Nikeは、AR新機能「Nike Fit」を公式の「Nikeアプリ」にて提供開始すると発表しました。「Nike Fit」は、ARで足のサイズを測る機能で、ユーザーは、自分の足にジャストフィットしたシューズを探せるようになります。
Nikeによると、本来、足の長さと幅だけではサイズの合ったシューズを見つけることは大変難しく、現在、購入者の6割が間違ったサイズの靴を履いており、また、間違ったサイズを買ってしまった人は北アメリカだけで年間50万人にものぼるそうです。そのような間違いを解消し、自分に合った靴を見つけるために開発されたのが、「Nike Fit」です。
2019年7月からアメリカで利用開始され、ヨーロッパでは2019年の後半に開始予定。日本でのサービス開始は未定です。
「Nike Fit」では、AI、データサイエンス、コンピュータビジョン機械学習などを組み合わせたスキャン技術が導入されており、わずか数秒の計測で両足の各13カ所のデータを取得します。このデータを用いてシューズの種類に合わせ、例えばランニング用シューズはぴったりなサイズを、日常用シューズならサイズゆるめをと勧めてくれる点がとても優れています。
取得したデータは、ナイキプラスにプロフィール保存され、アプリ経由のオンラインショッピングに最適化されるため、データは今後のショッピングにも利用できます。また、店頭ではQRコードを用いて店員にサイズを伝えることが可能です。
また、アプリの所有者以外の計測も可能なので、知人へシューズをプレゼントする際にもゲスト利用できます。
(画像引用:https://news.nike.com/news/nike-fit-digital-foot-measurement-toolent)