2019年発表のMacBook Proは3種類!色や特徴、スペックは?
2006年の登場以来、毎年新モデルが発表されてきたMacBook Pro。2019年も5月21日に13インチと15インチ、7月9日に13インチが新たにラインナップに加わりました。
色はシルバーとスペースグレイの2種類で、オプションを除いた基本スペックと特徴は以下の通りです。
発売日 |
2019年5月21日 |
2019年7月9日 |
モニターサイズ |
15.4インチ |
13.3インチ |
Touch Bar |
Touch IDセンサー組み込みのTouch Barを搭載 |
ディスプレイ |
光沢IPS液晶、LEDバックライト
DCI-P3準拠Retinaディスプレイ、True Tone テクノロジー |
GPU |
Radeon Pro 555X / 560X(※)
Intel UHD Graphics 630 |
Intel Iris Plus Graphics 645 / 655 |
CPU |
2.6GHz 6コアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)
12MB共有L3キャッシュ
2.3GHz 8コアIntel Core i9
(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)
16MB共有L3キャッシュ |
1.4GHzクアッドコアIntel Core i5
(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)
2.4GHzクアッドコアIntel Core i5
(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
128MB eDRAM |
SSD |
256GB / 512GB |
128GB / 256GB / 512GB |
メモリ |
16GB
2,400MHz DDR4オンボードメモリ |
8GB
2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ |
サイズ
(H/W/D) |
1.55cm / 34.93cm / 24.07cm |
1.49cm / 30.41cm / 21.24cm |
重量 |
1.83kg |
1.37kg |
バッテリー |
最大10時間 |
キーボード |
第4世代バタフライ構造キーボード |
価格(税別) |
258,800円〜302,800円 |
139,800円〜220,800円 |
※4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切り替え機能を搭載
見たところ、2018年モデルと比べて、カメラ、メモリ、GPU、SSD、そして思わず見とれてしまうほど鮮やかなRetinaディスプレイなどには、特に大きな変化は見られません。
一方で、キーボードが第3世代から第4世代に進化しています。スイッチの素材が改良されたことにより、第3世代よりもキーの安定性や静粛性が向上しています。
また、特に注目したいのが15インチのCPU「2.3GHz 8コアIntel Core i9」です。Appleとして初となる「8コア」搭載のMacBook Proが登場したのです。
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「8コア」搭載のMacBook Proの特徴
8コア搭載の15インチMacBook Pro、その特徴は?
コアは、さまざまな処理を担う基幹部分です。そのため、コア数が多くなるということは、それだけ一度に処理できる作業が増えることを意味します。つまり、利用する私たちからすれば「動作が速い」と感じるようになるわけです。
前モデルおよび2019年モデルの13インチMacBook Proは4(クアッド)コア〜6コアでしたから、単純計算で4コアの2倍、6コアの約1.3倍(Appleは40%向上としています)に処理速度がアップしたことになります。
MacBook Proはもともと、デザインや写真・動画編集、音楽制作、ソフトウェア開発など、プロフェッショナル向けのハイエンドモデルとして開発されましたので、MacBook Proを使っている多くの方がそうした職に就いている方々です。
そんな8コアのMacBook Proの特徴を見てみましょう。
例えば、音楽制作で言えば「同時に再生できるマルチトラック数の大幅な増加」、映像制作で言えば「4Kビデオのマルチカムストリームが最大11本同時編集可能」となります。
また、写真の編集なら「Photoshop使用時の複雑な編集なども従来比・最大75%高速化」、3Dデザインなら「Maya Arnoldの処理速度が最大2倍、描画時間が大幅に短縮」といった具合です。
上記は一例ですが、このように2019年発表の8コア搭載MacBook Proは、まさに世界最高峰のノートブックになったと言えるでしょう。
もちろん、プロフェッショナルな作業をしないという方でも、「動作が速い」「画像が鮮やか」「多機能性が魅力」など、さまざまな理由でMacBook Proを手にする方は多いです。
13インチMacBook Proもあなどれない!その特徴は?
8コア搭載の15インチMacBook Proが注目を浴びていますが、13インチだって負けてはいません。
処理能力という点では確かに劣りますが、それでも他のノートブックよりおすすめしたい理由があります。
前モデルで「4コアCore i5 2.3GHz(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)」だったCPUが、「4コアCore i5 2.4GHz(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)」に進化しています。
Turbo BoostはインテルのCPUに組み込まれていて、動作環境や処理内容などにより、自動的に判断して高速に作動させることができる機能です。複数の作業が重なったり、複雑な計算が生じたりしたとき、高速処理を実現してくれます。
そのほか、ディスプレイやストレージ、Touch Barやキーボードといったスペックは15インチとほぼ変わりません。「普段使い」するだけなら、13インチMacBook Proでも十分すぎるほどのスペックを備えています。
そのうえ、値段も15インチと比べてリーズナブルですから、まさにMacBook Proの入門編、初めてAppleのノートブックを検討しているという方に最適です。
まとめ
MacBook Pro2019年モデルの特徴やスペック、8コアについての説明や、13インチがおすすめの理由など、ポイントを絞って解説してきました。
まだまだ、お伝えしたいことは山ほどあるのですが、MacBook Pro2019年モデルは、ネットサーフィンやテキストベースの執筆が主な使用方法である方から、音楽制作・映像編集・ソフトウェア開発といったプロフェッショナルな利用を想定している方まで、すべての方におすすめしたいマシンです。
2018年以前のモデルや、MacBookについてもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。