iedge
  • iedge
ニュース
2020.11.10
2020.11.10

どちらを買うのが正解?低価格化で買いやすくなったHomePod miniとHomePodの違い

記事ライター:ハウザー

アップルは10月14日のイベントで新型スマートスピーカーであるHomePod miniを発表しました。これまで発売されていたHomePodとどう違うのでしょうか?また、どちらを買うのが正解なのかについても考えてみたいと思います。

この記事のコンテンツ:

  • HomePod miniとHomePodの違い
  • 共通機能も多い
  • 音質重視ならHomePod、価格重視ならHomePod mini

HomePod miniとHomePodの違い

まずはHomePod miniとHomePodの違いについて見ていきましょう。違いを表にするとこのようになります。

スペック HomePod mini HomePod
サイズ 84.3 x 97.9mm 172 x 142mm
重さ 345g 2.5kg
チップ S5 A8
スピーカー フルレンジスピーカー + パッシブラジエーター ツイーター x7 + ウーファー
空間認識機能 x
Apple TV 4Kとの連携 x
U1チップ搭載 x
価格(税別) 10,800円 32,800円


それぞれについて詳しくみていきたいと思います。

製品URL:https://www.apple.com/jp/homepod-mini/, https://www.apple.com/jp/homepod-2018/

小型軽量のHomePod mini

まず、サイズと重さが全然違います。HomePodが172 x 142mmなのに対してHomePod miniはその名の通り84.3 x 97.9mmと断然小型。重さも2.5kgに対して345gとかなり軽いです。

したがって、HomePod miniのほうが設置場所の自由度が高く、かつ移動もさせやすいといえます。

ただし、オーディオ機器は一般的にはある程度大きくて重いほうが音質がいいもの。HomePod miniは音質を犠牲にしているともいえるかもしれません。

チップはHomePod miniのほうが新しいけど性能はあまり変わらない?

HomePod miniにはApple S5と呼ばれるチップが搭載されています。これはApple Watch Series 5にも搭載されているチップで、64ビットデュアルコアプロセッサのものです。

これに対してHomePodが搭載しているのはApple A8と呼ばれるチップ。これは、iPhone 6に搭載されているものと同じです。

こう聞くとHomePod miniのほうが性能がよさそうに感じますが、実はA8も同じ64ビットデュアルプロセッサ。どちらも動作周波数は不明ですが、性能が全然違うということはなさそうです。

スピーカーはHomePodのほうが充実

スピーカー構成は圧倒的にHomePodのほうがリッチ。7つのツイーター(高音を担当するスピーカー)と1つのウーファー(低音を担当するスピーカー)を搭載しています。

これに対してHomePod miniはフルレンジスピーカーが1つとパッシブラジエーターが1つのみ。パッシブラジエーターは低音を強調するための受動的なスピーカーなので、実質スピーカーは1つのみです。

音質としてはやはりHomePodのほうが有利といえるでしょう。

空間認識機能とApple TV 4Kとの連携はHomePodのみ

また、空間認識機能とApple TV 4Kとの連携はHomePodのみの機能です。

空間認識は、HomePodが自らマイクを使って室内での位置を感知し、それに合わせて自動的に音を調節する機能。似たような機能はAVアンプなどでもありますが、これを別途マイクを付けずに自動でやってしまうところが素晴らしいです。

Apple TV 4Kとの連携は最近新たに発表された機能。7つのツイーターを利用し、サラウンド再生を可能とします。映画などで活躍しそうですね。

U1チップによる機能はHomePod miniのみ

ここまでの話だとHomePodのほうがすべてにおいてHomePod miniよりも勝っていそうですが、実はHomePod miniにしかない機能があります。

それはU1チップを利用した、同じU1チップを搭載したiPhone(iPhone11以降)との連携。たとえば、端末を近づけるだけで、これまでiPhoneで再生していた音楽をそのままHomePod miniに移行したり、ユーザーの好みに合った曲を再生したりという機能があります。

共通機能も多い

一方、HomePod miniとHomePodには共通機能も数多くあります。

たとえば、どちらにもSiriが搭載されており、音声での検索や調べものなどが可能です。

また、2台合わせればステレオ再生が楽しめたり、マルチ接続で家中で同じサウンドが楽しめたりするのも共通機能。

インターコムという、HomePodやHomePod miniだけでなく、iPhoneやApple Watch、CarPlay等とのメッセージのやり取りができる機能も両方に搭載されています。

関連ニュース

NEW

スマホが水に濡れてしまった場合の対処法

日常生活でよくあるスマホが水に濡れる場面 日常生活の中では、次のような場面でスマホが水に濡れてしまう可能性があります。 水のあるところに落として水没する スマホを水のあるところに落として水没させてしま ...

続きを見る
ニュース 2024.04.18

災害時にスマホやインターネットはどうなる?普段からやっておきたい対策も解説

災害発生直後にインターネットは使える? 大きな災害が発生した直後には、インターネットはどのような状態になるのか見ていきましょう。 スマホのモバイル回線 スマホのモバイル回線がつながるためには、基地局が ...

続きを見る
ニュース 2024.04.11

骨伝導イヤホンとは?普通のイヤホンとの違いやメリット、デメリットを解説

音が聞こえる仕組み 骨伝導イヤホンについて知るには、音が聞こえる仕組みを理解しておく必要があります。 音の正体 音の正体は空気の振動です。また、人間は耳の奥にある蝸牛という渦巻き状の組織で音を感じ取る ...

続きを見る
ニュース 2024.04.04

ポルシェが自動車とスマートホームの連携を狙う

ポルシェは、シュツットガルトに本拠を置くテクノロジー会社home-iXとパートナーシップを結ぶことを発表しました。 home-iXは、元ポルシェ従業員のMehmet ArzimanとHeiko Sch ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

サムスンとADTがスマートホームセキュリティ開発で新たなパートナーシップ締結

サムスンは2日、米国ホームセキュリティ最大手「ADT」とパートナーシップを新たに結んだことを発表。両社は、Samsung SmartThingsプラットフォームとADTの監視サービスを搭載した新しいセ ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

ヒルトンホテルが“スマートルーム”導入へ

9月26〜27日に開催された旅行業界の国際カンファレンス、Skift Global Forumにおいて、ヒルトンホテルのクリストファー・ナセッタCEOが、2018年中に「スマートルーム」を導入予定であ ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.