AmazonのスマートスピーカーであるEchoシリーズの新型が発表となりました。新型のEchoはデザインを一新。球形が特徴的なデザインとなっています。また、自動車で使えるEcho Autoも発売となり、こちらも注目です。
テーマはボール型?Amazonの新型Echoシリーズについて
Amazon Echoシリーズとは?
AmazonのEchoシリーズはAmazonが開発したスマートスピーカー。AIアシスタントのAlexa(アレクサ)が搭載されており、音楽再生、アラームの設定、オーディオブック音再生、天気予報、家電の操作などが可能です。
Amazon Music Unlimitedサービスを行っているAmazonらしく音質にもこだわっており、安価な価格設定のわりに音質のいいコストパフォーマンスが高い製品群となっています。
Echoシリーズは2014年の発売以来何度もリニューアルされてきましたが、今回の新型Echoはデザインを大きく変更。意欲的な新製品となっています。
新型Echoシリーズについて
それではここからは新たに発表されたEchoシリーズの詳細をご紹介します。
Echo(第4世代)
第4世代のEchoは、これまでの円筒形のデザインを廃し、球形のデザインに変わったのが一番の特徴。この球形の中に3インチウーファーと2つの0.8インチツイーターを搭載し、高音から低音までしっかり再生する2-way構成となっています。サイズは144x144x133mmとほぼ球形。カラーは3種類です。
デザインと音質だけでなく機能も向上。これまで上位モデルであるEcho Plusが備えていたZigbee対応のスマートハブ機能と温度センサーを搭載しています。
価格は11,980円。Echo Plusが17,980円だったことを考えると、Echo Plusの機能を取り込んだこともあり、実質値下げといえるかもしれません。
製品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B085G2227B/
Echo DotおよびEcho Dot with Clock(第4世代)
第4世代Echoだけでなく、廉価版であるEcho Dotも球形デザインに変更されました。よりインテリアになじむデザインになったのではないでしょうか。こちらは1.6インチのフルレンジスピーカーを搭載しています。サイズは100x100x89mmとこちらもほぼ球形です。
価格は5,980円で現状維持。比較的最近発売された時計などの表示が可能なEcho Dot with Clockも同じデザインで新型が発表され、こちらは6,980円です。
製品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B084DWX1PV
Echo Show 10(第4世代)
スマートディスプレイであるEcho Show 10も球形をテーマにしたデザインに刷新です。
面白いのは、ディスプレイ部が左右に350度回転するところ。部屋のなかを移動しても、常にディスプレイがユーザーの側を向いてくれます。これまでのテレビ電話では常にディスプレイの正面にいなくてはいけませんでしたが、その常識が変わりますね。
また、外出先から内蔵カメラにアクセスしたときも、ディスプレイ部を左右に動かすことが可能。子どもやペットの様子をより広範囲に確認することができます。
ディスプレイは1280x800ピクセルの10.1インチディスプレイを搭載。スピーカーは1インチツイーターx2と2.5インチウーファーを搭載しています。サイズは251x230x172mmです。
価格はEchoシリーズで最も高い29,980円。さすがにそれなりに高価ですが、それに見合うだけの機能を持ったスマートディスプレイであるといえます。
製品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B084PVV27Z/
Echo Auto
最後はこれまでとは毛色の違うEcho。自動車の中で使えるEcho Autoです。アメリカではすでに発売されていたのですが、日本でもついに発売となりました。
特徴は8つのマイクが搭載されている点。車内はいろいろと騒音がありますが、8つのマイクで効果的にノイズをキャンセルすることで、Alexaによる音声認識が問題なく行えます。手が離せない車内にまさにうってつけのデバイスといえそうです。
Echo Auto自体にはスピーカーはなく、Bluetoothもしくは3.5mmオーディオ出力端子を使って車内のスピーカーに音声を出力する方式。電源はMicro-USBから入力し、シガーソケット対応の車載電アダプタが付属します。
価格は4,980円とリーズナブル。スピーカーが搭載されていないとはいえ、これが一台あれば車内での過ごし方が変わるかもしれません。
新世代のEcho登場でより強力なラインナップに
アメリカではスマートスピーカー利用者の約7割がEchoを使うなど、Echoシリーズはこの分野を支配しているといえます(https://jp.techcrunch.com/2020/02/11/2020-02-10-nearly-70-of-u-s-smart-speaker-owners-use-amazon-echo-devices/)。その中で新たに発表されたEchoシリーズは、デザインのマンネリ化を打破し、さらにラインナップを強力にしたといえるのではないでしょうか。
また、Echo Autoの発売により、日本でもさらにEchoに勢いがつきそうです。
ますますEchoの動向から目が離せませんね。
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