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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.12.09
2019.12.19

オーストラリアに入国したらPixel 4の「モーションセンス」が使えるようになったから試してみたよ

記事ライター:Yuta Tsukaoka

こんにちは、全国のPixel 4ユーザーのみなさん。

まずは、Pixel 4を選んだ慧眼を讃えさせてください。いいスマホ選びましたね!

そして、電波法の都合で目玉機能「モーションセンス」が使えないことにお悔やみ申し上げます。僕もツライです。

が、先日オーストラリアに入国したらモーションセンスが使えるようになったので、使用感をお伝えします!この記事が書けることが嬉しい!

モーションセンスって?

と、その前に「モーションセンス」についてカンタンに解説しましょう。

上の画像は、Pixel 4発売前にGoogle公式がリーク(公式だったら情報公開?)したPixel 4のフロント側のスケルトン画像です。

左から5番目に「Soli radar chip」という耳慣れないモノがあるのに気がついたでしょうか。これこそが「モーションセンス」のキモであり、日本国内で未だに同機能が開放されない理由そのものです。

ここから60Hz帯の電波を発して、スマホ周辺の動き ーー主に手のジェスチャーを読み取ります。この「60Hzの電波」が日本の電波法上、まだ受け入れられないために日本国内では「モーションセンス」が使えません。来年4月を目処に開放される予定のようですが、その頃ってもうPixel 5の発売まで半年を切っています…。

で、何ができるのかと言うと、この動画を見ると分かりやすいでしょう。

この動画のように、顔が近づいてきたことを検知してフェイスアンロックしたり、音楽のスキップ・リバースが出来たりします。また、タイマーアラームの停止と目覚ましのスヌーズも可能です。

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オーストラリアに入国したら…

オーストラリアに入国したら使えた!

すでに解説しているとおり、モーションセンスは電波法の関係で日本では使えません。しかし、いくつかの国では電波法の基準をクリアして使えるんです。そのうちの一つが、オーストラリア。

モーションセンスの設定画面。左が日本国内で、右がオーストラリア入国後。

もしやと思い、設定画面からモーションセンスのページに入ってみると… いつもはツレないボックスが表示されるだけのページが触れるようになってるんですよ!

というわけで、さっそく試してみた動画がこちらです。

右から左に手を動かすとスキップ、逆でリバースしてくれていますね。

「使いどころなくね?」と思う方も多いかもしれませんが、オーストラリアで借りたレンタカーの中ではとっても便利でしたスマホの画面を注視することなく、左手をさっと動かすだけでいいので運転に支障がありません

曲のスキップ・リバースに関して言えば日本で活用の場面は少ないかもしれませんが、クルマ社会のアメリカやオーストラリアなんかでは喜ばれる機能なんでしょうね。

フェイスアンロックが爆速…になった?

この「モーションセンス」はジェスチャー操作だけでなく、フェイスアンロックの高速化にも一役買っていると発表イベントでは語られていました。

見てください、上の自信満々なスライド。「Fastest face unlock with Motion Sense」ですよ。

でもですね… オーストラリアで何百回とフェイスアンロックしましたが「爆速!」という感動を覚えたことは一度もありませんでした。いや、もともとPixel4のフェイスアンロックは速いんです。僕の感覚ではiPhoneよりもかなり速いと感じます。

しかし、モーションセンスのおかげで爆速になったとは実感できませんでした。

もしかすると環境条件や事前の設定など関係あるかもしれませんので、これは4月に日本でも解禁されたら試してみることにしましょう。

もちろん、帰国すればOFFに

もしやこのまま日本でも使えたりして…? という甘い期待はしっかりと挫かれ、成田空港に着陸して日本国内のモバイル通信に接続された瞬間、上のような通知が表示され、僕の短く儚いモーションセンス体験は終了しました。

ジェイルブレイクした上でハックツールを使えば日本国内でもモーションセンスをONにすることはできるはずですが、それはレッキとした犯罪ですので、絶対にやめましょう。

おとなしく来年の4月を待つこととします。

 

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