2019年6月12日の発売解禁に合わせて公式サイトでポチった「Google Nest Hub」が届いた。
前編では開封とセットアップのレビューを行ったが、後編では実際に使ってみてのファースト・インプレッションをお届けしよう。
デジタルフォトフレームとして最高水準
まず注目したいのは、デジタルフォトフレームとして最高水準の製品であるということだ。
Google Nest Hubのディスプレイは、デフォルトでGoogle提供のフォトギャラリーが表示されている。ここはChrome Castデバイスと同じだが、Googleフォトを利用した写真のスライドショーがなかなか素晴らしい。
左が背景モードの選択画面、右が「Googleフォト」を選ぶと表示される画面だ。
お気に入りにした写真とアルバムが表示されているが、一番上の段に「Select family & friends」と「Recent highlights」という表示があるのがわかるだろうか。
「Select family & friends」を選んだあとの画面が、これ(右)だ。
Googleフォトには、自動で同じ顔の人物をまとめる機能があるが、それを利用して自動でスライドショーを生成することができるのである。
たとえば、私と妻の顔にチェックを入れておけば、私と妻のどちらか・または両方が写っている写真だけでスライドショーを生成してくれる。
もちろん、表示したくない写真はセレクトから外すこともできるので安心だ。
リビングや寝室、ダイニングといった家族にとってのパブリックな空間に置くことを考えると、これは素晴らしい機能だろう。また、このスライドショーは写真が追加されると自動で生成し直してくれるので、複雑な操作なしに「とにかく撮っておけばスライドショーになる」という気軽さもある。
たとえば離れて暮らす両親にGoogle Nest Hubをプレゼントして、孫の写った写真が自動で追加されていくデジタルフォトフレームとして使うことも考えられるだろう。
そういった機能をもった専用機はいくつかのメーカーから出ているが、この自動スライドショー機能、そしてスマートスピーカーとしての機能を考えればGoogle Nest Hubが一段上だろう。
もちろん、Google Nest Hubで表示するために新たなアルバムを作ってそれを指定することもできる。
そのアルバムを家族間で共有して、各自が自由に写真を追加できるようにしくことも可能だ。
スマート家電との連携でより優秀に