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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.12.16
2019.12.19

【導入前に要確認】スマートハウスを実現するときの価格相場をご紹介

家のあらゆる箇所を「IoT(モノのインターネット)」化し、人間の利便性を向上させる「スマートハウス(スマートホーム)」。IoTへ注目が集まる中、「スマートハウスの家に住んで便利な暮らしを送りたい」という方も、多くいらっしゃるでしょう。

スマートハウスを実現するためにできることはさまざまです。今回は実際にどのくらいするのか価格も含めて、各方法を分かりやすくご紹介していきます。「スマートハウスを実現するには、一体どれくらいの費用が掛かるのか知りたい」という方はぜひご覧ください(表示価格はすべて税別になっています)。

記事ライター:iedge編集部

一からスマートハウスを建築する場合の価格

一からスマートハウスを建築する際は、今から建築する家にハウスメーカーのスマートハウスサービスを導入する方法が考えられます。

例えば「大和ハウス」では、「Daiwa Connect(ダイワコネクト)」と称したスマートハウスサービスを提供しています。自社に住宅建築を依頼した施主に対して提案されるサービスで、初期費用はスマートスピーカーと家電コントローラー込みで数十万程度、追加オプションつきで最高100万円を想定しています。

また「パナソニックホームズ」では、「AI(人工知能)」などを組み合わせた「Home X」というサービスを提供しています。

モデルの一つとして公開されている「カサート アーバン」では、IoTを駆使してエネルギーも効率よく利用できるような仕組みが備わっています。例えば災害が起こりそうなときは蓄電池にエネルギーを貯めて万が一のときに準備をしておくといった行動を、自動化してくれます。またAIが居住者の好みを判断して推測し、先回りしてサービスを提供できるようになっています。

参考価格はエネルギー効率化の仕組みもあるためか高めで、4,000万円ほどになっています。

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後づけする場合の価格

 

家をリフォームするようにスマートホームシステムを後づけする場合の価格

最初からスマートハウスをシステムとして装備するのではなく、後づけする方法もあります。

例えば「ヤマダ電機」では、家をスマートハウス化できるサービス「YAMADAスマートホーム」を提供しています。

IoT機器により使用電気量を可視化したり、家の中の異常をセンサーで探知して通知するといったことが可能になります。他にもスマホ経由での家電遠隔操作や、室内温度の感知なども可能になります。

参考価格は「エネトーク(電気使用量可視化IoT機器)」、「エネトークタッチ(家内部状況を感知して通知するIoT機器)」、「家電リモコン(スマートリモコン)」、「おうち安心サポート(水回りなど日常生活のトラブルに対応してくれるサポートサービス)」つきで初期費用14,800円、月額980円になっています。

また「ウォークマン」などで有名な「ソニー」では、住宅向けIoTサービス「MANOMA」を提供しています。

例えば室内カメラで家内部の様子を外出先からも確認できる他、専用スマホアプリを使ってカメラ経由で会話が可能です。また「スマートタグ」を家族に持ち歩いてもらえれば、在宅状況の確認などもできます。

さらに音声で家電を操作できる「AIホームゲートウェイ」や、家のオートロックなどを実現する「Qrio Lock(キュリオロック)」など、さまざまなIoT機器で利用者の生活をサポートしています。

価格は初期費用なしで、下記のようになっています。

・スタンダードプラン(一部機器が使える)・・・月額3,580円

・トータルプラン(全機器が使える)・・・月額4,980円

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自力で機器を集めて家をスマートハウス化した場合の相場

スマートハウスを実現するには、自力でIoT機器を集めてスマートハウスを実現する方法もあります。この方法ではスマートハウス化に必要な機器を自分で買いそろえ、設定を行い連動できるようにします。

例えば「日立」は、「ぴったりセレクト」というスマート冷蔵庫を発売しています。

専用アプリをダウンロードすると冷蔵庫の各設定を遠隔操作可能になり、庫内の温度変更を行ったり中に入っている食材の経過日数などを表示したりできます。価格は40万円前後です。

また「シャープ」では、人気の「ヘルシオ」シリーズにIoT機能つきモデルを追加しています。

時短レシピ・家の中にある食材でできるレシピなどキーワードを投げかけると、クラウド上からキーワードに適したレシピを探し出し提案してくれます。価格は10万円ほどです。

家電により価格は異なりますが、家全部をスマート家電化すると100万円は越してしまう可能性があります。

「スマートハウスに掛かる費用を安く抑えたい」という場合は、スマートリモコンを利用するとよいでしょう。

スマートリモコンは赤外線対応で、旧式の家電にも情報を送信できます。例えばスマホアプリからスマートリモコンに命令を伝え、対象の機器に情報が送信され命令が実行されます。

スマートリモコン自体の値段はさまざまですが、5,000円以下で購入できるモデルもあります。

これまで見てきたように、参考になる価格はあってもスマートハウス化に掛かる価格相場というのはなかなか決めにくいものです。ぜひ価格も比較しながら、自分に合った方法でスマートハウスを導入できるようにしましょう。

こちらの記事では、スマートハウス(スマートホーム)の導入メリットをはじめ、導入時の注意点、おすすめのスマートホームデバイスなどもご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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