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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.02.22
2019.12.27

期待に胸が踊る!IoTを取り入れた未来の家はすぐそこまで来ている

IoT技術が急速に発展したことで、ひと昔前までは夢のような話だったIoTを取り入れた世界も、今やすぐそこまで来ています。今回は実際に家にIoTを取り入れたプロジェクトやおすすめのIoT家電から賃貸住宅まで「IoTと家」の今をご紹介します。

記事ライター:iedge編集部

IoTがある暮らしを体験できる「未来の家プロジェクト」

横浜市、株式会社NTTドコモ、and factory株式会社が共同で実証実験を進めている未来の家プロジェクトは、さまざまなメーカーのIoTデバイスを、トレーラーを改装した移動式スマートホームの各所に設置し、各デバイスが取得したあらゆる情報をクラウド上に集約してスマホアプリからコントロールしたり確認したりすることができる、まさに未来のIoTの家です。

〈データ収集〉

コンセントに取り付けることで消費電力値を取得および可視化するワットチェッカー、居住者が身につけることで1日の活動量を可視化できるウェアラブルデバイス活動量計、敷布団の下に設置するだけで睡眠中の呼吸や睡眠の深さ、睡眠時間などを測定する睡眠計など、10種類のデバイスを用意しています。

〈操作〉

食卓の上に設置し、食事を撮影することで記録および栄養素を解析してくれる食事解析カメラ、アプリを通じてエアコン、テレビ、空気清浄機、香りデバイスなどを一括制御できる赤外線学習型リモコン、アプリを通じて照明の明るさや色をコントロールできるスマート照明など6種類のデバイスを設置しています。なお、デバイスは今後拡大予定とのことです。

実証実験は約2年間行われ、1回の実証実験は1週間程度とのことですので、実験を進める中で課題も浮き彫りになると思いますが、年代や生活習慣などが異なるさまざまな人たちの生活ログを蓄積してAIが解析することで、IoTによって家そのものが居住者の生活状態や健康状態を把握し、快適な室内環境および健康的な状態に自動調整することを目指しています。

 

おすすめのIoT家電3選

すでに、さまざまなIoT家電が販売されています。ここでは防犯、見守り、そしてインターネットセキュリティの観点から、IoTの家に取り入れるならおすすめのデバイスをご紹介します。

〈防犯〉

パナソニックのスマ@ホームシステムの一つ開閉センサーは、窓やドアに取り付けておき“警戒モード”に設定しておくことで、窓やドアの開閉が検知されるとセンサー本体から警告音を流したり、別売りのホームユニットが振動して教えてくれたりするというデバイスです。

専用アプリを介して、スマホから窓やドアの開閉状態を確認したり、通知を受け取ったりすることも可能です。

1日に130件を超える空き巣や侵入窃盗が発生していると言われている現代、防犯対策は万全にしておきたいところです。

〈見守り〉

パワーエレックの見守りコンセントWiFi-Plugは、コンセントに差し込み、消費電力量からそっと高齢者世帯などを見守ることができるデバイスです。

長時間テレビがつきっぱなし、あるいは長期間電気の消費量が極端に少ないなど不自然な使用パターンを検知すると、専用アプリをインストールしたスマホにプッシュ通知が送られるほか、登録した家族などにメールでお知らせしてくれます。

また、経年劣化した家電から発火する事故なども後を絶ちませんが、本デバイスは異常電力を検知すると内蔵されているヒューズが電気を遮断してくれるほか、大電力を連続使用した場合にプッシュ通知とメール通知で家族にお知らせしてくれるうえ、スマホアプリから遠隔操作で家電をオフにすることもできます。

〈インターネットセキュリティ〉

トレンドマイクロのウィルスバスター for Home Networkは、家庭のネットワークに接続されているデバイスを外部からの攻撃や有害サイトへのアクセスなどから一括で守ってくれる頼もしいデバイスです。

インターネットに繋がるということは、外部からのサイバー攻撃などにさらされていることを意味します。しかしながら各デバイスのセキュリティを万全にすることは現実的に非常に難しく、目に見えないため、実害が出るまで気づかないケースが想定されます。

そんな時に、一括で防御してくれるインターネットセキュリティデバイスは早いうちからIoTの家には取り入れておいた方が良いでしょう。

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家賃が変わらないIoT賃貸住宅も

 

家賃が変わらないIoT賃貸住宅も登場

株式会社ロボットホームが提供するIoT賃貸住宅kitを導入する賃貸物件も増えています。

タブレット型ゲートウェイの“セントラルコントローラー”、窓やドアの開閉・揺れなどを検知すると専用アプリを介してスマホに通知してくれる“ウィンドウセキュリティ”、室内環境の情報を取得したり、赤外線リモコンを使用する家電の遠隔操作を可能にしてくれたりする“ネイチャーセンサーリモートコントローラー”が基本セットになっています。

その他、オプションとしてスマホ、テンキー、カードキー、リアルキーの4種類の方法で開錠可能な“スマートロック”、外出時の来訪者にもクラウド経由で応答することができる“ドアホン”、外出先からでもオンオフおよび明るさの調整が可能な照明“スマートライト”などがあります。

基本的に導入費用や月額利用料はオーナー負担となり、家賃には反映されないとのことですので、今までと同じ家賃で憧れのスマートホームに住めるというわけです(ただし例外もありますので、入居前に確認することをおすすめします)。

数年前まではまだまだずっと先の未来の話だと思っていたIoTがある家での暮らしも、いよいよ現実味を帯びて来ました。

今から数年後、どんなIoTの家が待っているのか期待に胸が踊ります。

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