iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.08.13
2019.12.04

IoTのECサイト「+Style(プラススタイル)」売れ筋アイテムベスト10

記事ライター:Satoru Oguchi

国内外のIoT製品を数多く販売しているECサイト「+Style(プラススタイル)」https://plusstyle.jp/
2016年3月にスタートし、これまで累計200以上の製品を取り扱ってきたそうです。

IoT製品は小ロット多品種で、かなり多くの製品があふれている状況です。
どんな製品が本命になるのかわからないので、プラススタイルでも多くのアイテムを取り扱うようになったそうです。実際にはどんなアイテムが人気なのか、2019年上半期のランキング(金額ベース)を教えてもらいました

※編集部注:記事内の価格や製品情報は取材時のものです。

プラススタイル株式会社プロダクトプランニングユニットの石川俊司ディレクター(左)、大道伸シニアマネージャー(右)

 

10位 「Scentee Machina Quattro (センティ マキナ クアトロ)」

9万9058円(フレグランスボトル4本を付属したセット)

AI技術を備えたアロマディフューザー。アプリから香りの変更、強さ調整、タイマー設定がコントロールできる。またAIが使用履歴からお気に入りの香りを分析する。これは4つの香りをセットできる上位モデルがもっとも売れているという。専用のフレグランスボトルは全12種類。

大道さん「IoT対応のアロマディフューザーは、グローバルでも増えてきている注目のジャンルです」

9位 「PAPER TORCH(ペーパートーチ)」

1万800円

デザインオフィスのnendo、印刷用紙の竹尾、東京大学発のベンチャー企業エレファンテックが共同開発した懐中電灯。
選挙の投票用紙に使われるユポ紙の両面に導電性インクで電子回路が印刷されており、巻くことで回路がつながりLEDが点灯する。紙をゆるく巻けば光は弱く、きつく巻けば光は強く光る。

8位 「MIRO-5」(マイロファイブ)

6万4800円

本物の魚のように体をくねらせて泳ぐロボットフィッシュ。4つのセンサーで障害物を避けながら、自動遊泳アルゴリズムにより魚のように上昇下降するほか、スマホやタブレットから直接操作も可能。

石川さん「話題性があり、発売直後に売れました。この製品は見て楽しむものですが、技術自体は産業用の水中ロボットへの応用も見据えて開発されたものです。スクリューを用いると水が濁ってしまいますが、魚のように泳ぐことで水を濁らせず水中を撮影することが可能になります

 

 

7位 「Glance Clock(グランスクロック)」

2万6784円

スマホと連動し、文字盤に情報を表示する壁掛け時計。
日付や曜日、カレンダー(Googleカレンダー、Appleカレンダーに対応)、タイマー、天気などの表示ができる。IFTTT(イフト)とも連携し、さらに多くの情報表示にも対応。

6位 「Palm Phone」(パームフォン)

4万4800円

クレジットカードとほぼ同じサイズの超小型スマートフォン。ディスプレイは3.3インチHD液晶、OSはAndroid。インとアウトカメラを搭載し、顔認証や防水・防塵性能も持つ。

大道さん「スマホが大型化する中、こうしたコンパクトな電話機に対するニーズも確実に存在しています

 次ページ >
注目の上位5製品!

5位 「Cubinote PRO (キュービーノート プロ)」

2万2464円

スマホやPCからテキストや写真、Web画面などを感熱紙に印刷できる小型プリンター。
用紙には糊が付いており、付箋として色々な場所に貼り付けられる。通信方式はBluetoothに加えてWi-Fiに対応しているので、外出先からでも印刷が可能。

4位 「evaCHILL(エヴァチル)」

1万4904円

卓上に置けるコンパクトな空調家電。タンク内の水を気化させて空気を冷却・加湿、フィルターによる空気清浄を行う。給電はUSB(端子はType-C)なので、モバイルバッテリーでも使用可能。初代モデルはIoT対応だったが、この2世代目はIoT機能を省き小型化と低価格化を実現した。

3位 「+Style スマートロボット掃除機」

9980円

Wi-Fiを内蔵し、アプリから操作可能なロボット掃除機。
現在、特別価格の9980円で販売中。プラススタイルのオリジナル商品。同梱の水タンクユニットを用いることで、水拭き掃除も可能。最大稼働時間は最大120分と十分で、スマートスピードからの操作にも対応している。

2位 「スマート・ペットハウス・コージー」

3万2400円

温度と湿度をモニターするセンサーと低消費電力の冷暖房を内蔵、スマートフォンから快適な温度に設定できるペットハウス。赤外線センサーによりペットが中にいる時間も記録される。ペットの健康を気遣う飼い主さんには刺さるアイテムではないだろうか。

大道さん「ペットテックはこれまで、あまり売れなかったのですが、この製品はまれに見る反応の良さです」

1位 「ORII(オリー)」

2万5704円

指輪型のスマートデバイス。骨伝導により、指を耳に当てるだけで電話をかけたり、Siriなどの音声アシスタントを操作可能。
防滴なので、装着したまま手を洗うこともできる。稼動時間は待ち受け48時間、通話1.5時間。

※この商品の詳しいレビューは後日iedgeにて行う予定です。

番外 「Punkt. (プンクト) MP02 4G Mobile Phone」

4万4064円

8月の発売前に予約注文が殺到した、通話とSMSに特化したシンプルでスタイリッシュな電話機。LTEに対応した日本仕様となって登場した。

Blackberryの強固なセキュリティを採用していることも特長で、プレミアムフォンとして世界中にファンが多い。テザリングにも対応しているので、モバイルWi-Fiルータとしても使用できる。

まとめ

さて、ランキングからどんな傾向が掴めるでしょうか。

割とバラバラな気がしますが、通話専用の電話機や情報を表示する壁掛け時計、骨伝導の指輪型スマートデバイスなど、スマホの画面ばかり見てしまうことを軽減するようなアイテムが多くランクインしています

IoTといえば、多くの製品でスマホからの操作が前提となっていますが、今後はさらにスマホに頼らなくても生活を豊かにできるような方向性に進むのではないかと思わされます。

 

関連記事

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

トラックボールとは?知れば知るほど根強い愛用者がいる理由がわかる!

パソコンでカーソルを操作するデバイスは、マウスだけではありません。トラックボールというデバイスがあります。多くの人が使っているわけではありませんが、根強いファンがいます。人によっては、トラックボールが ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.08.24

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.