホームセキュリティ初心者におすすめ
2018年3月現在、Hive Viewはスマートホームパックの一部として販売されているにもかかわらず、他のHive製品とは連携していません。ただしこれは、Hive Viewが優れたカメラであることを否定するものではありません。
シンプルさとユーザーフレンドリーさ、安定性を併せ持つHive Viewは、スマートホームセキュリティ初心者にとっては最適な選択肢です。
既にHive製品を所有している場合、Hive Viewは他ブランドと連携面では優位性を保てませんが、シンプルなセキュリティを望んでいるなら、選択肢の一つとして足り得ます。
残念ながら、2018年現在日本国内での正式発売はされていませんが、もし今後、国内発売されるとなれば、注目の商品となることは間違いありません。