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2021.02.11
2021.02.11

ついに日本でも心電図機能が有効に!Apple Watchが救った人命の事例

記事ライター:ハウザー

長らく日本では使えない状態が続いたApple Watchの心電図(ECG)機能と不規則な心拍の通知(IRN)機能ですが、2021年1月27日のアップデートにより、ついに使えるようになりました。これらの機能はこれまでに世界中で何人もの人々の命を救っています。そんな事例を見てみましょう。

この記事のコンテンツ:

  • 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構から承認を受ける
  • Apple Watchが人命を救った事例
  • 日本でも命を救った事例が報告されるかも?

 

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構から承認を受ける

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これは、Appleのソフトウェア技術によって実現するアプリと機能が、日本の厚生労働省の所管機関である独立行政法人 医薬品医療機器総合機構から管理医療機器として承認を受けたことで実現したものです。

すべてのApple Watchでこれらの機能が使えるわけではなく、それぞれに対応したApple Watchが必要です。具体的には、ECG機能はApple Watch Series 4, 5, 6の3機種、IRN機能はApple Watch Series 3以降およびApple Watch SEです。また、OSであるwatchOSは7.3以降、ペアリングするiPhoneはiOS 14.4以降にアップデートしておく必要があります。

Apple Watchが人命を救った事例

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Apple Watchには、実際に人命を救ったことが世界中で何回もあります。そんな事例を見てみましょう。

使用可能になってすぐ心房細動を発見する

ドイツに住むある男性は、ヨーロッパでECG機能が使えるようになったとき、早速この機能を試しました。すると、すぐに心房細動であるという警告がApple Watchから出たそうです。

この機能を何度試しても同じ警告が出るため、病院に行ったところ、実際に心房細動と診断されました。ある実験によると、600回以上テストした結果、Apple Watchは98.3%の確率で心房細動を正しく判断し、正常な脈拍を示す洞調律を99.6%の確率で診断したとのことです。

心拍障害を早期に察知

2020年1月にブラジル人の男性であるホルヘ・フレイレ・ジュニアさんは、Apple Watchから「あなたの心拍数は10分以上140BPMを超えています」という警告メッセージを受信しました。その後、心拍数を計測すると170BPMと非常に高かったため、安静にしたのですが、それでも心拍数は下がらず、救急救命室へ直行したそうです。

検査の結果、心不全や脳卒中を引き起こす可能性のある心拍障害を患っていることが判明。病院のスタッフにApple Watchで計測した心拍数のデータを見せたところ、スムーズに診察に入ることができたとのことです。

13歳の少年が心臓の手術を早期に受ける

Apple Watchによって命を救われたのは大人だけではありません。アメリカのスカイラー・ジョスリンさんは、2018年4月の授業中、Apple Watchから心拍数が190BPMもあることを警告する通知を受けました。

母親が慌てて駆けつけ、すぐに救急病院に運び込みましたが、病院では心拍数が280BPMまで上昇したそうです。その後、スカイラーさんは上室性頻拍と診断され、手術を受けました。

甲状腺機能亢進症が見つかる

アメリカのヘザー・ヘンダーショットさんは26歳で、それまで病気1つしたことがなかったそうです。しかしながら、ある時Apple Watchから心拍数が120以上だという通知を受けました。

心拍数は一晩中上昇し続けましたが、なんの症状も感じなかったそうです。しかしながら、病院に行ったところ、心拍数が異常に高いことを懸念され、精密検査を受けることに。結果、甲状腺機能亢進症であることがわかり、そのまま治療を受けないままだと命に係る合併症につながっていたかもしれないとのことです。

転倒検出機能で命を救われる

Apple Watchには、内蔵センサーで着用者の転倒を検知し、その後1分間動作が見られない場合には緊急通報サービスに連絡するとともに、登録された緊急連絡先に着用者の位置情報を添えてメッセージを送る機能があります。

オーストラリア在住のケイト・ドナルドさんは、一人で自宅にいた際にてんかんの発作が起こって転倒。Apple Watchは夫のベンさんにテキストメッセージを自動送信しました。ベンさんは近所の人に電話をかけ、その人が救急車を呼びましたが、すでにApple Watchが呼んだ後だったとのこと。さらに、病院へ搬送される最中もGPS情報のおかげで、妻の現在地点がわかり安心だったそうです。

農場で転倒した男性の命を救う

アメリカで農場を営むサルスマンさんは、2020年5月に農場のはしごから落下しました。6メートルの高さから叩きつけられ、数十メートル先のトラックまで這っていくこともできない状態に。

しかしながら、すでにApple Watchの転倒検出機能はすでに作動済みで、自動的に地元消防団にGPS情報を通知済み。サルスマンさんが助けを求めようとSiriに呼びかけているときにはすでに救急隊が出発済みだったそうです。

Siriを使って緊急通話用電話番号に電話

ケイシーアンダーソンさんは2017年後半に追突事故にあいました。その際、顔をハンドルやヘッドレストに強く打ちつけ、しばらくの間目が見えない状態に。この状態で、ケイシーさんはApple Watchを着用していることを思い出し、Siriを使って緊急通話用電話番号に電話することができました。その後、無事に救急隊員に救助されたとのことです。

日本でも命を救った事例が報告されるかも?

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このように世界中のさまざまな人の命を救ってきたApple Watchですが、前述の通り、ようやく日本でもECG機能やIRN機能が使えるようになりました。これらによって命を救われる人がこれから報告されるかもしれません。

年齢やこれまでの健康にかかわらず、病気や事故は突然やってくるもの。Apple Watchをお守り代わりにつけておくのもいいかもしれませんね。

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