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2020.11.16
2020.11.16

自宅警備の救世主?Amazon傘下のRingから家庭用警備ドローンが登場

記事ライター:ハウザー

いくら安全な日本といっても、自宅が泥棒に入られるリスクは常にあるもの。最近では監視カメラも一般的になりつつありますが、監視するだけでは泥棒は追い払えません。また、家全体を監視するのには大量のカメラが必要です。Amazon傘下のRingから登場する「Always Home Cam」は世界初の家庭用警備ドローン。より能動的に自宅を警備することが可能です

この記事のコンテンツ:

  • Video Doorbellで有名なRing社
  • 家のなかを自由に飛び回る監視ドローン「Always Home Cam」
  • 映画の世界が現実に

Video Doorbellで有名なRing社

Ring社はVideo Doorbellという製品でアメリカでは有名な企業。

アメリカでは荷物の配達時に不在だと、玄関先にその荷物を置く習慣があるのですが、これを盗む犯罪が後を絶たないのだそう。

Video Doorbellにはカメラとモーションセンサーが搭載。アプリでスマホやタブレットと接続することで、何か動きを検知するとプッシュ通知を行うことができます。これにより、外出先でも通知を受けて映像の確認が可能です。

この製品に目を付けたAmazonが2018年4月12日にRingを買収。現在ではAmazon傘下の企業として活動を行っています。

家のなかを自由に飛び回る監視ドローン「Always Home Cam」

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そんなRingが新たに発表したのが「Always Home Cam」という家庭用監視ドローン。まずはこちらの動画をご覧ください。

異変を感じると飛行を開始

Always Home Camは何か異変を感じると、音を立てながら飛行を開始します。たとえば、外から泥棒が自宅に侵入すると、家のなかを飛び回りその姿を撮影。撮影した映像はスマホのアプリ経由で家主に送られます。

音を立てながらカメラを持つドローンが迫ってくれば、泥棒は恐れをなして逃げ出すかもしれませんね。

決まったコースを飛ぶことも可能

また、異変を感じた時以外にも、飛行ルートをあらかじめ設定して飛ばすことが可能です。これなら定期的に家のなかを見張ることが可能で、より安全性を高めることができるでしょう。

これまでは部屋ごとに監視カメラを置かなくてはいけなかったことに比べると、部屋もすっきりし、管理も楽になりそう。

もともと、顧客から数台の監視カメラを自宅に設置しても家全体が監視できないというフィードバックが多かったことから開発したのだそうです。

Always Home Camには障害物回避技術が搭載されており、経路をさえぎる物体があれば移動的に避けて通るそう。プロペラがむき出しのデザインではないため、万が一何かにぶつかっても安心です。

自宅以外に倉庫などの警備にも役立つかもしれませんね。

ナイトビジョンに対応で夜間でも使える

泥棒が侵入するのは何も明るい昼間だけではありません。このため、Always Home Camにはナイトビジョンに対応したカメラが搭載。夜間であっても不審者の姿を見逃しません。

プライバシーにも配慮

これだけ高機能なドローンだと、持ち主のプライバシーが気になるところ。

Always Home Camは飛行中以外はカメラがオフになる設計。普段の様子を撮影することはありません。また、録音機能もないため、会話なども守られます。

さらに、すべての動画を暗号化されたうえでクラウドに貯蔵するプランも用意されており、安心して使うことができる仕様です。

価格は249ドル

これだけ高機能な製品であればさぞ高いだろうと思いきや、価格は何と250ドル(約26,000円)。思ったよりも安いのではないでしょうか?

もしかすると、使い続けるには毎月お金がかかるような仕組みなのかもしれませんが、それにしても本体が安いのはありがたいですね。

映画の世界が現実に

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このAlways Home Camはまるで映画の世界が現実になったような製品です。ドローンが飛び回り、不審者を撃退するのがもうすぐ現実的になるのが信じられません。

これまでのドローンはどちらかというと産業用あるいは個人の娯楽用でしたが、このような実用的な個人用ドローンがこれからどんどん登場してくるのかもしれません。

Always Home Camは2021年にアメリカで発売予定です。日本での発売はわかりませんが、好評だと世界展開も考えられるかもしれませんね。

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