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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.03.29
2019.12.27

SiriでWemoデバイスをコントロール WeMo HomeKit Bridg

BelkinによるスマートホームブランドWeMoでは、スマートプラグやスマートスイッチ、セキュリティカメラなどを発売していますが、AppleのスマートホームプラットフォームHomekitには未対応のままでした。

今回紹介するスマートホームハブWeMo HomeKit Bridgeは、ルーターにLANケーブル経由で接続することで、WeMo製品をSiriで操作可能にするスマートホームハブです。

記事ライター:iedge編集部

40ドルでSiriコントロール可能に

WeMo HomeKit Bridgeの価格は40ドルと、スマートホームハブとしては比較的リーズナブルです。

また、WeMo MiniやWeMo Dimmerのような現在発売されているデバイスだけでなく、WeMo Motion Detectorや旧世代のWeMo Switchesなど、すでに販売されていないデバイスにおいても動作します。

WeMoデバイスをSiriでコントロールできるようになったため、WeMoはAlexa、Googleアシスタントを含む主要音声アシスタント3種に対応しました。

AlexaやGoogleアシスタントを利用する際にWeMo HomeKit Bridgeのようなハブは必要ありませんが、Amazon EchoやGoogle Homeなどのデバイスが必要となります。

WeMo HomeKit Bridgeを使えば、iPhoneやiPadからコントロールが可能になるほか、Apple HomePodからもコマンドを送信することもできます。

 

ケーブルをつないでコードを入力するだけの簡単設定

 WeMo HomeKit Bridgeを使用するには、付属のMicro-USBケーブルを電源コンセントに差し込み、付属のLANケーブルでルーターに接続します。LANケーブルの長さが約23cmと短いため、無線接続には対応していないのが少々残念です。

設定前にWeMo HomeKit Bridge背面にある8桁のHomeKitコードの写真を撮っておくことをお勧めします。これが設定で使用するコードとなります。

iPhoneのカメラでコードを写すだけで入力可能ですが、既に接続されたWeMo HomeKit Bridgeの背面を写すことは少々面倒です。幸いにも、手動でコードを入力することもできるため、撮っておいた写真が役立ちます。

コードを入力さえすれば、設定はすべて完了です。自宅のWi-Fiネットワークに接続されているWeMoデバイスは、WeMo HomeKit Bridgee経由で信号を自動的にルーティングします。

そのため、個々のデバイスをHomekitアプリに追加する必要はありません。Bridgeをセットアップした後に設置するWeMoデバイスについても同様です。

それでも、WeMoとHomeKitの統合は完全にシームレスではありません。 WeMo Motion Detectorはサポート対象内で、WeMo HomeKit Bridgeのインストール後にHomekitアプリに表示されるはずですが、認識させるのに少々時間がかかりました。

一方、WeMo Coffeemaker、WeMo Crock-Pot、WeMo LEDなどのニッチな製品はサポートされていません。ただ、かなりニッチな製品のため、これは短所とはならないでしょう。

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自宅外からのコントロールが少々面倒

 

自宅外からのコントロールが少々面倒

短所としては、WeMo HomeKit Bridgeを使用しても、それだけでは自宅外からSiriコントロールができないことです。

WeMoアプリを使用してなら、どこからでもWeMoデバイスを制御できますが、自宅外からSiriで制御しようとするなら、家にもう一つiPhoneやiPadを置いたり、あるいはHomePodを購入しなければならなかったりするケースがあります。

Appleは、自宅のハードウェアを家の外からアクセスすることに、かなり慎重になっているようです。十分理解できる理由ではありますが、自宅の自分のデバイスを制御するのに多くを要求されるのは、ユーザーとしては少々煩わしいかもしれません。

 

iOSのWemoユーザーにとっては非常に優秀なデバイス

WeMoユーザーの中には、Siriとの同期のために40ドル払うことに抵抗がある人もいるかもしれません。

しかし、AlexaやGoogleアシスタントとの同期にしてもAmazon EchoやGoogle Homeが必要になるため、WeMo HomeKit Bridgeの40ドルはそれらに比較すると最も安価だといえます。

スマートスピーカーにそれほど価値を感じない人にとっては、これは大きな魅力となるでしょう。WeMo HomeKit BridgeはWeMoユーザーにとって、少なくとも40ドルの価値を担保しているように思えます。

一方、使用デバイスがWemoに限定され、iHomeやiDevicesなどのスマートプラグやスマートスイッチが選択肢から外れてしまうというデメリットはあります。

それでもWeMo HomeKit Bridgeは使いやすく、安定して動作します。すでに販売が停止されている第一世代のWeMo Switchなどもサポートしています。

2017年5月の発表から半年以上と少々時間はかかりましたが、iOSのWeMoユーザーにとって価値のあるオプションデバイスです。

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