電気自動車会社であるTeslaのCEOイーロン・マスク氏のツイートによると、Tesla は、2019年秋に米国にて、「Enhanced Summon」を提供開始します。2018年10月時点では、6週間以内に提供開始すると言われていた機能でしたが、規制当局の承認がおりず、2019年秋にやっと提供開始になる予定とのことです。
「Enhanced Summon」とは、Tesla車が搭載している自動車庫出し入れ機能「Summon」を拡張したもので、EVのEnhanced AutopilotもしくはFull Seil-Drivingオプションに含まれます。
従来の「Summon」では、目の前の駐車スペースに自動で駐車することのみ可能でしたが、「Enhanced Summon」では、スマホの対応アプリのボタンを押し続けるだけで、駐車場の空きスペースに自動で駐車したり、自分(オーナー)のところまで車を呼び寄せることができます。
今回提供される「Enhanced Summon」は、まだベータモードであり、機能が使用できる車とオーナーの距離が約50m以下と制限されています。また、機能の起動時の車の走行速度は非常にゆっくりとしているため、オーナー自身で駐車したり、車まで自分が歩み寄った方が早い場合があります。
さらに、公共の道路での使用を目的としていないため、駐車場内や車道で使用し、機能を使用しているあいだずっとオーナーは車とその周囲に注意深く気を配らなければなりません。
今後も「Enhanced Summon」の機能変更の可能性は大いにあり、機能拡張・改善も行われていくでしょう。日本でいつ利用できるようになるかは不明ですが、今回の「Enhanced Summon」の機能が、Teslaオーナーにとって大きな進歩であることは確かです。
(画像引用:http://www.fredzone.org/la-fonctionnalite-enhanced-summon-sera-tres-prochainement-disponible-aux-clients-americains-de-tesla-496)