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敏感肌用のシェーバー、フィリップス「シェーバーS7000 スマート」。皮膚科医と共同開発した専用アプリは、ユーザーの使い方のクセを可視化し、シェービングを最適化する機能を備えています。
専用アプリ「フィリップスメンズグルーミング」。iOS、Androidに対応。
ログインはFacebookアカウントからも可能。もしくは電話番号かメールアドレスでアカウントを作成する。
本体と接続する前に、メッセンジャーのような画面で、自分のシェービングについて答えていく。
画面の指示に従ってペアリングする。この操作は初回だけでOK。シェーバー本体とスマホが近くにあれば、自動的にデータが同期される。
このアプリのメインの機能といっていいのは、シェービングテクニックを分析して記録する「ガイド付きシェービング」。ホーム画面の上部中央にあるヘッドのマークをタップするか、「マイシェービング」から「ガイド付きシェービングを試す」を選択する。
シェーバーのモードは、XS(超敏感肌)、S(敏感肌)、N(普通肌)の3種類が用意されており、肌に合わせて選択できる。シェーバー本体の電池残量もここでわかる。
「シェービングを開始」をタップし、シェーバー本体の電源を入れて使用すると、本体の動かし方がリアルタイムに表示される。細かく円を描くように使うと、メーターが緑色の方に、動かし方が甘いとオレンジ色の方に振れる。動かし方が遅くなったときに振動で知らせる設定も可能。
シェービングを終了すると、シェービング時間とテクニック(数値が大きいほど効果的にシェービングできたとされる)が表示される。
日ごとの結果がグラフ表示される。白色が「効果的なシェービング」、オレンジが「効果が薄いシェービング」の時間を表している。効果的にシェービングすれば、全体の時間と関係なく良い結果が得られる。
「シェービング履歴」。スマホでアプリを開いていない状態、ペアリングされていない状態でシェーバーを使っても、後からデータは自動転送される。アプリを見ながらではシェービングに集中できない、という人も後から自分のシェービングを分析できる。
肌の状態を記録し、改善のためのアドバイスが得られる「シェービングプログラム」。赤み、埋もれ毛、ニキビ、乾燥・つっぱり、切り傷などのメニューが用意されている。
「シェービングプログラム」を使用するには、「評価」で今の肌の状態を答えて送信する。
肌の状態がグラフとして表示される。アドバイスやヒントもこの画面で得られる。
シェービングのログを残す意味
アプリ対応で何が変わったかといえば、これまで漫然と行っていたシェービングが、より意識的になったことです。行為に集中するようになり、その結果より短い時間でしっかりとヒゲが剃れるようになりました。「ガイド付きシェービング」をある程度使えば、自分なりに効率よいシェービングのスタイルができるはずです。
さらに、肌の状態を記録することは、体組成計で健康や体型を維持するように、肌だけでなく、生活の改善にも役立ちそうです。肌の状態は、食生活や睡眠、ストレスなどによって変化し、その関連が発見できる可能性があるからです。
もちろん、アプリを頻繁に開くのは面倒くさいと思う人は、普段はシェーバー単体で使用しても問題ありません。