ただの小型化にとどまらないシンプルで美しいデザイン ただそれ故のジレンマも
Echo Spotは、言ってしまえばAmazon Echoに対するAmazon Echo Dotのようなもので、7インチディスプレイを搭載した初のEchoデバイスAmazon Echo Showの小型で安価なバージョンです。
しかし、Echo Dotが単純にEchoを小型化したのに対して、Echo Spotでは形状の変化によって新たな用途を生み出し、デザイン自体もより洗練されたものになっています。
直径約10cmの半球状の本体に、直径約6.5cmの円形ディスプレイが配置されたデザインは、Nestサーモスタットを彷彿とさせるスタイリッシュさです。
スピーカーは底面近くの側面を取り囲むように配置され、ディスプレイはどの角度からも見やすい70度に設定されています。また、調節可能な輝度や広い視野角によって高い視認性を誇ります。
Echo Spotはナイトスタンドや机の上に置くと目覚まし時計のように見えますし、キッチンに置けばおしゃれなタイマーのようにも見えます。
他のEchoデバイスは内部の機能や用途からデザインされているように見えますが、Echo Spotに関しては、デザインが新たな用途を生み出しているような印象を受けます。
しかも、それは用途を限定するものでもなく、ごくシンプルな曲線デザインで、どこにでも違和感なく溶け込むでしょう。
とはいえ、そのシンプルなデザインゆえに気になる部分もあります。それは電源コードが目立つことです。
Echo Spotはその性質上目立つところに置くことが多いため、どうしても電源コードと大きなACアダプターが目立ってしまいます。
Echo Spotのイメージ画像やPVを見ると、電源コードは写っておらず、バッテリーで動作するように思えてしまいます。しかし実際はバッテリー未搭載で、大きなACアダプターを差し込む必要があります。
もしかしたら今後、充電式のバッテリーが搭載されたEcho Spotが登場するかもしれません。
ディスプレイならではの機能も