150万円握りしめて集まれ！ ハイテクな引きこもりベッドが発売予定

趣味と実益を兼ねた日課であるニュースサイト巡りの最中、とんでもないものに出くわしたので、今、勢いで記事を書いている。

その記事がこちら。CNNが2019年8月17日に配信したものだ。

Cancel all engagements -- a bed made for box-set binges is coming your way

あらゆる予定をキャンセルしよう ――動画を楽しみまくるためのベッドがやってくる

For fans of Netflix and chill, the perfect bed is coming your way.
Ideal for box set binges, the "second generation smart-bed" designed by Italian architect Fabio Vinella and furniture brand Hi-Interiors comes with an HD projector and 70-inch theater screen, built-in sound system and invisible speakers.

ネットフリックスを見てゴロゴロするのが好きな君たちに、最高のベッドが登場。
イタリアの建築家、ファビオビネラと家具ブランドのハイ・インテリアが設計した「第二世代スマートベッド」は、70インチのHDプロジェクターとスクリーンを搭載。さらにビルトインサウンドシステムとスピーカーまで用意されている。

引用元：https://edition.cnn.com/style/article/netflix-space-bed-intl-scli/index.html ※翻訳は筆者によるもの

あとに続く記事も合わせて要約すると、この第2世代スマートベッド「HiBed」は、以下のような機能が搭載されている。

画像引用元：https://edition.cnn.com/style/article/netflix-space-bed-intl-scli/index.html

・調光可能な照明搭載
・（角度を？）調整可能なマットレス
・伝導遮光カーテン
・音声コントロール
・Wi-Fi接続
・生体認証モニターによる温度の自動調整
・体重など健康情報の検知

記事だけでは分かりにくい部分もあるが、要するに以前の記事でも紹介した「スマートマットレス」にプロジェクターと音響機器を組み込んだ製品のようだ。

画像引用元：https://edition.cnn.com/style/article/netflix-space-bed-intl-scli/index.html

ちなみに、価格は「少なくとも13,800ドル（約148万円）」で、来年発売予定。
70インチのテレビ、スマートマットレス、そして音響機器を別々で買うよりは…もしかすると安いかもしれない。
（日本国内で購入できるかどうかは不明）

なお、記事内では「音声コントロール」に使われるAIアシスタントの詳細には触れられていなかった。

どうせゴロゴロするならこんなところで

ちなみに、このハイ・インテリアはスマートマットレス製品をいくつか発売しており、記事で紹介された「HiBed」は、なんと低価格モデルだ。
フラッグシップモデルは「HiCan」（Canは、おそらくCanopy＝天蓋の略）。
ハイ・インテリアの公式サイトによると、価格は36,000ユーロ（約426万円）から。

画像引用元：https://www.hi-interiors.com/hi-can/

基本機能はHiBedと似ているが、より「個室感」が強く、たとえばオフィスのような公共空間にも置けることが売りのようだ。
サイトにはプランニングツールも用意されていて、試しにフルスペックで構成してみると、51,000ユーロ（約603万円）だった。まさに夢のベッドである。

画像引用元：https://playcanv.as/p/P9U1vyB1/

このシリーズは、単に動画を見ながらゴロゴロするためだけのものではない。
ベッドの上で寝ている人物の動きやイビキを検知して、適切な起床時間やマクラの高さを自動調整してくれる機能も搭載されている。

お盆休みに思う存分ゴロゴロしたという読者も、お金に余裕があるならこんな製品を使ってみるのはどうだろう。
自堕落な生活が健康に繋がり、そのうえ最高の画質と音響でNetflixを見られるなんて…夢のようではないか。