あたらしいEchoシリーズ、どれを買う?
あなたの家にはAmazon Echoがあるだろうか?
私の家には、Echo DotとEcho Spot、そしてEchoが各1台の計3台あり、それぞれキッチン、リビング、仕事部屋に置かれている。それ以外にGoogle HomeとGoogle Home miniもあるので全部で5台のスマートスピーカーがあるが、まぁこれは仕事柄、仕方がない。
とは言え、これから「New Echo Plus」と「Echo Show」を買うつもりでいることは妻に話せないでいる。二人暮らしの家に7台のスマートスピーカーはさすがにやりすぎだし、妻もそろそろ飽き飽きしているからだ。
我が家が特殊な環境にあることは置いておいても、読者諸賢にも「New Echo Plus」と「Echo Show」だけはおすすめしたい。
Plusの方は標準ラインのEchoより6,000円高いし、Showは同じく画面付きのSpotと比べて7,500円高い。それでも、この2機種は「買い」である。
(画像引用:Amazon.co.jp)https://www.amazon.co.jp/b/ref=nav__kel?ie=UTF8&node=5364343051
なぜなら、この2機種だけが「Zigbee」に対応しているからだ。
スマートホームを目指すなら「Zigbee」対応は無視できない
(画像引用:https://www.zigbee.org/)
Zigbeeという通信規格の名前に聞き覚えのある読者は多くないと思う。もしこの名前を知っているのならここから先はもう読む必要がないというくらいマニアックな規格である。
Bluetoothの影に隠れて日の目を見てこなかったZigbeeはスマートホーム時代が到来して一気に脚光を浴びた。Bluetoothと同じ短距離無線通信規格なのだが、低電力 ――単3乾電池2つで2年駆動するとされている―― で、モジュールが小さく、安価な上に、同時接続を得意とする。
これらの特徴を考えればスマートホームに適していることがわかるだろう。
電球のような小さい機器に組み込むことができるし、ドアセンサーや人感センサーのような無電源環境下でもボタン電池で稼働する。そして、家中にちらばったZigbeeデバイスを一括管理できるのだ。
実際、PHILIPSのHueシリーズやIKEAのTRÅDFRI(トロードフリ)シリーズを始めとしたスマートホームデバイスの多くがこのZigbee規格を採用している。
そこで「New Echo Plus」と「Echo Show」だ。
この2機種はZigbeeゲートウェイ(複数のZigbeeデバイスを束ねて集中管理する仕組み)を備えているため、新たにゲートウェイを購入する必要がないのである。
さきほどPlusはEchoよりも6,000円高いと書いたが、PHILIPS Hueのゲートウェイ(ブリッジという名前で販売されている)はAmazonで7,000円を超えている(執筆時点)。これだけでお買い得なのがわかるだろう。
スマート電球だけ買ってくればすぐに自宅にIoT照明を導入できるというわけだ。
結論:どちらを買うべき?