もはや「またか」という感すらあるAmazonのタイムセール祭りの影で、Echoの画面付きシリーズに「Echo Show 5」が追加された。
画面付きのEchoには10インチの「Echo Show」と、対角64mm(約2.5インチ)の円形ディスプレイを備えた「Echo Spot」があるが、そこへ5.5インチの「Echo Show 5」が追加された形だ。
発売予定日は6月26日、価格は1万円を切る9,980円(通常配送料無料)に設定されている。
10インチのEcho Showは27,980円なので、かなり格安だ。
ちなみに、私も愛用中の「Echo Spot」は、製品ページは残っているものの「Echo & Alexa」の一覧からは姿を消しているので、今後は画面付きEchoの低価格製品は「Echo Show 5」に集約されるものと思われる。
5.5インチというと、最近のハイエンドスマホよりも一回り小さな画面サイズになるが… さぁ、どこに置いてどう使うのか考えてみよう。
もちろん私は予約した。
手作りモックアップで検証!
というわけで、「Echo Show 5」の製品ページに書かれたサイズ表記から段ボールで簡単なモックを作ってみた。画面の傾きなどは実際の製品と違っていると思うが、画面サイズはきちんと再現してある(対角139.7mm)。
これを、家のいろいろな場所に置いてどこで使うのが適切か考えてみよう。
まずはダイニングテーブル
我が家のダイニングテーブルは、微妙にテレビを見にくい位置にあり、朝、夫婦で朝食を摂るときに「Echo Show 5」でニュース動画でも流しておくことができれば便利かなと思って置いてみた。
が、結果はこの通り。小さすぎる。
私の使っているスマホ(Pixel 3)よりも一回り小さいのだから、理屈ではそうだろうと分かっていたが実際に置いてみると思った以上に小さく感じる。画面を横から見なくてはいけないのも、小さい画面には不利だ。
この使い方は、「ナシ」のようだ。
続いて、寝室
いま使っている目覚まし時計とほぼサイズが同じで、これは馴染みそうである。動画を見るという用途を捨てるなら、寝室に置くのは「アリ」だろう。
また、「Echo Show 5」にはアラームが鳴る15分前から画面が明るくなる機能がついており、快適な起床を手伝ってくれる。
Pixel 3でも別売のPixel Standと合わせて使うことで利用できる機能だが、寝室にはPixel Standを置いていないので役に立ってくれそうだ。
では、キッチンではどうだろう
我が家では私が料理担当なのだが、キッチンに立っているときにふと生まれる空白の時間に動画を見れたら楽しいだろう。このくらい近い距離で見るなら、このサイズでもいいかもしれない。
また、キッチンには時計がなかったのでちょうどいい。これも「アリ」だ。
最後に、書斎
私の仕事部屋だが、iMac(27インチ)の下に置くのにちょうどいいサイズ感だ。
しかし、写真にも写っているようにすでに「Echo Spot」を持っているので、ここには不要だろう。
というわけで、私の家では寝室かキッチンに置くことに決めた。
「置き時計として使ってね」というサイズと機能
総合してみると、「Echo Show 5」は置き時計として使うことが想定されたデバイスである。
サイズ感もそうだし、10インチの「Echo Show」と比べてスピーカーがダウングレードされていることからも、明らかだ。
また、製品ページからも、そのメッセージは読み取れる。「アラームの15分前から画面を明るくする機能」が付与されていることだけではなく、10インチの「Echo Show」の製品ページにあるPVではニュース動画を「Echo Show」で見ているシーンが紹介されるが「Echo Show 5」にはそれもない。
置き時計として見ると1万円は高いようだが、ホームコントロールができて(10インチ版にあるハブ機能は搭載されていないので注意)、簡単な質問にも答えてくれて、小さいながら動画を見ることもできるとなれば、買いではないだろうか。
6月26日が楽しみだ。