世の中には2種類の人間がいる。運動が好きと運動嫌いだ。
これを書いているのは、圧倒的な後者です。基本インドアなライフスタイルで、自宅で仕事をしていることもあり、気がつけば3日以上家から一歩も外に出ない日も珍しくありません。
加齢のせいもあるでしょう、最近は目に見えて筋肉の量が落ちてきました。妻からは「脚が細すぎてヤバイよ。そのうち歩けなくなるんじゃないか」とまで言われる始末。
確かに、長い階段を上るときなど、かなり脚が疲れるようになってきました。それなりに危機感があるので、筋トレを始めることにしました。筋トレ、メンタルに良い効果があるとして、流行っているみたいですし。
筋肉を付けるのに、まず思いつくのは腕立て伏せやプランク、スクワットでしょうか。しかし、そうしたシンプルな運動習慣が、これまで身についたことはありません。
ここはやはり、IoT製品に頼ろうと購入したのが、「Activbody Activ5 Fitness System(以下Activ5)」です。筋力を測定する機能を備え、スマホアプリに表示される100種類以上のメニューを通じてトレーニングできるといいます。
「Activ5」実勢価格は1万6800円(税別)。筋トレマシンというと大きな物が想像されますが、Activ5は手の平サイズ。河原の石のようなフォルムです。重量は約283g。
裏側。ロゴがないだけで表と同じです。手などで表裏から圧力を加えることで筋肉の力を測定する仕組みです。
側面に電源ボタン(左)とLED(右)。電源は単4形乾電池で約6ヶ月駆動。USBなどで頻繁に充電する必要はありません。LEDはBluetoothのペアリングなどの確認用です。
折りたたみ式のスマホスタンドも付属しています。
何はともあれ使ってみましょう。「Activ5トレーニングアプリ」(iOS/Android)をインストールします。App Storeでは星4.6個となかなかの高評価です。
アカウントは、名前とメールアドレス、任意のパスワードを入れるだけなので簡単です。FacebookやGoogleのアカウントでも登録できます。
性別、誕生日、身長、体重を入力します。
Appleのヘルスケアとも連携します。
本体の電源ボタンを押してペアリング。
チュートリアルが表されます。
「ワークアウト」は、定番メニューの「Activ5チャレンジ」に加えて、「上半身」「下半身」といった目的に応じたメニューが用意されています。
「強くなる」「引き締まった体になる」「ヨガ/ピラティス」。やる気を呼び起こすような写真です。
「素晴らしい腹筋」「おしりの脂肪を燃やす」「引き締まった脚」
「ヘルシージョイント」「ブーマーズ」「強いままでいたい」。聞き慣れない単語ですが、ヘルシージョイントは、足首や肩などの強さを高めるエクササイズ、ブーマーズはベビーブーマー世代(日本で言う団塊世代)向けのエクササイズです。
「オフィス」「テレビを見ながら」「車/飛行機/列車」「ホテル」といった、場所に応じてできるエクササイズ。
画面下の「エクササイズ」をタップすると、「全身」「肩」「胸部」「二頭筋」「前腕」「コア」など、体の部位ごとのメニューがあります。
早速ワークアウト開始