サーモスタットとは?
サーモスタットは温度変化を検知してスイッチやバルブなどを調整し、設置箇所の温度を所定の温度に自動調節する装置のことを言います。
例えば車のエンジンの水温が上がりすぎないようにラジエーターのバルブに取り付けられていたり、コタツの温度やトースターの温度などが異常に高くなってしまった場合に絶縁状態にして、それ以上の加熱を抑えてくれたりするものです。
アメリカではこのサーモスタットが空調設備と連携して自動調節を行っている住宅が多く、今回ご紹介するNest Learning Thermostatはそのサーモスタットをより高性能に、より賢く改良したデバイスであると言えます。
空調に対する考え方が違う日本とアメリカ
日本では「一日中エアコンをつけっ放しにする」という家庭はほとんどありません。それはその必要性がないということもありますが、節電や電気代の節約といった考え方も大きく、夏でも冬でも外出時にはオフにすることがほとんどです。
一方、アメリカでは「一日中エアコンをつけっ放しにする」という習慣が根強いのが特徴です。常に快適な空間を整えておくことはもちろん、オン・オフを繰り返すよりも電気代がかからなかったり、実は環境面にも優しかったりという考え方があるようです。
「それなら日本には適さないのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、その判断はNest Learning Thermostatの実力を知ってからでも遅くはありません。
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家電を制御可能、AIを搭載
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